エイプリル 公演情報 エイプリル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    少しわかりにくさが勝ってたか
    例え守られてたとしても、反対側の感情までは防げないと、因果応報といった感じか。ただ今回はエグられる感より、関係性や物語の展開のわかりにくさが勝ってたかな。ある部分は先取りした内容でもあったが。

  • 満足度★★★★

    イヤーな感覚に包まれる一方で面白い
    最近ニュースとなった出来事に似たいくつかのことに導かれ、少年法や未成年の実名報道に関する社会派…かと思いきや“薮の中”的事態の真相が二転三転してサスペンス要素が強まり、“ある集団”が蠢きだしてからはボディスナッチャー的なホラーの味わいも…。
    (主人公が)信じていた事柄や人が次々に変容して行くので(観客に)自分が立っている地面がゆるんで立っていられなくなるような不安感を抱かせるのだろうか。観ていてイヤーな感覚に包まれるのだが、その一方で面白い。
    また、異なる空間の出来事を融合させて見せるお馴染みの手法も健在で、これが効果的。
    あと、取材相手の語る話の再現シーンに聞き手が入り込んでいるという「千年女優」的な場面もあって、これもまた愉しい。
    そんな見せ方の工夫と、物語に没入し主人公に感情移入しながらもやはり第三者的立場の観客であるという心の片隅にある安心感によって面白く感じられるのかもなぁ。

  • 満足度★★★★★

    狂気から逃れられない怖さ
    なぜかマゾヒズムが刺激され、今回も胸糞悪くなるのを承知で見に行ってしまいました。角角の狂気は現実世界の狂気と競争していて、どちらかというと後者のほうが勝っていそうなところが、いかんともしがたく怖い。

    ネタバレBOX

    自然発生的にゆるく集団化したっぽい犯罪集団、被害者弔いの会の存在が超不気味。
  • 満足度★★★★

    遠いところ
    真相を知りたかったのですが、どんどん遠いところに膨らんでいきました。

    ネタバレBOX

    猫が殺される事件があって、弁当に毒が盛られる事件があって、女子高生みつばの部屋で友人の女子高生理恵が死ぬ事件があって、記者がみつばの名前や家族を公表して、みつばが殺したのではないことが明らかになるまでほんの数分の出来事でした。

    みつばの家にたむろする若い男は川崎市中学生殺人事件の犯人のようで、最近の未成年者が起こした事件総出でしたが、現実の動きをおさらいするのが本意ではないという意志がはっきりと見受けられました。

    というわけで、あとの二時間弱は、みつばが手を下さなかったとしてもやっぱりみつばが事件や自殺を教唆したのか、理恵が主導したのか謎が深まっていき面白くなりそうな気配でしたが、その後、こうした未成年者による事件で悔しい思いをしている人たちが作った被害者弔いの会なる闇の組織が登場して、恨みを晴らしたり、事前に不良を殺したりし、しかもそれこそ国民のほとんどがこの組織に加入しているかのような状況に、次第になんじゃそれになりました。

    人間だけでなく猫の恨みもあったのか、いしださんが猫のように四つん這いで階段を下りていました。

    話は藪の中になりましたが、雑誌の編集長がばら撒いたA4の紙があまりにも高いところまで上がるので、紙の端にちょっと重しでもつけているのかと思いながらも驚きながら感心して見ていました。
  • 出口なし
    出口なしの悪夢を見せられている感じ。

    悪夢のまま終わってしまった。なんやらわからないけど いやな夢だった。そんな感じ。

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