満足度★★★
少しわかりにくさが勝ってたか
例え守られてたとしても、反対側の感情までは防げないと、因果応報といった感じか。ただ今回はエグられる感より、関係性や物語の展開のわかりにくさが勝ってたかな。ある部分は先取りした内容でもあったが。
満足度★★★★
イヤーな感覚に包まれる一方で面白い
最近ニュースとなった出来事に似たいくつかのことに導かれ、少年法や未成年の実名報道に関する社会派…かと思いきや“薮の中”的事態の真相が二転三転してサスペンス要素が強まり、“ある集団”が蠢きだしてからはボディスナッチャー的なホラーの味わいも…。
(主人公が)信じていた事柄や人が次々に変容して行くので(観客に)自分が立っている地面がゆるんで立っていられなくなるような不安感を抱かせるのだろうか。観ていてイヤーな感覚に包まれるのだが、その一方で面白い。
また、異なる空間の出来事を融合させて見せるお馴染みの手法も健在で、これが効果的。
あと、取材相手の語る話の再現シーンに聞き手が入り込んでいるという「千年女優」的な場面もあって、これもまた愉しい。
そんな見せ方の工夫と、物語に没入し主人公に感情移入しながらもやはり第三者的立場の観客であるという心の片隅にある安心感によって面白く感じられるのかもなぁ。
満足度★★★★★
狂気から逃れられない怖さ
なぜかマゾヒズムが刺激され、今回も胸糞悪くなるのを承知で見に行ってしまいました。角角の狂気は現実世界の狂気と競争していて、どちらかというと後者のほうが勝っていそうなところが、いかんともしがたく怖い。