ここにいたのにいなくなる 公演情報 ここにいたのにいなくなる」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 90分にして。
    劇場というよりギャラリースペース。出入り口のある面がガラス張りになっていて、客席はその対面側に。つまり上演中に背景として屋外が見えています。芝居と何の関係もなく通り過ぎる人や車。たまに『これ、何やってんの?』とこちらを覗き込んで来る人も(笑)。それはある意味、生きた時間を感じられました。
    内容としては芸術家の集まる場所の話。居やすい場所に留まるのは自分の殻に閉じ篭もるのと同じなんだろうか?とか。上演時間110分。何故90分を希望するかは以下に。

    ネタバレBOX

    まず5人芝居の静かな芝居なので長時間は保てないという観点。そして、終盤の20分くらいの場面が個人的に大嫌いだったのです。そこまでは割かし好きで、今度この団体でやるらしいワークショップへの興味も沸いていました。なのに、です。一度全員がその場所からいなくなる場面があったので、それで物語を完結させても良かったはず。でも更に数年後の場面があって、それが蛇足に思えた。一度その場を離れた人間が特に理由もなく戻ってきてしまっているし、伏線のなかった二人が結婚して子供を儲けている。そして虐待しているらしい妻を、夫が『お前死んでくれよ』と責め立てて見限る。テイストが変わった気がしました。『殺す』とか言っちゃってるし、言葉の使い方に嫌悪感を覚えました。そもそも二人がそうなる経緯を見せていないので、どちらにも心境を寄せる事が出来ませんでした。残念だなー。あそこまでは好きだったのになー。

    -追記-
    結婚の話がそれ以前に出ていたのでは?という御指摘を頂きました。ちょっと余所見をしていた自覚があるので、その時に見逃してしまったのかもしれません。自分の不注意で偏ったコメントになっているだろうと思いますので、読まれた方は信用度合いを低めに御考慮くださいませ。
  • 満足度★★★

    不思議な時間軸
    「HIGURE 17/15 cas 」って所初めて行ったんだが。
    いやー普段行っている下北あたりの劇場とはまったく印象が違う所だった。
    外を走っている車とか自販機でジュースを購入する一般人が普通に見えるし、
    それなりに外の騒音も聞こえて来る。
    照明らしい照明もなく、、、と、それはそれで面白いと感じもしたが。

    客席は約20。1人2000円未満。ううん、これ利益でてないんじゃないかと、
    勝手に不安になる。

    芝居の内容だが、、、とにかく不思議な時間を利用した話だった。
    なんというか、ネタばれないように説明するのが難しいんだが、
    一冊の本を、目をつぶって開いたところだけ読む、という作業を
    繰り返しているような感じ。(うむ、例えがわかりにくいな)

    ネタバレBOX

    自分の勘違いでなければいいんだが、
    ほんと、しっかり観ていないと、「あれ?いま何時の時間軸なんだっけ?」
    となってしまうと思う。いや、しっかり観ているからこそなってしまうのか。
    5年ぶりに古巣のアトリエ?に帰ってきた女芸術家が、いつの間にか5年前の自分までの適当な「時点」の自分になって会話をしつつ物語が進んでいく。
    他の登場人物も「時点」が適当に揺らいでおり、
    5年前の女芸術家と、5年後のその他の人物が会話をする、というような
    場面が普通に出てくる。
    ルールさえ飲み込めれば、観る方も適当な感じで観るのでいいが、
    始めのうちは、物語の筋を追おうとしてものすごく混乱してしまう。

    一般人も自由に購入できる自販機で缶コーヒーを買うシーンがあったり、
    劇中に玄関から役者さんが出入りするなど(雨降っているので外では傘をさされていたり)、不確定要素が多く、観る側にとってもいい緊張感を産む仕掛け?になっていた。

    劇場が、演劇をやるには正直不向きな感じだったが、
    もう観る側をあまり考えていないともいえる時間軸設定と、
    女芸術家役の方のなんとも芸術家らしい動きがとても印象深い内容だった。
    この劇団の次の公演も、出来れば観たい思います。
  • 満足度★★★★

    なんだか切な〜い
    思いどおりにいかなくて、でもそこにしか居場所はなくて…ってとても切な〜くなりました。
    早めに行ってドリンク飲みながら舞台セット見てるのがよいと思う。飽きないです。

    日暮里駅から歩いた方がはやいっぽい。夜道も日暮里からの方が明るくて安全っぽい(笑)。

  • 満足度★★★★

    ”痛い”という言葉が適当かどうかだが
    最後に展開は、予想外でかつ、なんとなく不気味気味ではある。暑くてワンドリンクサービスが身に滲みた。

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