ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演) 公演情報 ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-20件 / 23件中
  • 満足度★★★★★

    オンラインからアニメーション
    オンライン編→アニメーション編で観劇。

    ネタバレBOX

    オンライン編
    一気に加速し、そのままノンストップな展開。そんな展開ながらもしっかり笑いは取る。いやー面白かった。また、キャラもみんな個性的でよかった。しかし、栗生さんの泣き顔はもう凄かった。

    アニメーション編
    展開スピードはオンライン編の方が上な部分もあるが、テンポや話の繋げ方は負けず劣らず。また、こちらはアニメーションのアフレコが物語の舞台になっており、ナガレインの物語がしっかり描かれているので、アフレコシーンは絵が見えてくる感じがする。期待してた以上の面白さでした。
  • 満足度★★★★★

    両編観劇
    とにかく気持ちよく笑って、気持よく感動しました。楽しかったです。

  • 満足度★★★

    名役者揃い
    わたしは今回内容どうこうよりとにかく素敵な役者さんが揃いすぎていることに喜びを感じました。アニメーション編しかみれませんでしたが、宇田川さんが主演であるオンライン編もきっと素晴らしいものだったのでしょう。劇場に自然と一体感が生まれている。それだけでも良い舞台だったとわかります。

  • 満足度★★★

    観てきました
    正直、 良かった  とは言えないかな…  
    観ていて とても疲れる舞台でした。。   期待していたので残念。

    ネタバレBOX

    みなさんの感想を見ると、 良かったという方が多いのに 辛口でスミマセン。   その理由を書いてみます。   
    ① 場面展開が ほぼ無い
       まあ 設定だから仕方ないかもしれませんが、 変化が無くて つまらないです。 
    ② 照明やBGM が…
      照明は 明るすぎる気がしました。 あまり変化もありません。 BGMと言うか 音楽も ほとんど無くて さみしい感じがしました。
    ③ 映像 が ほしかった
      テレビで アフレコをしている場面を見たことがありますが、 アニメなどの映像と 声優さんが しゃべってる所を 同時に見るから、 へ~ すごい!  って思うんじゃないでしょうか?   映像が無く、ただしゃべってる絵だけじゃ、 イマイチ 想像できないと言うか、 キャラクターが浮かんでこないと言うか  なにか足りない感じでした。    ”効果音” とかも ありませんでした。
     
     ダメだし ばかりでスミマセンが、正直な感想です。  
    前作の 「メイツ」 などは 本当に素晴らしかったので、 次回に期待しています!
  • ありがとうございました!
    ご来場ありがとうございました。見てきたコメントも読ませていただいております。

    アニメ編にて前田を演じました、土屋です。


    沢山の温かいコメント励まされます。もちろん楽しめなかった、肌に合わなかった方もいらっしゃるみたいですが。

    こーして、沢山の方々に観劇していただき、色んな感想を見て改めてしっかりやらないとと思います。

    今日でザ・ボイスアクターが終幕しますが、次の舞台へまた次の舞台へ活動してまいります。ご来場ほんとうにありがとうございました!

  • 満足度★★★★★

    人間味あふれる舞台
    「アニメーション編」「オンライン編」ともに見ました。
    もともと6番シードさんのFANではありますが、そんな贔屓目なしに本当に面白かった。
    「アニメ編」の持つ熱量、「オンライン編」の持つハイスピードなテンポも見ごたえながら、個々人間味あふれるキャラクターや、脚本、役者さんの技量も本当にすばらしく、2時間があっというまで、爆笑で涙が出たかと思うと後半は心の葛藤などが伝わり主人公と一緒に泣いていました。
    見に行って本当に良かった舞台です。

  • 満足度★★★

    好み
    派手さがあって面白そうな雰囲気は漂っていたのですが・・・

    作品が肌に合わなかったのと、一部の役者さんが苦手でした。

    素敵な役者さんが多かったのにもったいないなぁ。

  • 満足度★★★★★

    アニメ編観てきました
    劇団6番シードさん初見でした。
    声優さんのアフレコ現場ということで役者の皆さん凄く声が良いうえによく通り、テンポとスピード感が凄いのにちゃんと聞き取れました。
    ストーリーも凄く面白かったです。
    3本のマイクを巡っての動きやかわるがわるに台詞を言っていく所など圧巻でした。

    ネタバレBOX

    御子柴瑠璃役の宇田川美樹さんのポチョミンの声と普段の声の切り替えがテンポ速いのに完璧すぎて本当にプロだと思いました。
    そして土屋兼久さん演じる前田屋七が熱くて他人思いでそして作品に対してのまじめな姿勢とか思わず応援したくなるキャラクターが凄く良かったです。
    ラストのひとりずつ歌ってくシーンが大好きです。
    竹石悟朗さん演じる橋乃下勇がどんどん成長していく姿がアニメのキャラクターのダイダダとリンクして凄く良かったです。
  • 満足度★★★★★

    2階観ても
    3回台本読んで展開わかってても面白かった~!
    しかし、こんな凄い舞台を見せられると、
    他の舞台観に行くときにどうなんでしょう!?
    明日のオンライン編も観たかった~!

  • 満足度★★★★★

    【オンライン編】観ました
    いやあ、凄かったです。
    実は初の6番シードさんの観覧でしたが、PMC野郎から加藤慎吾くんが
    客演しているので観る楽しみも2倍で評判も高いのでワクワクで拝見。

    ホント凄かったです。宇田川美樹さんが圧巻でした。
    もちろん、皆さん素晴らしかったです。
    あの膨大なセリフを噛まずに話せるんだから。

    明日はいよいよ千穐楽。たくさんの皆様がご覧になられるようですので
    初めてご覧になるかた、期待してし過ぎる事はないと思います。

  • 満足度★★★★★

    アフレコに見る人間模様
    時間の関係でオンライン編のみの観劇でしたが、とにかく圧倒されました。
    宇田川美樹さん演じる声優・御子柴瑠璃が初めてゲームのアフレコに挑むも、ゲーム業界ならではの展開に振り回されて・・・という流れですが、もう凄いとしか言えません。この役は美樹さんにしかできないと言っていいと思います。
    そこに、栗生みなさん演じる付き人・友田茜とのやり取りで感動したり、もちろん笑えるシーンもいっぱいあって・・・2時間があっという間でした。
    演劇好きの方はもちろん、声優を目指している(いた)方や、プロの声優さんにも観ていただきたい作品です。

  • 満足度★★★★★

    拍手!!
    アニメ編とオンライン編の両方を観たが、座組のチームワークと個人の技量レベルの高さが相まって、素晴らしい舞台に仕上がっていた。両方の作品に共通するものは師弟愛。といっても堅苦しいものではなく、笑って笑って泣ける6番シードのスタンダードは変わらず。

    ネタバレBOX

    それぞれの作品の主役である土屋さんと宇田川さんは勿論だが、的確なツッコミを入れる椎名さんの存在も大きかった。何度笑わせられたことか。特筆すべきは、オンライン編における宇田川さんと栗生さん。ベテラン声優と付き人の関係ながらも、お互い相手に対する愛情が強く伝わってきて、普段からのお二人を見ているようだった。栗生さん演じる友田茜が勝手にアフレコを止めて叱り飛ばされる場面は、切なすぎて涙が出た。重苦しい雰囲気の中、一人で泣きながらポチョミンの声を練習する友田茜。そこへやって来るミキサーの山野不堂。お手本に山野が「ポチョチョ〜」、すかさず友田が「ノット」のダメ出し‥何ともホッとする、個人的に大好きな場面。
    一言でも台詞を間違ってしまったら全体が台無しになってしまう緊張感の中、やり遂げた役者陣全員に拍手!
  • 満足度★★

    好みの問題だが
    少々不安なまま、オンライン編を観劇。
    やはり不安が的中した。
    良い悪いの前に、合わなかった。
    今、一部の演劇ファンに支持される、ひとつのタイプであることはわかったが。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーハホリー☆
    (^^)/ 18日(土)の昼&夜、新宿で
    [劇団6番シード]の、
    【ザ・ボイスアクター アニメーション編】
    【ザ・ボイスアクター オンライン編】
    の両方を観てきました☆
    面白かったです。
    ほぼ会話中心の舞台で、
    役者たちが魅せる・聴かせる!
    面白いだけでなく、
    役者さんたちの凄みさえ感じさせられました☆
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★

    【オンライン編】すすり泣き止まらず。
    オンライン編は、6C宇田川さんの演じる大御所声優・御子柴が主人公。
    大御所に対して飛んでくる無茶な要求を、いかに乗り越えていくか!というのが大筋。

    宇田川さんと栗生さんの関係性に何回泣いたか分からない!!!
    声優という職業へのこだわりやプライドも胸が熱くなります。
    涙は拭けるけれど、鼻水はかめないから、ずっと鼻をすすって泣いていました。周囲の方ごめんなさい。。。
    でも、あちこちからも聞こえていたね。

    宇田川さんの演技は勿論、"声優"として演じた5つの声色が素晴らしい。
    6番シード、もっと見たいです。

  • 満足度★★★★

    【アニメ編】汗と涙のコメディ
    ボイスアクター アニメーション編 楽しかったー!!!
    とてもドタバタで手に汗握るコメディで、3回以上泣いた!!!

    としか観劇直後は書けなかったので、少し落ち着いて振り返り。

    俳優として活動していた人が、声優に初挑戦することになり、現場で”文化の違い”から嵐を巻き起こしていくコメディ。
    実際に台本を買ってみると分かるのですが、文字数が多い。
    この文字のボリュームを2時間に収めるんだから、そりゃぁ
    『超速コメディ』になりますよね。
    舞台上の誰かがもし台詞や立ち位置を間違えたら、このジェットコースターのような展開は、放り出されてしまうんじゃないか?とすら思うほど、手に汗握る展開でした。

    キャスト(リアルな人物)は、与えられた役(登場人物)が物語の中で声優として演じる役(アニメキャラ)まで考えて、演技をするのだから脳ミソの回転数も早くないと処理できませんね。

    主演の6C土屋さん(前田役)の熱演も、迸る汗とともに(笑)伝わってきましたし、6C亜音さんの前田のために頑張る?振り回される?マネージャーの真剣だけにコミカルに見えてくる行動、とても楽しめました。

    アニメキャラ ダイダダ を演じるにあたって、壁にぶつかる橋ノ下くん役の、ボク団竹石悟朗さんは、ほんとうに先月忍者を熱演していた人と同一人物なのかと思うほど大人しい性格の設定で、これは役作り苦労しただろうなぁ、と勝手に想像しちゃいました。(アフタートークで、忍者の俊敏さを動きから抜くのに苦労したとの本人コメントも。)

    現場をかき乱してしまう前田に対し、新人声優として同じ立場の佐藤が必死にフォローしていく掛け合いが絶妙でした。主演とがっつり組めたことは、演じていた永石さんにとっても良い成長だったのでは。

    いろんな意味でスゴイ、と評判の6C宇田川さんを見るのは初めてで、アニメ編では脇役だったのですが、それでも存在感が凄くて、ポチョミンというアニメキャラ(怪獣)の鳴き声すらも自然で、本当に声優なんじゃ・・・と。オンラインヘンでは主演なので、そちらも楽しみです!!!

    ・・・ということで、オンライン編を見に出かけます(笑)。



    ちなみに、
    積みDVDも山程ありますが、積み台本もかなりあります。
    今日買った ボイスアクター6C のアニメ編オンライン編で、また標高が高くなりました(笑)。


  • 満足度★★★★★

    熱く、魅せられた感嘆の舞台
    マチネ:オンライン編、ソワレ:アニメーション編を観劇。
    さて、何から書いた方が良いのかと迷う程の素晴らしい舞台でした。
    オンライン編、アニメーション編と声優さんの舞台裏を見る様な舞台なのですが、似ておりますがどちらも異なる舞台設定で、二つとも甲乙つけがたいレベルです。
    と言いますか、二つとも是非観て欲しいと思える舞台です、いえ観るべきですね(笑) 
    同じ役柄の方がたくさん出ておりますので二つ見るとより楽しめます。公演後に、出演の方が2×2で4倍楽しめるとおっしゃっておりました。
    (※私は逆でしたが、アニメ編、オンライン編で観た方がより楽しめると思います。また作品とは別ですが、早めに劇場に行かれる事を推奨致します。)

    概要はフライヤー等の説明文にある通りで、今回が再々公演との事でしたので、これから観られる方や4回目の再公演があるかもしれませんので割愛致します。(本当は、色々あり過ぎて書ききれないと思いましたので。)

    ですので、本当に感想だけを。
    まず何と言っても役者さんのレベルが凄い!大好きな6番シードさんですが、改めてその技量の高さを感じ、また客演の方々も素晴らしく、皆一様に凄いとしか言いようがないクオリティ。膨大なセリフ、また細かな動きとどれだけの稽古を積めばあれが出来るのかと思う程でした。
    そして、この脚本。笑い、涙、感動と字面にすると安易ですが、本当にその単語でしか表せられない様々な感情の起伏を味わえました。
    年に何本も観られないと思える程の舞台で、観劇出来て本当に良かったと思いました。




    ネタバレBOX

    劇団PV、恰好良いですね!
    本編が観たいです(笑)
  • 満足度★★★★★

    想像どおりだったけど...やっぱりスゴイ...
    オンライン編を観劇。ある意味、思ってたとおりでしたが、どんな風に演出つけてるのか、稽古すればああできるのか、全く想像できないくらい凄い。ぜひ、お見逃しのないように!(栗生さん、頚椎症に気をつけて下さい)では、次回!

  • 満足度★★★★★

    アニメ声優ヲタクの自分が熱弁したくなってしまうほど収穫のある舞台
    感想2連投すいませんm(_ _)m
    しかし、オンラインゲーム編、アニメーション編は
    全く別の舞台だったので
    2つとも感想を上げさせていただきます
    (特にアニメーション編は書きたい内容多々だったので)。


    マチネでオンラインゲーム編にてプロの「声優」の
    あまりの「熱さ」に触れて、
    その後ソワレですぐにアニメーション編、

    実際席についてから思ったのですが、
    「オンラインゲーム編/アニメーション編の位置付けって、
    きっとWキャスト、一部物語変更あり」みたいなものなんだよな、
    と想像してました。

    だからあまりに同じ展開が続いてしまうと、
    あれほどに「熱さ」のある舞台だからこそ
    ちょっとだけ「飽き」ちゃうのかな?
    (気持ちが引っ張られなくなってしまうのかな?)
    とマイナス思考してしまっていました。

    しかし心配は杞憂に過ぎませんでした。


    ・・・いやあ、ほんとすごい!

    背景となるアニメ/ゲーム、
    そして登場声優としての背景設定は一緒とはいえ、

    ・ アニメのアフレコ現場風景

    ・ ゲームのアフレコ(違う言い方があったような?)現場風景

    全く別の劇をメインキャスト一緒でやってしまうなんて
    思いもしませんでした。

    ※ だって
      ──────────────────
      ゲーム編2時間+アニメ編2時間=4時間
      ──────────────────
      かつアフレコ中心のお芝居という事で
      アフレコパートでは1時間近くポンポンと続く長台詞を

      ※ ゲーム編は台詞間にわざと筋(つながり)が
        なかった為覚える事自体に苦労したかと

      逆にアニメ編は1つのアニメとして台詞間には
      物語の筋(つながり)がある分
      台詞は覚えやすかったかも知れませんが、
      マイク前での移動のやりとりが延々続く為(それがアフレコ作業)
      そういう位置取りなんかも覚えなければいけないという、
      合計すれば超ロング舞台。

      それを本日アフレコパートについては
      「ミス(ほぼ)ゼロ」でこなしてましたので。


    ネタバレにならない範囲で驚いた事

    1.ほっちゃんがいた!
      川村ゆきえさん演じる大声優役が
      まさにほっちゃん(堀江由衣)さんの
      グラビア/コンサートとは違う表に出ないアフレコ現場での姿
      (として浅野真澄さんの漫画「それが声優!」で語られている)
      まんまだったので驚いてしまいました(低姿勢ぶりまでまさに大声優)。

    2.宇田川さんの声優演技があまりに「声優!」してる
      素の声と全く異なるキャラ付け/デフォルメされた声、
      とでも言うのでしょうか、
      マスコットキャラの声を見事に演じていました。
      その為、役者がやる「声優業界のお芝居」というよりも、
      「本物の声優達のアフレコ現場」として観る事が出来ました。
      ※ 他にもすごく「声優!」な声を出している方がいましたが、
        すいません名前が分かりませんでしたm(_ _)m
        女王様みたいな人。

    3.アフレコ現場の実際が描かれている(と思う)
      アニメのアフレコ現場って声優10人近くが
      3本足らずのマイクを取り合ってどんどん
      台詞を言っていく形式、という事は「アニオタ」なので
      さすがに知っていましたが、
      今まで実際その光景がまったく頭に浮かびませんでした。

      どうやって順番に、かつ自分の使うマイクを選んで台詞を発していくのか?
      それが今回の「ザ・ボイスアクター アニメーション編」を
      観る事で痛いほど(実際主人公はかなり痛い思いをしまくりでしたが)
      よく分かりました。

      台本上の各人の台詞とその空きの長さを把握して

      ※ 基本的にアニメやお芝居は「現実世界」と違い、
        狙って複数人の台詞をかぶせる以外では
        1人1人順に台詞を発していく形になるので
        (現実世界だとお互いが同時に喋り出したり、という事が良くありますが)
      
      今マイクを使っている人の台詞終わりとその後の空きの長さで
      次に使うマイクを決めて後ろに並んでいく、
      という流れだったんですね。

      主人公もトラブってしまいますが、
      これって慣れないとかなり難しい流れ作業だな、
      と思いました。

      そして何より主人公。
      最近のTwitterなどでも話題になっていましたが、
      俳優がいきなり「声優初挑戦」する風潮ってどうなのよ、と。

      スタジオジブリなんかだと「媚びた演技の声優よりも俳優の方が偉い」
      みたいな事を宮﨑駿も言ってしまっていたので、
      何か声優が格下のように使われているイメージがありますが、
      本来ならアウェイである声優業/アニメアフレコに初参加する
      俳優さん側が「勉強させてもらう」立場なんですよね。

      本劇ではベテラン俳優だけどアニメアフレコは初めて、という
      主人公がかなーりの低姿勢で、
      アニメアフレコのルールが全く分からずに
      色々とトラブっていく姿が描かれていて、
      「そりゃそうだよな」と納得してしまう上、
      「声優」がちゃんとした立派なプロの仕事として
      描かれているのがなんだか嬉しいです。

      更に言うと最近「SHIROBAKO」という、
      アニメ制作会社がアニメ制作していく流れを描いたアニメが放送され
      かなりネットで話題になっていたのですが、

      それが終わったばかりのこのタイミングでの「ザ・ボイスアクター」(再演)、
      まさに流行にリアルタイムでこんな舞台が観れるとは、
      とタイミングの良さにも感激しました。


    ※ 表感想の時点で長くてすいませんm(_ _)m

    【総括】
    「アニオタ」ならアニメーション編は観るべき
    (そしてリアルに顕現したアフレコ現場のほっちゃんをまず見るべき)、

    そして「声優」好きなら声優ブームの火付け役となったゲームへのボイス入れ、
    そしてゲーム業界の「今」

    ? 実際には「今」よりは古いお話なのでしょうが

    が分かる「オンラインゲーム編」も観るべき、
    という感じでしょうか。

    ネタバレBOX

    【思った事】
    表に描かなかったのは

    ・ 最初初声優挑戦の主人公に優しく接してくれるほっちゃんが
      主人公が俳優としての「自分流」をどんどん取り入れて
      現場を荒らしていく(?)姿にめちゃくちゃ怒り、
      そして「メンタル的に弱い」ほっちゃん
      (堀江由衣さんはメンタル弱くないですよー、
      田村ゆかりさんはともかくとして)は
      それに調子を崩されて演技に支障をきたしてしまう。

      そして「主人公を下ろしてくれ」と音響監督に言ったり
      主人公に「自分の演技の事だけ考えて(他人なんて考えず)演じろ!」と言ったり、

      途中チームワーク的な所から外れた本性を見せるのですが、
      最後にあくまでも声優初心者で頑張っている主人公のその熱意その他を認めてくれる所に、
      ほっちゃん(川村ゆきえさん)自身の成長を感じたり。


    ・ 主人公が絵コンテを観ながら
      (動くアニメ映像じゃないからうまくイメージがつかめず)
      手探りで演技していく中、
      熱が入ってきてやっと「自分の役のイメージが見えた!」と
      思った瞬間に、
      絵コンテが真っ白状態に(作画未着手部分に入った為)状態になってしまい、
      せっかく見えたイメージが消えてしまい、台詞が喋れなくなってしまう。

      それが元で色々トラブルが起きるが、最後主人公が
      「自分の役の最後の姿が明確にイメージできました!」と
      音響監督にそのイメージを伝える。
      
      しかし、音響監督は「作画がまだ上がってきていないんだから、
      実際そんなイメージで演技されてもそれに上がってきた作画が合うかどうか分からない、
      今思っていたイメージは全て頭から捨てろ、その上で”ただ”泣いて見せろ」と
      無茶(?声優さんには普通なんですかね?)な要求をする。

      悩む主人公に打ち解けてきた
      (というか主人公を少しずつ認めてくれ始めた声優陣が)

      風の谷のナウシカの「ラン、ランララランランラン」の
      テーマが流れてる場面、
      あれをイメージすればだいたい泣けるから、
      とアドバイスしてくれた上、
      最後主人公が泣く演技をする場面でまさかの全声優陣大合唱。

      ネタとして笑わせつつ、「そうだよな」と納得もしてしまう、
      そんな「面白い」締め方をするのが上手いなー、と。


    ・ アニメ主人公(本劇の主人公ではないです)の単なる仲間役の
      若手声優が初めて「脇役のその深層に迫る」という
      主役級の場面を貰うが、
      その演技が上手く行かず(音響監督からOKを1つも貰えない)悩んだ挙句、
      主人公(俳優)に
      「俳優さんはカメラに向かって演技すると思うんですが、
      人ではなくカメラに向かって演技する場合
      どうやってその気持ちになりきるんですか?」と相談する姿など、
      ありうるよなー、と思える本劇の本筋が「面白い!」。

      そして、それが後々のトラブルに繋がっていってしまう流れが「上手い!」


    ・ オンラインゲーム編、アニメーション編、両方ともで思ったのは、
      普通お芝居を観る上で「噛み」「トチリ」なんてつきもので
      1芝居観れば少なくて数回、多ければ10回以上出会ってしまい
      場合によっては、せっかくのお芝居への集中が解けてしまう事もある、
      しかし「人間なんだから噛み、トチリぐらいしょうがないよな」と
      半ば観客としてあきらめている部分でもありました。

      でも本劇はあくまでもアニメの「アフレコ現場」、
      アニメのアフレコの本番で「噛み」「トチリ」なんてあったら
      別録り含め録り直し当たり前の世界の為、
      本劇中のアフレコシーンでの「噛み」「トチリ」は
      普通のお芝居以上に本劇が作っていく空気感、求心力を
      壊してしまう可能性がある、

      そんな高過ぎるハードルを越えて
      1人につき何十何百という台詞を(声優と違い台本なしで)、
      発していく「声優」役の役者陣の凄さに驚嘆しました。

      はっきりいってクライマックスのアフレコの流れは、
      (オンラインゲーム編も同様の構成でしたが)
      いつミスが出ないか、という怖さも含め
      手に汗握ってしまいました( ´ー`)


    あと私事(わたくしごと)ですが、
    自分がそもそもお芝居を本気で(?)観劇するようになったのって、
    そもそも無趣味だった自分が
    インターネットでラジオが聴ける事を知り、
    なんとなくで声優さんのラジオを聴いて
    声優さんって声もいいし話も面白いな、
    と思ってアニメを見始めて、
    更に声優さんの活動を調べていったら

    声優業/俳優業を兼業される方が多く
    声優さんの舞台を観に行ったのが初めで、

    しかしその頃はお芝居としての面白さなんて
    まったく感じていなくて単に
    「あの有名声優を生で見れる」ぐらいの気持ちしかなくて、
    それがたまたま応援しているJリーグのチームの応援番組の
    アシスタントのグラビアアイドルが出るという小劇場演劇を観に行って、

    「これが本物のお芝居か!」とあまりに精巧に作られた脚本から
    本物の役者の演技からに惹かれるものがあり、
    小劇場演劇の方にハマっていって、という流れもあったので、

    まさかその小劇場演劇のお芝居でかつて自分が憧れた(?)
    声優業/アニメのアフレコ現場の真実(にしか見えない)に
    触れられた、というのは嬉しかったなあ、と。



    長々と失礼しました。
    いやあ、6番シードさん、開演前のPVその他含め
    こんなに面白い劇団さんだと知りませんでした。

    ファンになりました。
  • 満足度★★★★★

    6Cさん熱すぎ!声優業界も熱すぎ!
    オンラインゲーム編観劇。

    フライヤーが闘志むき出しな女性と男性が睨み合うという
    「いったいどんなお芝居なんだろう?」と
    思わせるものでしたが、
    あれはゲームアフレコの現場での
    ベテラン声優(女性)とゲーム業界人(男性)との

      声優陣 VS ゲーム業界陣

    の戦いの構図を表してたんですね。


    (ネタバレしない範囲で)
    長年アニメ声優をやってきた大御所ベテラン声優が、
    アニメのゲーム化により初のゲームアフレコに挑戦する、
    年齢その他によりネットやゲーム業界には詳しくない為
    最初色々な事にとまどう場面から始まり、

    そこにゲーム会社の勝手な都合が入りまくって
    アフレコ現場はとんでもなく混沌とした場面になってしまう。


    ゲーム会社の仕様変更の繰り返しに翻弄されつつも、
    ベテランから若手まで声優陣が協力してのアフレコ作業、
    ベテラン声優のプライドの戦い、
    その付き人の想い、
    そして・・・

    という流れに、混沌としたアフレコ生現場とそこで
    実際声優としてキャラの色々な声を当てていくその姿には笑いつつ
    物語の展開に時に涙し、息を呑み、
    舞台上のそれぞれの人物の「本気」の気持ちに引きこまれてしまう、
    まさに「熱さ」のある名作だと思いました。


    ※ 6番シードさん、以前の作品「メイツ」が公演後あまりに評判が高いので
      ぜひ観劇に行きたいなあ、とは思ってたのですが、
      これほど熱い役者陣揃いだったとは・・・

      舞台開演前にも観客を楽しませる色々な仕掛けをしていたりと
      ホスピタリティにもあふれていて非常に良い劇団・座組ですね。


    ※ 4/18(土)がオンラインゲーム編、アニメ編の順で
      マチネ、ソワレ公演だったので
      ────────────────
      オンラインゲーム編→アニメ編
      ────────────────
      の順に観るのが正しいのかな?
      と思いましたが、もしかしたら
      アニメ編で先にベテラン声優その他のキャラを
      知っておいた方が楽しいのかな?
      (ソワレでのアニメ編観劇が今から楽しみでなりません( ´ー`))

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ・ とにかく「熱い」
      座組が熱いし、ゲーム会社の度重なる仕様変更に
      どんどん混乱していくアフレコ現場の中で、
      それでも一致団結してアフレコをこなしていく声優陣がこれまた「熱い」。

      ※ 実際の声優さんは台本を見ながらアフレコしますが、
        本劇はお芝居なのでもちろん(台本らしきものは持ちながらも)
        台詞は全て役者陣の頭の中。

      筋的につながりのない台詞の数々をポンポンポンポンと切らす事なく
      声音(こわね)もどんどん切り替えて
      よく演じ続けられるなあ、
      と感心してしまいました。


    ・ モーションキャプチャ役が「笑い」だけでなく
      本劇の「真剣さ」をも感じさせたかと。

      スケジュール上時間がないからアフレコも全声優集めて一気録り、
      そしてゲームでのモーションキャプチャも同時進行でとる、
      というゲーム会社の無茶ぶりに、

      無言でベテラン声優のアフレコに合わせ動きまくる
      モーションキャプチャ役(SUMIOさん)、

      もちろん舞台の上での笑いのポイントでもありつつ、
      しかしそれをひたすら真面目に演じる役者がいるからこそ
      声優業界/ゲーム業界のアフレコという現場としての「真実味」、
      「本気の舞台の面白さ」のようなものが生まれていたかと思います。


    ・ (先にも書きましたが)
      波乱のアフレコ風景およびモーションキャプチャなど、
      「笑い」を取りながらも「真剣さ」や「真実味」を感じさせるものがあったかと。


    ・ 子供の誕生日という事もあり、
      「声優業界のてっぺん(24時)までには収録を終わらせる」と
      宣言して作業に入ったベテラン声優、

      しかしゲーム会社の次から次への仕様変更に
      必要ボイス数が掛け算で増えていきとうとう18万ボイス、

      もう実際に人間(声優)が声を当てていたのではとても間に合わない、
      とゲーム会社側はMARIAシステム(初音ミクやときメモみたいに
      収録した50音を元に音声を自動生成するシステム)の適用に走る。

      のどのトラブルもあり一度はMARIAシステムの導入(事実上の降板)も
      やむなし、と折れかけるベテラン声優ですが、
      実際にMARIAシステムで再現された台詞を聴いて
      その「心の無さ」に折れかけた声優としてのプライドが蘇る。

      「今日のアフレコで自分の演技に泣いてくれた人がいる、
      MARIAシステムの作る声にはそれがない、
      だから自分の代わりはまかせられない」と。

      そして最終的に「声優(という人間)」と
      「MARIAシステム(という声優業界/ゲーム業界の未来の姿)」
      の合作となる解決策に辿り着き、

      「ゲーム業界のてっぺん(翌朝6:00)までには終わらせる」と
      再び闘志を燃やし声優陣/ゲーム業界陣全員が一致団結していく姿には、
      心をがっちり掴まれました。


    ・ ベテラン声優がゲーム会社の無理難題をなんとかこなそうとする中、
      いち早く変調に気づいてベテラン声優の為に
      色々と行動してしまうが、それがベテラン声優自身の
      プライドを傷つけ、喧嘩別れになってしまう付き人。

      付き人の人の涙ながらの語り、そしてベテラン声優の助けに
      なりたいとアフレコを真似ようとする姿は
      本当に泣けました。
      涙腺うるうるになりました。


      本劇はそういう意味でドタバタコメディ的な
      「笑い」が中心でありながら、「泣き」に「熱さ」に
      「真剣さ」など、観劇側の感情を引き込んだ上で
      色々な方向へ向けてくれる、
      まさに観客の心をがっちり掴んだお芝居だったと思います。


    ・ 舞台開演前のPVや諸注意なども観客を楽しませる1要素として
      使ったのがとても良かったと思います。

      あれほど凝ったPV作れるなら短編映画などにチャレンジしても
      面白いんじゃなかな、と思いますね。


    色々思った事書いてたら長くなってしまいました。
    長文失礼しますm(_ _)m


    PS.書いたかどうか
      一番最初に思ったのは「今年一番熱い舞台」

    PS2.声優陣 VS ゲーム業界陣
      完全な間違いでした。。。

      ベテラン声優 VS ベテラン俳優初声優

      の対比フライヤーでしたね。

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