職業「嘘つき」 公演情報 職業「嘘つき」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    あったかコメディ
    騙し騙され的なお話だと思っていたのですが、
    騙すつもりが最終的には人助けになっていて、みんな丸く収まるという
    あったかなコメディで観劇後感が良かったです。

    伏線や謎解きは最後に無理矢理着地させた感はありますが、
    こういう分かりやすい大団円もいいかなと思いました。
    エンタメものと見ればアリだと思います。

    セットもきちんとしていました。
    事務所→カフェへの早替えという演出も良かった。

    ネタバレBOX

    姉妹の一人二役の演出は意表を突かれました(笑)
    理解した瞬間、場内大ウケ。
    本来なら泣ける場面なのに爆笑という、面白い状況でした。




    [memo]
    脅迫状が届いたので自分を殺して欲しいという女性
     → 出したのは娘。自分は必要なのか?と悩んでいた。

    AVを偽装発注された女社長
     → 依頼人と激似。実は生き別れになった実の姉だった。

    さつきの元彼
     → 結婚詐欺。ピカソの絵を担保にさつきから金を借りる。

    昔一緒に遊んだ姉妹とその姉妹を描いた絵画を探している老人
     → 探していた姉妹は依頼人と女社長。
     → 探していた絵画はさつきの元彼が持ってきた絵

    バイトの面接に来た大学生
     → 不採用。三ツ矢商事の中傷ビラをばらまく。
  • 満足度★★★

    楽しいが、さらに進化して…
    タイトルからして、心魂を揺さぶる内容でないことは、容易に想像がつく。そのかわり、誰にもわかりやすく楽しめる芝居である。
    当日パンフに「偽り」は、人の為と書き、その行為には色々あるようなことが記されていたが、やはり「嘘」をつくと虚しいと…。漢字の旁(つくり)遊びはここまで。

    しかし、この公演は堂々と嘘(裏)家業をしている。その実態は…。

    ネタバレBOX

    地元密着の何でも相談、そして犬の散歩まで引き受ける何でも屋を標榜する表家業。その一方、AVの押売り通販、振込詐欺のような悪徳裏家業をしている。そんな事務所に、ほぼ同時期に2件の大金を手に入れる格好の依頼が舞い込む。さらに、その事務所でバイトしたい女子大生の面接、社長の元彼氏が現れ、ドタバタ騒動が起きる。
    シチュエーションの妙、キャストのオーバーアクションによる笑い、とにかく観客を楽しませようという演出・演技が観て取れる。
    出来れば、ストーリー展開がもう少しスムーズ(2つの依頼の関連付が強引)のようであり、もう一工夫あると面白かったと思う。
    また、社長が元警察官で裏家業とは…出来れば、そのあたりの事情を膨らませて、元同僚(巡査部長間近)との関係も説明して欲しかった。
    まぁ、あまり細かいことを言っても不粋か。なにしろコメディなのだから、難しく考えず楽しんだほうが得だろう。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    更に勉強が必要
     表は便利屋、裏は詐欺師集団。社長以下僅か3人の三ッ矢商事。

    ネタバレBOX

    表で入る仕事と言えば、買い物、犬の散歩など殆ど金にならない仕事ばかりだが、裏では口から出まかせで振り込め詐欺まがいのことをこなして生計を立てている。社員の神田は、さつきの暮らした町にあった近所の駄菓子屋のお兄ちゃん、花村は、AVか何かに出ていた弱みを握られているようだ。社長のさつきは、元警官で、仕事はできるが母に捨てられたことがトラウマとなり、優しく言葉を掛けられると男に貢いでしまうという弱みを持つ。
     この事務所に大学新聞部の部長を務める北村が、働かせてくれ、と頼み込んでくるが、無論、やっている裏稼業が裏稼業なので雇う訳にはゆかない。だが、神田が、社長と間違えられ、その気になったこともあり、北村は強引に事務所にコネをつけようとした。結果、一応、翌日面接ということになったが、彼女は、どうやら、何かを探っている模様。社員の目を盗んで書類等に目を通し、裏稼業を見抜いてしまう。面接結果は当然のことながら不採用。
     一方、事務所にはトンデモナイ依頼が舞い込んでいた。母を殺してくれ、と母娘、村松雪子・翔子が依頼して来たのである。報酬は1千万。ほぼ同時期、癌に罹ったヤクザの組長、安達が、幼馴染を描いた絵を探してくれと頼みに来る。こちらの依頼も報酬は1千万。
     ところで、この事務所には出入りしている人間が何人か居る。さつきの親友で警官の薫、隣のビルの電器屋、サブロー、そして、最近、さつきの元カレ坂本が借金をする為、結婚詐欺として現れた。一応、担保として絵を1枚置いていったのではあるが。更に、殺されたい母そっくりの会社社長、鈴木 花子。彼女は、三ッ矢商事の仕掛けた詐欺の被害者なのだが。
     詐欺については、北村が駅前で、三ッ矢商事の実態を記したチラシを撒いて人々の注意を喚起するという事態が起こり、このチラシをサブローが入手して事務所に持ち込んだ。ここから、今作は面白くなってくる。ホントのことがバレそうになった所でさつきは辻褄合わせの嘘を考え出し、実行に移すのだ。而も、それが、実現してしまうことで、三ッ矢商事の実態はバレずに済み、北村は薫に警察署で事情を聞かれることになり、死にたがっていた村松 雪子とは実家が貧しかった為養子に出され、その後音信の途絶えていた鈴木 花子の妹であり、而も、この二人こそ、安達が探していた幼馴染であることが判明した。更に、坂本が持ち込んだ絵は、安達のおじ、岡本が無名時代に描いた姉妹と安達3人の肖像画であった。
     難を言えば、中盤後半迄は、わざとらしく作り過ぎ。また、北村が、三ッ矢商事の実態をバラしたのは、就職面接で落とされたことへの腹いせということになっているが、落とされる前から、資料を漁っていたので、矛盾が生じている。この辺り、シナリオは、注意を払うべきだろう。
     演技に関しては、スタニスラフスキーの演技論をキチンと学んでおいた方が良かろう。
  • 満足度★★★★★

    楽しかったです
    話が展開していく中で、笑いが盛り込まれてあり、感心しました。別々の話のはずが、最後に絡み合っていく最後は、絶妙ですし、村松雪子さんと姉の出てくる場面は最高でした。観終わって、タイトルの職業「嘘つき」が実に合っていることを強く感じます。

  • 楽しかったです
    ドタバタでおもしろかったです。1人2役のところとか。バイトに来た北村さんとサブローさんが初めて会うところが好きです。

  • 満足度★★★

    楽しめました
    劇団初見。ありえねー話をチカラ技で押し通してますが、これがなかなか華やかで面白い。期待以上でした。次回作にも期待します。

  • 満足度★★★

    役者の演技に魅力を感じた
    前口コミの笑いに対するコメントに興味があり、
    飛び込みで観賞してみました。
    確かに爆笑はありませんでしたが、ハナシもソコソコ良く
    役者の皆さんの演技にも良い印象を持ちました。
    元気で楽しい芝居。
    後はちょっとした演出でグッと来る笑いと、驚きが加われば…
    これからが楽しみです。

  • 満足度★★★

    強引で馬鹿馬鹿しくて面白い!
    ストーリーは面白いのだが、序盤から中盤にかけて、笑いを取るシーンでは、客席からは笑いが起こっていなかった。
    充分笑える内容なのに、笑いが取れない。
    これは、“押し”ばかりで“引き”が弱いのと、“間”の問題ではないかと私は思う。

    終盤からの、“村松雪子/鈴木花子”一人二役の“○○”を使ったアイデアと一人芝居から、エンディングにかけては、強引で馬鹿馬鹿しくて、とても面白かった。

    次回公演、期待してます!

    ネタバレBOX

    “○○”を使ったアイデアと一人芝居、からの、エンディング。

    詳細を書こうと思ったのですが、
    実際に観てもらったほうがイイかな、ということで書きません。

    劇場で観てください。
    これは笑えますよ!ハイ!!

このページのQRコードです。

拡大