無名稿 あまがさ 公演情報 無名稿 あまがさ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    小説『雨傘』と坂田山心中、その真実とは…
    川端康成の掌編小説『雨傘』と、
    ロマンチックに美化された坂田山心中事件と、
    若手新進気鋭の劇団の新作公演と、
    康成の女性観とが交差し…。
    本当に脚本家が描きたかったものはとは…。
    真実なんて存在しない…、あるのはテメエに都合の良い事実だけ…。

    いろんな角度から物事を捉えて表現をしながら、しっかりとツジツマが合っていて、気持ちよく観劇できました。
    大変面白かったです。

    前作の実世界の女性のドロドロ劇から一転。
    今作は、空想と現実と過去が交錯する危うい世界を表現。
    前作と異なる一面を観させていただき、楽しませてもらいました。

    ネタバレBOX

    ラスト。
    劇団の裏側、もめ事、痴態が全てインターネットで流れ、逆に世間の注目を集めた結果の結末が…。

    作者の意図する「その先にある『希望』の顕在化」までは汲み取れ無かったですが、「ディスコミュニケーション」の表現として、「世間の好奇の雨にさらされましょう」と、サラッとした終わり方、大変好みです。
  • 満足度★★★★

    掌編小説 ショウの名の男 少年 現実 空想 死後 此の世
    雨 心中 うわさ ツイート 真実 あまがさで好奇の雨をしのぐ 10ページの台本は完成してたのかも 川端康成の女性観 劇中劇 真実なんてない 世間のとらえ方で善悪が決まる 混乱した時に笑う、薄汚れた白い服の男は、康成だろうか 掌編小説 ショウの名の男 少年 現実 空想 死後 此の世 混沌としてくる。難しかった、面白かった。

    ネタバレBOX

    薄汚れた白い服の男 死人の様 おい もっと こっちへ来いや 雨の匂いがする 一本のあまがさと・・・の話 少年と少女が知り合う 本を貸す 次は傘を・・・ 写真を撮る 帰りには夫婦の様に // 劇団の稽古 劇団の正念場 稽古場動画配信 本 康成 縁談 困る女 羨ましい 教会へ 神に恋 // 少年は傘を買いに どんなかさ ・・・・ 良いのかい 値が張るよ はい休憩 ショウのト書き 絵がきたかった事を追いかける 大丈夫 大丈夫 // あまがさ 初稿 昭和7年 同じ頃 坂田心中事件 真実なんて 有るのは、てめえに都合の良い事 物語を続けよう // あの娘にあった初めての記憶 // 男が眺める 少女には、親が決めた人がいたのよ 写真を撮る二人 最後の記念 私 今 幸せ // 第4場 写真 切り離した 彼女が普通に見えた 男は、女は母しか知らなかった // 物語を書き換える 死ぬ気の無い女と 死にに来た男 // あんたまだ真実は あると思っているのかい てんまつ 雨で心中 体が汚れる ショウは帰って来ない 帰って来る私には分かる 大磯 坂田山 あれ以来 後をたたない // 火葬場が家の横 女が泣く 鏡を見て微笑んだ ぞっとした // 第7場 火に行く彼女 第8場 時雨の駅 男が笑っている オレだよ寺から持ち出ししたのは、 醜い顔を見てやろうと オレが月明かりにさらけ出してやった // ショウがうつ病で入院 練習 出来ない もめる劇団員 本音が見える、 楽しそうに眺める男 USTで流れた 止まらない 続けろ 楽しそうな男 // ショウの作品は? 観客が決める 踊らされていれば良い 世間の好奇の雨にさらされましょう // 何十年も暗闇に目も見えない 居るんだろ // 第1場 あまがさ 死にに来た。

    雨 心中 うわさ ツイート 真実 あまがさで好奇の雨をしのぐ 10ページの台本は完成してたのかも 川端康成の女性観 劇中劇 真実なんてない 世間のとらえ方で善悪が決まる 混乱した時に笑う、薄汚れた白い服の男は、康成だろうか 掌編小説 ショウの名の男 少年 現実 空想 死後 此の世 混沌としてくる。難しかった、面白かった。
  • 満足度★★★★★

    小説『雨傘』の世界が広がりました
    川端康成の掌編小説『雨傘』の或る少年と少女の初々しい恋物語。
    雨音が聞こえてくるようなリズミカルな情景描写が美しく、小説『雨傘』の中に自然と引き込まれていき、叙情的で素晴らしい舞台でした。
    川端康成の生立ちや人生観、『雨傘』と同時期に起きた或る若き男女の心中事件、現代のメディア社会を結びつけての考察は、小説『雨傘』を色々な切り口から見ることが出来てとても面白かったです。

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