満足度★★
知り合いの女優さんが出演されていたので初日を観劇。
正直、自分の好みではありませんでした。
堀北真希さん、山本耕史さんはそれぞれそれなりに魅せていましたが、
抜群に良かったのは戸田恵子さんで、カーテンコールの拍手も1オクターブ大きくなった印象でした。
戸田さんが全部を支えていた、という印象すらありました。
ソニンさんも初見でしたがとても良かったです。
小林勝也さんはベテランさんかと思いますが、正直滑舌が悪くて何を言っているのか聞き取り辛いところも多々ありました。
満足度★★
2015年5月9日 日生劇場
ヒースクリフ役の山本耕史はともかく、堀北真希のキャサリンってのは何だか柄に合わないような、ブロンテだったら、むしろ姉・ブロンテの『ジェーン・エア』の方がいいような…とか思いつつ鑑賞。 戸田恵子がさすがの安定感だったが、一番よかったのはイザベラ役のソニンかも。本作が縁で主役の2人がめでたく結婚となったのであれば、それはそれで記憶に残る舞台と言えようか。
満足度★★★
スピンオフ作品の態
「嵐が丘」は、私の少女時代の恋愛バイブルでした。
こんな壮絶な、恋愛に心底憧れていたもので、大学生になるまで、恋人はできず仕舞い。
だから、このキャスティングが発表された時、小躍りして、観劇日を楽しみにしていました。
でも、拝見したところ、この「嵐が丘」の世界は、私の中に構築されていた激しい恋愛事情は、軽くあしらわれ、むしろ、キャサリンとヒースクリフに翻弄される、周囲の哀れな人間達に主軸を置いた、スピンオフ作品のような雰囲気でした。
演劇手法としては、面白いし、各人の後半の長台詞の競演は、演劇としての醍醐味に満ちていましたが、「嵐が丘」ファンとしては、やや不満の多い劇後感だったかもしれません。
戸田恵子さんの好演が、舞台の出来映えにずいぶん貢献したように思います。
それにしても、いつも、さすがの演技のソニンさん、初舞台から、常に、輝いて舞台に立てる堀北真希さんの、映像畑の女優さんとは思えない、持って生まれた鬼才振りには、感嘆のため息が出てしまいました。
昔、劇団四季が、世界名作全集舞台化的な上演を頻発していた時期がありましたが、堀北さん主演で、また他の名作舞台も、是非拝見したいなと、期待に胸が膨らみました。
満足度★★★
滑稽な劇として面白かった
矢崎ヘアトンに加えて小林ロックウッド参戦だったので嬉々として拝見しました。
ヘアトンはもう何も言うことはありません、しっかりつとめられていて好印象でした。ロックウッドも味の濃い見た目と、やわらかな対応で観客に寄り添ってくれて、とても安心してストーリーを追うことが出来ました。
そしてあの可愛くて演技のできる人は誰なんだろうと思ったら、ソニンだったんですね!素敵でした!
舞台装置の転換がダイナミックでかっこいい!日生劇場ってこんなことができたのですね。座席の下手側X列部分に設けられたミニオケピも臨場感があり大活躍。
古典作品をあまり見ないので、本来の嵐が丘がどんなお話なのかは分かりませんでしたが、とにかく滑稽でめんどくさい堀北キャサリンと、とにかくシスコんでめんどくさい山本ヒースクリフを内心で笑うように楽しみました。振り回される周囲の人はとんだ悲劇だなぁと。
満足度★★★★
日生劇場ならでは
いつも日生劇場の舞台美術には関心があり、今回もとても素敵で動く絵画を見ているようでもありました。回想シーンなどステージ前側、後側に分けてのところが好きでした。もう少しドロドロな憎しみが観たかったかな。。。
名作
ストーリーを追っているうちに、話が分からなくなってしまっがストーリーはともかくとして、堀北の熱演はいつもの堀北とは全く違い、この人はすごい女優なのだということが実感。山本、戸田とも好演。見終ったが原作を読んで復習をしたいと思う。