Dear My Hero 公演情報 Dear My Hero」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    コメディ+感動系
    ボクシング興行中の控え室を描いたコメディ+感動系。敗者に向けるまなざしのあたたかさが心地よく、また、クライマックスでの主人公と父との対話シーンにはホロリ。息子に背を向けたまま語る父の半独白に父親としての様々な感情・心情が込められていて白眉。

  • やっぱりよかった!
    きちんとしたポリシーがあって、今回も底辺に流れる弱者への応援歌。それに紅茶を楽しむご婦人方の存在感、これが光っていた。一つの舞台の中に異質の空気なのにとってもうまく溶け込んで、何とも味わい深くて感心。雨の夜でしたがとっても楽しめました。

    ネタバレBOX

    紅茶のうんちく、ボクシングの歴史をすらすら、普通のセリフより難しいかも。
  • 満足度★★★

    自分に対する応援歌
    今回の座席は自由席だった~(^0^)

    良かった!

    好きなところに座るって、やっぱ、いいよね?



    ボクシングに人生をかけた男たちの物語。

    以下はネタバレBOXに。。



    ネタバレBOX

    古川ジムに所属するスパーク芳郎、ミサイル篠塚、アタック内田、ボクサー秀平はけっして強いボクサーではない。

    大歓声やTV中継、スポットライトは、無縁のボクサー達だ。

    彼らがスパーク芳郎のメインの引退試合と名を打ってとある区民ホールで戦う事になる。

    試合前の神経が高ぶったボクサー達の控え室に紅茶サークルの賑やかなマダム達と、相部屋になったから、サア大変!

    ドタバタ喜劇を盛り込みながらも、スパーク芳郎の両親も加わりベタな人情劇へと発展する。

    全然、気の休まらないスパーク芳郎は、それでも明日のジョーの言葉

    「燃えカスなんか残りゃあしねぇ。残るのは真っ白な灰だけだ。」さながら、両親の反対をおしきりボクシングに人生をかけて努力してきた自分を誇りに思う。

    「何もしないニンゲンより、輝いているじゃないか。」と。

    父親は自分の意地だけで反対してしまった事を反省し、それをスパークに伝える。。

    結局薬局、スパークは戦いには負けるが自分のボクシング人生を振り返って満足したように拳を振り上げてリングの中央に立つ。

    まるで、勝者のように。


    最後の終わりのシーンの演出が上手い。
    全員が駆け寄ってリングの上で両手を挙げる。


    それを観て観客はスカッと爽快感を得て納得するのだ。
    まるで、自分の人生をも勝ち誇ったように。



    この本を作った作者は、役者になり、脚本家になり、舞台を作り企画をする。
    紆余曲折あっただろう。
    いや、これからもあるだろう。

    そんな自分に対する応援歌なのではないだろうか?



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