満足度★★★★
いつも切ないですよね。。
前々回の公演から見ていますが、いつも何か切なくなるので、公演がある度に見たいなぁって思います。公演の後にいつも役者さんが外に出てきて挨拶するのが習わしなのかな??知り合いでもないので、周りから見ているだけですが、いいなぁって思います。次回も見ますねきっと。。。
満足度★★★
マチネ
リストラされた父親、茶道(?)を教える母親、ダンナに逃げられ実家に戻ってきた長女、ちょっと斜にかまえる次女、就活中のちょっとダメ長男。それぞれが集えるようにと造ったリビングでのあれやらこれやら。
満足度★★★
新感触
『ゼリーの空間』、『穢れ知らず』と空間ゼリーの芝居を観まして、「あぁ、この劇団はこういう作風なんだな」と勝手に決めつけてた部分がありまして、今回は作風が上記二作とは異なっておりとても新鮮な気持ちで観られました。
賛否両論あるようですが、私は良いと思うのです。作風が固定されてしまうよりは。
この調子でどんどん違う顔の空間ゼリーを観てみたいものです。
これが空間ゼリーですか。
勝手にアングラ方向な芝居をやる団体だという印象を何処からか持っていたのですが、いざ始まってみると昼ドラでした。先日の箱庭円舞曲「お前がダメな理由」にちょっと似た感じ。
ちょっとした違和感。空間ゼリーに所属の役者同士で演技スタイルにちょっとした差があったのです。客演の人々は方向性を合わせている感じがあったのに、何故所属役者に差が?演出の意図ではなさそう。その役者自身が気付いているのか気になります。岡田さんの名前はちょくちょく目や耳にしていましたが、個人的には北川さんをチェックしたくなりました。
満足度★★★★★
5年前を思い出した
「空間ゼリー」の芝居は、初めて見た人は、大抵、「とても面白い」と思う筈。
一方、テーマ性やテイストが似ているので、二度目以降は、最初ほどの感動を味わうことは出来ないと思います。料理に例えると、腕の良い料理人だが、素材の違いは有っても、味付けが似ている、数か月に一回食べる分には十分なおいしさだけど、欲を言えば、もっと新しい驚きが欲しい、という感じがします。
今回は、抑制の利いた演出だったので、初めて見た人にとって「平凡な話」と思った方も多かったかも知れません。肉料理ではなく魚料理という感じで。肉を食べたい、と言う人には、始めからアウトだったでしょう。
その分、過去何作か見ていた私は、少し新鮮に感じました。ヒステリックで分かり易い演出が多かった斎藤ナツ子さんの演技が、いつもと違っていたのが、特に良かった。
☆
丸5年前の春、初めて「空間ゼリー」を観て、たまたま、観客との懇親会があって、斎藤さんと長話する機会がありました。
その時の斎藤さんは、謙虚で、非常に周囲に気を遣う方で、ちょうど、今回の「一子」の様な印象でした。今回の芝居を観て「あの時の『ペルソナ』に似てるな~」という思い出したのでした。ペルソナ。パーソナリティ。仮面。人見知りで他人に素顔を魅せるのが怖くて、優等生に振る舞ってしまうと言う、キャラクター。それを芝居で表現してくれた様に見えました。
そもそも、何故長話になったかと言えば、斎藤さんが演技について熱く語ってくれたからです。5年前なので内容は良く覚えていませんが、演技が好きだ、という話は特に熱心で、彼女の別の『ペルソナ』が垣間見えた様な気がしました。
そんな、未だ20歳くらいだった彼女を見て、私は思いました。「彼女はずっと、芝居を続けるだろうな」と。で、仕事に悩んでいた私は、思いました。「彼女が芝居をやめない限り、私も仕事を続けてみよう」と。そんな感じで賭けてみたくなった、というか感化されました。
☆
人間の感情は複雑怪奇で、自分の事すら、まるで捕らえ所がない面があります。自分がどうしたいかさえ、良く分からなくなる。でも、強い感情は、時として人の心に影響を与え、人生の判断の指針となる事もあります。
私はそういう事を思いながら、このお芝居を観ていました。
満足度★★★
初空間ゼリー
丁寧で静かな演出。長女と次女役の演技が良いです。でも2時間の舞台のわりには訴えてくるものが少ないです。これなら半分の時間で良いのでは?
演出は良いけど戯曲に難あり、と思いました。わざわざ芝居にするにはありふれた内容なのでは?
満足度★★
観る側を考えて欲しい・・・
作品に関しては、春夏秋冬に合わせて、起承転結、そして始まり・・・をしっかりと描いていたし、ホンに足りない部分をしっかりと演出でカバーされていたけど・・・
座った席が端っこって言うコトもあるのだが、舞台セットによって、見切れてしまうコトが多々あったのは残念!
ただハコの中に部屋を再現すればいいって訳でも無いハズだと思うので、どの席から観ても見切れない様に前面はオープンスペースにして欲しかった。
満足度★★★★
一年に積もるもの・・・
単なる家族劇の範疇にははるかに収まらない、奥行きをもった芝居でした。比較的平板に始まる芝居が中盤以降どんどん厚みをましていく・・・。
役者も一段と力をつけて、感性にしっかりと訴える趣深い作品となっていました。
初日で若干だけお芝居の固さがみられましたが、それをはるかに超える魅力がこの芝居にはありました
この質感、しばらく忘れられないかもしれません。
満足度★★★★★
予想外のすばらしさ
今まで見た空間ゼリーから勝手に想像していた結末の方向性と違っていて予想外にすごく良かった。どの演者の方も、一人一人が味のある演技で見ていて迫力があるけどすごく自然な印象でした。特に長女、次女、長男の3人の演技は、それぞれの個性が演じられてすごく良かったと思います。
満足度★★★★
日々は繰り返す
脚本、成長したと感心。問題を繰り返しながら過ぎていく日常を丁寧に描写している。淡々とした中にいつもより押さえられたトゲの様なものが響く。
解決しきれない問題が潜む日常。暖かく見えて突き放される様なラストシーン。まさに、わからぬ。でした。そして若い女優陣の健闘がまぶしかった。
惜しむは母親役と父親役の人が物語の核となる家族にいるのに、まったく周りと噛み合っていなかった。
というか、役作り?が稚拙。雑。一言で言えば下手。
その為現実に引き戻される事があり非常に残念。
満足度★★★★★
わたしもわからぬ
自分の家族、兄弟とのことを思い、ゾクゾクし、恐ろしく集中して観劇した。
姉の弟へのぞんざいな扱いはまるで自分の家族を見ているようで、背筋に嫌な汗が流れてきた。
こんなに集中して舞台を見るのはホント久しぶりでした
このキャストだから有り得る
兄弟喧嘩とか、男優とのキスとか、端麗でない女優のは、見たくないし…。
家族のそれぞれが、家族の中での自分のポジション探しを通じ、自分を理解してゆく物語、かな…。
満足度★★★★
初日観劇
一言で言うなら、わからぬ、というよりはわかりたくない、という方が物語の印象として残りました。わからなくても季節は流れ、自分を取り巻く状況は変化していく。臆病さゆえに目をつぶろうとしてもやっぱり自分は騙せない。そんな日常劇でした。弟がいい味だしていて、いちばん人間らしい人間だったかも。
満足度★★★★★
他人と比較・評価しないと、私自身のことはわからない
ある1年間、四季が移り変わっていく、徳井家の茶道教室に集う人々のつながりを映した戯曲でした。カンタンにいうと、人との出会いやつながりを大事にしたいことを訴えたホーム・ドラマでした。
ストーリーには始まりのあといつか終わりが訪れるけれども、それでおしまいというわけではなく、ずっと続いていくというテーマを持った作品でありました。