満足度★★★
なぜにザムザで。
ザムザはとても好きな空間なんですけど、
都会的な作品は合わないだろうなーと前から思ってまして。
開始数分で「あれ、これザムザに合わないんじゃ」と感じてラストまで案の定。
床下への逃亡はザムザを活かした使い方ではありましたが、
それ以外はほとんどのシーンで違和感というか、
オートロックの建物内のオフィスに見えないので
なんでザムザでこの作品やろうと思ったんだろ、と思いつつ観てまして。
犯罪会社という設定も、裏で政府とやり取りしてるにしては随分ヌルい団体だよなーと。
これは多分に脚本の問題でしょうけど。
役者さんも、悪ぶってるけどこの人たちいい人なんだろうなあというのが伝わってきてしまいました。
鳥の名前もあんまり活かされてなかったというか
このキャラならもっと他にも合いそうな鳥がいたろうにというか。
などなど色々もったいない気がしました。
満足度★★★★
楽しんだ!
「犯罪が必要とされる現場に人材を派遣する犯罪会社だった。」という説明文の通り、ダーク要素が強いのだが、観て楽しむ芝居としては好きだ。
人の身魂を震わす、深淵を覗くことや、鋭く社会問題にアプローチするような、いわゆる”通”の演劇鑑賞者には緩い感じがするだろう。しかし、表層だけでも観て楽しむ者、少なくとも自分は面白かった。
この犯罪会社が本当にあれば、それだけでも怖い存在であるが、究極的にはその会社で行うことは犯罪であり、社会正義に照らせば許されることはない。そこで働く社員(犯罪者)の人間としての場面ごとの選択を問うているところに興味を覚えた。
その選択とは…
満足度★★★
“高みを目指す”舞台
〔Aチーム〕を観劇。
面白いストーリーだが、もう一捻り二捻りほしいところ。
また、笑いをとるシーンでは、そこに至るまでのプロセス(前振り)が甘く、笑いがとれていなかったように感じた。
公演初日ということもあり、役者(特に若い役者)の演技にも固いところや、台詞を噛んでしまうところが見受けられたが、回を重ねるごとに良くなっていくだろう。
曲調・バランス共にBGMの使い方はGood。
総体的には、“高みを目指す劇団”の舞台と感じた。
満足度の★は3.5です