空想科学 公演情報 空想科学」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    本来の
    のほほんとした空気とは違う舞台だった。新たな挑戦を感じた。SEXを想起させる手を結んで開いてするダンスに見覚えがあり笑えた。発想がぶっ飛んでいて可笑しかった。

  • 満足度★★★★

    「Don't think,feeeel!」
    朝起きたら死んでいた男とその前夜を供にした女を中心とした数奇な…もとい、キテレツな(笑)ハナシ。
    生と死、夢と現実がメビウスの環のように境界なく繋がり、人物ごとに時の流れる速度が異なって独特のファンタジー感あり。
    タカハシはいつ死んだのか?とか、あれこれ理屈で捉えようとしてはダメ、「Don't think,feeeel!」だよね。(笑)

  • 満足度★★★★★

    妄想彼氏
    75分とかなんでなんとか・・会場にたどり着く力を保ってようようと。

    「妄想彼氏」って単語を今年一度だけ耳にして、
    「妄想好きの彼氏?」とそん時は思ったまま、
    「どっちだろ?」とは思ってたんだけど、
    この作品を見てみてなるほどなーとは思った。

    でも女子の思うところの「妄想彼氏」というのは、
    男子の思うところの「妄想彼女」というのとはたぶんだいぶちがくて
    (と言っても昨日の紅白でAKB歌ってるとこで速攻寝てる自分にはなかなか持てない高度な妄想力が必要とも思われ(苦笑
    男子の場合は全く接点がなくても「妄想力」だけでどうにかなっても(その場合がすべてと言ってもいいためあまり問題にはならない
    女子の場合は多少の接点があることによってどうにかなる、というのか、
    「過去に多少の接点があったかどうか」が、
    その「妄想彼氏」の質というのかクオリティーを第三者的な女子連で評価する決定的なバロメーターたりうる的な・・何言ってるか伝わってますかね(苦笑

    ネタバレBOX

    ただ、この舞台の素晴らしい、というか浮世離れしたところは(こういっちゃっていいのか
    その周りの女子連がやいのやいのいうところの
    「過去の接点があったかどうか?」は、
    何十年もたつとどうでもいいというのか、
    旦那として横にいた人間でさえ死んでみると
    「本当にいたのかどうか」
    なのに、接点があったかなかったか定かじゃない昔の出来事でも、
    当の本人にとっては
    「こんなにもたしかにいる・いた」のに、
    そんなこと言うなんて的な地平にもっていかれていることで。

    想像力の貧困であるが一方で(世間の動きを見るところこんなにも)妄想力の豊かな男子連には及びもつかない気もするんだが、
    もうすでにこの「妄想彼氏」は、死んでしまった60過ぎのおばちゃん(ただし中身は若い女子のまま)にとっては確固たる現実で。
    ここでは謙虚さゆえに「妄想」と銘打たれてはいるんだが、
    世の妄想家の女子たちの妄想は既に妄想のレベルをこえて
    想像力として現実を変えつつあることを考えると・・
    (男子の妄想力は資本の力を借りていることが多い気もする
    「妄想彼氏」的な世界というのは妄想に逃げるしかなかった孤独な女性の心の世界というよりかはドラえもんの力を借りずに構築されたパラレルワールド的な第二の現実と言って間違いない(そういう意味での「空想」×「科学」なんだろうね

    男子は孤独に妄想して、例え語り合ったとしても「共感」のような感想を述べ合って互いに元の世界に戻って行って共有することが少ない気もするんだが(アイドルだけじゃなくアウトドアなんかもそれに近い気もする
    女子は完全に一致してなくてもどこかで仲間内で感覚を共有しているというのか・・
    敢えて言うなら、
    「その彼氏知ってる、世界(アナザーワールド的な妄想の)のあっちのはしっこにいたよね、自分の彼氏はこっちの端っこ。海の近くにいたよ」
    的な。
    そんな会話聞いたときないんですけど(苦笑
    男子の想像で・・(そういうのうまく掬った歌は多少ぬるくても紅白に出られる(苦笑
    でも自分の旦那がいるときは他人の現実の接点が気になって、死んでみるとそこまで重要でもない気がしてくるというのは構成としてうまくできていた気がした

    ここでの「妄想」は、男子の生活を多少犠牲にしてそれに捧げる的な心理とは逆に
    「こっちの世界も楽しみながらあっちの(妄想の)世界でも遊ぶ」的な。

    ちょっと息切れしたけど最後まで勢いで書いてみると・・(苦笑

    女子の妄想というのはかなりの力を持っている。

    たとえば自分のお袋が死んだ後も夢の中でみた親父の話をしょっちゅうするんだが、心の中で親父は生きてるんだと思う。

    自分一人でお墓参りしたときそなえてきた花の色を聞いたりする。

    実際にいたことがあってでも今はいなくても心の中でこんなにはっきりいるみたいなら、実際にいなくても(心の中に)いることだって確実にあるんだろうとと素直に感じる(これって感覚の問題かもね

    「妄想彼氏」はいます
    男性全員が素直に女性たちの心に別の世界があるみたいなんだと感じることが重要なんではないかと思ったりする(最後つい我慢しきれずネタに逃げてしまった(STAP細胞はいなかったが

    それが「科学」的な視点なんではないかと(うまくまとめたつもり、ふぅ♨
  • 満足度★★★★

    みてきた
    SFというよりは幻想譚的な感じでよかったのではないでしょうか。

  • 満足度★★★★

    ぬぬ、
    ん!?コレ、うさぎストライプだよな、二十歳の国じゃないよな。
    こちらは五月公演以来の観劇になるが、ここまでくると模倣品でしかない。
    面白いんだけどね。
    制服の高校生が沢山来ていたが、ちょっぴり刺激が強かったのでは!?よく笑ってました(特に女子)。


  • 満足度★★★★★

    頭が混乱
    モヤモヤ感に大満足でした。

    ネタバレBOX

    60歳で死んだ叔母さんの妄想の中の行きずりの男で忘れられない男を、成人した甥が夢の中で叔母さんがたった一度男と出会った若い頃に殺したような話。

    時間と空間が全く異るのに重なっている摩訶不思議感、別々の人の妄想と夢が交錯する頭が混乱する関係性に大満足でした。

    これまでの作品には全くストーリー性を感じませんでしたが、何となくのストーリーもあって良かったと思います。

    叔母さんと男のセックスシーンらしきパフォーマンスは結構何か他のことを考えながらやらないと大変なことになりそうで、ご苦労なことだと思いました。
  • 満足度★★★★

    恋人も濡れる街角
    叔母さんの物語と捉えての観劇。うさぎ特有な動きが偉く「エロ」く見えた。

    ネタバレBOX

    ミラーボール5個の中で歌う気分はいかがでしょうか亀山さん。
  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    うさぎストライプスの【空想科学】を観劇。

    科学の話かと思えば、死んだ男性と女性の夢の話し。

    ベットでは斧が頭に刺さったまま寝ている男性がいる。
    そして側には、知り合ったばかり女性がいるのだが、それは一夜限りの付き合いの関係であった。
    そんな出会いの二人だが、人生の苦楽を共にしようと決意をするのだが、運命のいたずらか男性は亡くなり、女性は末長く生きていく。
    そんな場面と同時進行で、亡くなった婆ちゃんの葬式にいそしんでいる家族がいる。その家族はそんな婆ちゃんの昔の思い出や男性関係などを思い出しながら、遺品の整理にいそしんでいる。
    女性(婆ちゃん)の一生を女性の視点で、そして家族の視点で描いていて、やや人生のロードムービー的な匂いを漂わせる作品だ。
    決して郷愁的にはならずに描いている辺りが非常に良い。
    何時ものうさぎスタライプスの18番の雑物が舞台を駆け廻ったり、奇妙なダンスは抑えがちだが、ちょうど塩梅が良いくらいの効果を出していた。
    ただ何度なくこの劇団を観て思うのだが、まず最初に構成ありきで、人の人生を描く深さまでには達していないのが残念だ。
  • 満足度★★★

    孤独な女
    面白い。60分。

    ネタバレBOX

    女(川田智美)…タカハシの彼女。死んでるタカハシと付き合っていく。生涯独身。死んだ。
    タカハシ(斉藤マッチュ)…亀山に殺されるも女と付き合う。
    亀山(亀山浩史)…夢の中で人を殺す。死んだことを気づかず、人を殺しまくる。
    のぞみ(森岡望)…亀山の妻。女は叔母にあたる。叔母の遺品(服)を整理する。
    かずみ(すがやかずみ)…のぞみの妹。半ひきこもり。綺麗な服持ってない。

    亀山の夢と、女とタカハシの恋愛と、叔母の死後と、時間が混在する舞台。死んだ男と付き合うってとこからしてSFな舞台。亀山が二人に接触するとことか妙な味わいがある。のぞみとかずみの会話から、もうちょい女を浮かび上がらせるような仕掛けがあるとよかったかなと。
    女の妙にかわいい加減が素敵。亀山との会話のシーンとか。

    椎名林檎の白昼夢?のシーンが一番良かった。結婚せずとも幸せを感じる瞬間がどれくらい人生にはあるのかなと。
  • 満足度★★★★

    色んな観方ができそうな一作/60分弱
    人生を大局的に捉えた場合の青春期の儚さ、儚いがゆえのきらめきが切なくも美しく描かれていて、ジ~ンとさせられた。。

    青春を謳歌するカップルと、喪服姿の三人組がどう交わるのかも見モノ。

    『空想科学』というタイトルが呼び起こすものからは大きくかけ離れた内容だったが、空想に多くを負った劇であるのは間違いない。

    ネタバレBOX

    飲み会帰りにエッチして名前も知らないままに付き合い始めた、チャラ男とチャラ子から成る若いカップル。

    地味に生き六十数歳で独身のまま死んだ叔母の遺品整理にあたる姉妹と、姉のほうの夫。

    無関係に思えた二組が交差して判るのは、恋とは一生無縁だったと姪たちに思われている地味な叔母の若き日の姿こそ、他ならぬチャラ子だということ。

    私はこの点に感動!

    その人生に楽しいことなど無かったと思われている叔母にも、行きずりのセックスから恋に落ちるような青春の一ページがあったと判り、私は正直、救われた思いがした。

    馴れ初めこそチャラくとも、斉藤マッチュ演じる遊び人風の男・ユウスケに川田智美演じる若き日の叔母が一途に惚れ込んでいく様子は健気で微笑ましく、そんなキラキラしたひとときを束の間でも持てた叔母を私は「良かったですね」と言祝いであげたい気分に。
    叔母は「ユウスケが淋しい思いをしないように、私はユウスケより長生きして大往生するんだ(笑)」とさえ言っており、その一途さには心打たれた。

    「束の間」と書いたのは、ユウスケは行きずりのセックスを終え眠っている間(ま)に斧を頭に振り下ろされて惨殺されており、ほどなく天に召されるのは間違いないから。

    そう、ここまであえて書かずにおいたが、若き日の叔母が惚れたユウスケは幕が開いた時点ですでに死んでおり、頭に斧が刺さったまま叔母とホテルで過ごしているのだ。そして叔母は相手が死者であるのを承知の上でユウスケと過ごしている。

    死んでいるユウスケが煙草を吸ったり叔母と口を聞いたりとまるで生きているかのように振る舞うのも不思議なら、叔母の年長の姪であるのぞみの夫が殺害者であることもおいおい判って、話はますます混迷。

    接点などあるはずのない二人は夢の中で出会い、のぞみの夫は夢に出てきたユウスケを妻の叔母の元カレだとはつゆ知らないまま殺してしまったらしい。

    いや、「妻の叔母の元カレ」も何も、話がここまで荒唐無稽だと叔母とユウスケのセックスもそこから始まる交際も現実の出来事だったのか疑わしく、二人が出会ってなかった可能性も、そして叔母もその遺品整理をする姪たちも誰も彼もが存在してない可能性も否めなくなってくる。

    そう、演劇なんて所詮は空想の産物であり、舞台上で起きることはすべて現実なのだと客が思いなすことによってかろうじて成立しているに過ぎないのだ。

    しかし、演劇というものがそこまで恣意的に作られているのなら、それを客が恣意的に解釈する権利だって認められていいはず。

    そこで私は本作をこう解釈する。

    死んでいるというのは劇を面白くするための設定に過ぎず、ユウスケはあの時たしかに生きていたし、叔母はたしかにユウスケと幸せなひとときを過ごしたのだと。

    いや、そうとでも考えないと、あまりにも叔母が浮かばれない。

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