『をんな善哉』 公演情報 『をんな善哉』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    「話が出来すぎだよ」と観劇後に聞こえてきました(^^;)
    お芝居なんだし現実がろくでもない分、出来すぎた方が良いと思うなぁ(^^)

    休憩15分を入れた2時間半の物語であります

    う~ん、こーゆー話は好きですよ♪

    アニメの「たまこマーケット」みたいで面白かった
    (まぁこっちの主人公は女学生ですけど(^^;)

    ネタバレBOX

    老舗の甘味処「笹本」の居間が舞台セットです=周囲の土間や奥の調理場手前の厠とか下手側の店入り口など、よく出来ていました。

    亡くなった両親を仏壇内にいるという設定で話しかける主人公諒子のモノローグからのスタートです。夏ごろから年の瀬までの半年ぐらいのお話であります。

    ~登場人物~

    笹本諒子≪甘味処「笹本」の女将≫当年とって52歳。物事を上手に判り易く説明できるプレゼン上手な主人公。このまま甘味処の女将で終わってしまいそうな自分に否定的で、人生を明るい充実したものに変えたく思っているものの、両親の残した店も捨てきれない情の厚い女性。結局繁さんの強い思いに答える形で商店街の存続を訴えて自身も店の存続を決意します。

    前田繁男≪「笹本」の菓子職人≫頑固一徹、以前は弟子もいたのだが菓子作りの厳しさに逃げたり、実家の菓子店に戻ったりしてしまい。一人で和菓子こさえてる職人さんの鑑。76歳であり馴染みの同い年の小豆問屋も代替わりで息子が継いだりとかして弱気になったところに体を壊してしまい店を休業としてしまう。だが自分は菓子しか作れない、死ぬまで菓子が作りたいと女将に懇願し、その心意気が陰気になっていた商店街の気運をも改善させる元になる渋い壮年(^^)

    石原国男≪「石原酒店」の店主≫酒の薀蓄が大好きで、娘に出来た彼氏が嫌いで会う事を避けていたが・・・・。ネットとかのITに疎い御仁。

    石原光代≪国男の妻≫儲けの出ない酒屋に拘らず、コンビニに転向しても良いのでは?と現実的な考えの持ち主。喧嘩はするけど夫婦仲は悪くない。

    石原直美≪国男と光代の娘≫ネット上で知り合った彼氏が父に嫌われてて困惑し、諒子に仲介を頼みに来て、なんとかなったという幸せな娘さん。

    岡本瞬≪直美の恋人、自称・フィギュアアーティスト≫仕事はプログラムのデバックなどをしているらしい。日々を平穏に過ごし、将来の夢は「病気にならないように」と望む、草食性を体現したような傑物(^^;)その幸福論=脳内にある=は諒子も賛同します(^^)フィギュアが巧く出来る事に幸せを感じるタイプ。(結婚したらうまくいくと思うな彼なら)

    塚田浩司≪「ドルフィンBAR」のマスター≫諒子がドキドキしていたイケメンさん(^^;)彼女持ちながら、昔の恋人と逢引始めた諒子に今度は自分がドキドキしてしまい。ついには甘味処の手伝いもするようになる明るいムードメーカーさん(^^)

    谷川澄江≪会社員時代の諒子の同期、大手広告代理店執行委員≫女性で初の役員でもあり、諒子の才能を高く評価しており。その才能が古びた甘味処で潰えるのを危惧していろいろと構ってくれる女友達=親友って言えるんじゃないかな?この方は(^^)

    朝倉陽一≪澄江の恋人、ソーラーパネル会社社長≫カラオケで意気投合して澄江とくっついたそうです。澄江から聞いた諒子の才能を自社に引き入れようとします。が、商店街が地上げされてから後のショッピングモールのソーラーシステム搬入会社に指名されており、住民から敵対視されることになります。

    田村直樹≪諒子のかつての恋人(33~35歳まで付き合っていた)、大手広告代理店社員≫近くの洋食店でオムライスを食べることが多かったが、偶然水播きしていた繁さんと和菓子談義で花が咲き、諒子と偶然の再会を果たし。デパ地下デートとかしていたが、諒子の抜けた後仕事での失敗などが重なり閑職へ追いやられ年明けには倉庫番として単身赴任するコトになる。妻と高校生の娘もいるが、上記理由で仕事も家庭も壊そうと諒子と不倫に走るつもりだったが、諒子のブレーキにより楽しいデートの記憶のみ残し、自ら閑職であることも告げて去ります。

  • 満足度★★★★

    後半はかなり甘かったけど…
    ジムノペティの使われ方が絶妙。
    高畑さん(青年座取締役)、ひと回り以上若い役に奮闘。
    青年座がこのてのウエルメイドな芝居を打つとは、意外な感じ。

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