琥珀-elektra- 公演情報 琥珀-elektra-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.9
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★

    なぜこの客席配置
    ウーン、物語よくわからんかった。また、わからないのもあるのか物語が入ってこなかったな。だからなのか発するセリフが響かない。
    またコの字客席にするのはいいが、正面奥での演技シーンがわりと多いのなら通常の客席配置でよかったのでは?
    あ、定時開演は評価します。

  • 満足度★★★★

    アヴァンギャルドなダンスと音楽
    私にとって鬼門のギリシア悲劇をよくここまで噛み砕いてステージ化してくれました!
    アヴァンギャルドなダンスと音楽もカッチョよかった。

  • 満足度★★★

    今後が楽しみ
    ギリシャ悲劇「エレクトラ」「オレスティア三部作」を題材にした公演であるが、西荻小虎 氏の真面目な?性格を反映してか時間、場所も「書」と同じイメージで制作したようだ。その描いた内容は、王家での愛憎劇そのままであったが、もっと自由に扱っても良かったと思う。いわゆるモチーフとして、その核心だけを租借して、自分なりの劇に挑戦してほしかった。

    ネタバレBOX

    2014年12月公演「the end of evrything(兼忘年会)」は、宇宙の壮大なストーリーから身近な恋愛観へ呼び寄せる巧みな芝居(客席が舞台になっていたので公演とは言わず)を見せてくれた。今回公演でも宇宙(特に「太陽」や「月」との会話)をイメージした場面がいくつかあった。
    もう一つ特徴的だったのは、ダンスパフォーマンス…導入部で女性キャストが踊っていたが、妖艶や神秘とは違い、そぅ呪詛をかけている印象だ。

    公演を経ることによって、その劇団のイメージが出来てくると思う。EgHOST
    に対する自分の感じ方は”宇宙との関わり”と”不思議なパフォーマンス”である。劇団カラーを確立しつつ、一方、いつでも変化する柔軟性が大切だと思う。それにはしっかりと潮目(時と場所)を捉えてほしい。また、「何か」をモチーフにしたEgHOST版愛憎劇(時)と劇場(場所)を見極め、西荻小虎 氏の特長が感じられる脚本・演出を楽しみたい。

    今後の公演にも期待しております。
  • 無題1363(15-011)
    19:00の回(晴)。18:31受付(定刻開始の告知)、開場。
    入り口から見てちょうど「コ」の字、手前の椅子席に座ります。ここからですと「正面」は左、正面席は桟敷(1)+パイプ椅子(2)、正方形の台の上に正方形の(掘り炬燵風)テーブル、中に照明。「正面」奥に段違い(手前が高い)の足場。妖しい雰囲気の方が場内誘導。

    18:56前説、18:59杖をついた女性が登場、舞台を横切り客席後方のやや高めの位置へ。但し、ここですと私の座席からはよく見えるものの、残りの2面のお客さんからはみえない〜20:43終演。

    神話(洋の東西を問わず)とは縁遠いので、登場人物の相関関係がすぐにはわからず、日常的に殺しあう...ものなのか...ということはなんとなく。

    昨年、@サブテレニアンで「縛られたプロメテウス」を観ました。セリフが聞き取りにくかったこともあり、全然わからず、岩波文庫を借りるも面白くなく。と、相性はよくないのでした。

    「配役」もなかなか覚えられなさそうで、唯一「DIO」のみアルファベット表記(R.J.DIOじゃないと思うけど)。

    独特の視点から芝居を創り上げている作品は、物語の内容がわかる/わからないとは別に「刺激」を受けます。ただ、いろいろ「?」な部分が残ることが多く、後を引きずるもやもや感が厄介。

    藍沢さんは(そうおっしゃてはいませんでしたが、その半球に闇を抱えた)「月」ということだそうで、舞台(の世界)で起こっているさまざまなことを映し返しているのだろうか、と思って観ていました。月の満ち欠け、潮の満ち引き、日蝕...赤い月、蒼い月、それは狂気の世界、青い星はいつまでもただ操られるだけの世界、なぜなら、月は無慈悲な夜の女王なのだから。

  • 満足度★★★

    現代に還元?
    エレクトラの復讐劇は理解できましたが、、現代に還元の意味がよくわかりませんでした。
    また、音響大きく、台詞が聴こえないことが気になりました。

    ネタバレBOX

    現代で眼が見えなくなったのが”琥珀の眼”なのでしょうか?
  • 満足度★★★

    ダンスは良い
    ギリシャ悲劇をやり通したのだとは思いますが、現代人の生き方へアプローチする云々については全く感じませんでした。

    ネタバレBOX

    父親の復讐を果たしたのに自殺してしまうエレクトラ。そして、革命と叫ぶ王族ではない市民。何のための復讐だか、人間関係も複雑で分かりづらく、良く分かりませんでした。

    主宰と思しき男の人と、もう一人の女性ダンサーのダンスは良かったと思いました。
  • 満足度★★

    好みには合わなかったと正直にUPしますね
    開演時間厳守してて、明るい受付のお兄さんには申し訳ないが。
    ほんとに合わなかったんだからしょうがない、という感想です。

    <1時間40分>

    ネタバレBOX

    日本刀持ってたり、チャイナドレスやらスーツやらとバラバラな衣装とか。
    あの狭い空間での大声での台詞の叫びなどは合ってないなぁって思ったデス。
    いろいろと簡便とか見易さとかを考慮に入れた芝居にして欲しかったなぁって感じました。
    2ヶ月に及ぶ稽古期間を否定するようで心苦しいですが、中高生が見ても判り易く面白い話ってのが自分好きなもので、あいすいませんねぇ。

    コの字型の客席配置に、掘りごたつ風な舞台セット。始終客席後方にいた女神?巫女さん?らしき女性はちゃんと3方の客席から見れる舞台の隅に置いた方が良かったのでは?名前も本式でなくとも(=あれだけ服装とか崩してたしねぇ)愛称にするとか、時々名ではなく母とか弟とか呼ぶなり、何かか誰かに狂言回しつけるかナレーションとかでの話の整理簡略化とかもしてくれてたら話の理解に役立ったでしょうね、とかも感じたデス。
  • 満足度★★★

    志や良し
     ソフォクレスの「エレクトラ」及びアイスキュロスのオレステイア三部作」をベースに作られた作品ということで、ギリシャ悲劇の立体的構造を、如何に現代に立ち上げ得るかが、大問題として演出家には立ち現れてくる舞台であろう、と予想される。

    ネタバレBOX

     コロスの代替として、黒衣を纏ったダンサーによる身体パフォーマンスが演じられるが、コロスと異なり、無論、合唱などの言語表現が無い。ここに、作・演出家は、現代、このアメリカ植民地で若者たちが置かれている、声にならない不条理を表現したかったのかも知れない。であれば、第一次世界大戦でヨーロッパの芸術家たちが受けたショックを表現した、メシアンや、シェーンベルグの曲を背景に流すような演出があっても良かったかも知れない。
     今作で、大きな役割を演じている月の魔力を表すのには「月に憑かれたピエロ」を用いるとか、ラストの愁嘆場では、「世の終わりの為の四重奏曲」を用いるとかである。
     未だ、ギリシャ神話や、悲喜劇に対する理解が、不完全であるという感じは持ったが、果敢にチャレンジする志は評価したい。難しい作品群だからである。若いうちから背伸びしてでも難しい作品にチャレンジしてこそ、今後の延びシロに期待できるということでもあろう。
     演出効果の点では、オレステスが、自ら目を突くシーンで、血糊を用意して欲しい。当然、「オイディップス」が、皆の頭にある訳で、盲しいて、真実を発見しようとする人間的意志が、この行為に象徴されているからである。それが、パロディーであるにせよ、インパクトのあるシーンなので、これは是非。
     大きくて、深く、構造上も複雑な作品に挑んで、未だ消化しきれていなかったり、内包化できていなかったりという点があるので、今回は☆3つだが、今後に期待している。
     

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