満足度★★
またもや・・・
やっぱり脚本・演出が良くないということを改めて思った。
こちらは本作で三回目になるが、ダダすべりシーンが多いのは相変わらず。
以前観た「売春捜査官」の公演途中で、客席のあちらこちらから、わらわらと席を立つ者が続いた光景も記憶に新しい。(横浜・相鉄本多劇場に掛かる公演ではよくあることだが、・・・)
正直、平澤有彩さんの俳優としての良さが伝わりにくい。三本観た限り、果たしていい役者なのか判断出来ない。
満足度★★★★★
輝くエース
器一杯の水を、小さな器に入れ換えようとすれば、水は溢れてしまう。一杯になった水は、より大きな器に移してやらなければならない。本劇団の絶対エースは、器一杯になった後も、小さな器で頑張ってきた。多くの同志たちが、やむを得ない事情で夢破れ去って行き、器はどんどん小さくなるばかりであった。特にこの一年、舞台がやや精彩に欠けていたことは否めないであろう。しかし、今回は違った。EOEとしては初めて多数の客演を使い、絶対エースに相応しい器、舞台が出来上がった。特に今回は松井、鷹野というエースと同世代で共に切磋琢磨し合える新しい同志たちができた。脇を固める客演たちも実力者揃いである。
これで絶対エースが覚醒しない筈がない。ようやく相応しい大きな器に移された訳である。とにかく今回の輝きは尋常ではない。命を燃やす輝きと言っても過言ではあるまい。
今回の公演を以って、絶対エースは劇団EOEを一旦修了となるが、今後はさらに大きな器が与えられ、さらなる輝きでファンに元気を与えてくれるものと期待している。
平澤さん、まずはこの5年半お疲れ様でした。