New Planet One 公演情報 New Planet One」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    よかったです
    星新一のショート・ショートのアクション・リーディング、懐かしさも相まって、大いに楽しめました。読んだのは30年以上も前だけど、結構覚えているのものですね。シリーズ化して欲しいです。

  • 満足度★★★★

    アンテナ感度良好 ばっと
    星 新一のショート・ショートから7編を選んで劇化。演目は、①来訪者②マネー・エイジ③生活維持省④伴奏者⑤ボッコちゃん⑥肩の上の秘書⑦敬服すべき一生の7本だ。笛井事務所の制作である。この事務所、いつも面白い作品を手掛ける。そういうアンテナを張り巡らせているのだろう。然し、演技の丁寧さについては、若干、疑問を持つのも事実である。今回、テキストについては、いじっていないらしいから、星 新一さんの本を読んでもらうとして、細かい所作をぞんざいに演じられると、矢張り多く舞台を観ている者から高い評価を得るのは難しいと考える。具体例は会場で書いたアンケートに記した通り。

  • 満足度★★★★★

    堪能しました
    約50年ぶりの星新一ワールドでしたが、懐かしい想いが湧き出てきました。当時は、FM放送のラジオ演劇をワクワクして聴いていたのも思い出しました。今回のお芝居も良く考えられていました。ある種、タイムスリップしたような感じでした。約2時間くらいでしたが、非常に時間が短く感じられました。さらに欲をいうと、劇中の「ストーリテラー」役が思い切って観客寄りの位置付けだと、さらに惹き寄せられたように思います。

  • 満足度★★★★★

    星新一ワールド
    なるほどこうなるのか。といった感じ。まず感心でした。
    本を、というか、ショート・ショートを本のまま言葉を一切変えずに戯曲化したことが素晴らしい。よほど情熱を持って芝居を作っているのだろうと思いました。朗読活劇とはこういうことだったのですね。本だけど、芝居。新感覚です。
    勿論、映像ではないのでUFOやロボットが出てくるわけではないけれど
    舞台で真正面から星新一ワールドに挑み、見事にそのセオリーを打ち出していたと思います。7作を繋げた構成も見事!
    日本文学にこだわるこの団体に今後も注目です。
    ちなみに奥村飛鳥さんの頭のおかしい女性の役はハマリ役でした。笑顔が美しくて恐ろしかったです。ボッコちゃん役の澁谷晶己さんもロボットの役作りが素敵でした。

    ネタバレBOX

    舞台は三方を囲んだ形状。客席はそれをコの字型に囲んでいました。
    この団体さんは明石スタジオを面白い使い方するなと前々から思っていましたが、今回もでした。やや、このスタイルが定着している感も。しかしいろんなところから役者さんが出て来て楽しいです。
    本編が始まってびっくり。一人の男が落ちていた本を拾って物語の中に入って行く(たぶん)という構成でした。なるほど。それで構成台本が。
    そしてストーリーが進むにつれ感心したのは、本の文章をそのまま台詞にしてちゃんと戯曲の様になっていたことです。台詞になっているところはそのキャラクターが言い、文章の部分は本に入り込んだ男が読みます。朗読活劇という物を初めて観ましたが、なるほど、これはいろんな可能性を秘めているかも。
    上演された中で知っていたのは「生活維持省」と「ボッコちゃん」だけでしたが、他の話も観てみるとなんだか読んだ覚えもあるような・・・。
    「来訪者」に関しては正直まだ考え中ですが、他は主義主張のはっきりした作品ばかりで、本を読んだだけではわからない、想像力の部分をしっかり見せてくれました。
    しかし、最期まで不思議だったのはどう最後の落ちを付けるのかということ。まさかこのまま朗読劇的にササっと終わってしまうのかと思いきや、しっかり星新一らしく「反転」で魅せてくれました。
    個人的にはやはり奥村飛鳥さんの演技が好きです。前回も安部公房「友達」の次女役で可憐な殺人者を演じていましたし、今回も危険な女役が見事にハマっていました。今回は構成に演出に出演と大変そうでしたが、それを感じさせないパワーを放っていたと思います。
    星新一ファンは是非、観てみたら面白いのではないでしょうか!

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