満足度★★★★
キレイは汚ない、汚いはキレイ。
少し爽やかな感じのチラシに騙されたかなぁ・・・。
ただ、観終わって、いま一度良く見てみると眼差しはそうでもない。
途中までは、色んな個性を持つ役者さんが演じる恋愛群像劇を、ふつうに楽しんで見てたんだけど、妙に眩しい純子の座ってる場面を見たあたりから、それがずっと頭から離れなくて・・・。
そのあと目の前で起こっている若者たちの起こす情景、場面を、なんともやるせない気持ちで最後まで眺めてました。
戯曲「マクベス」の中の魔女の言葉で
「キレイは汚ない、汚いはキレイ。・・・・・」っていう言葉があるけど、
恋愛だけに限らず、同じものでも見方によっては 全然違うものに見えてくる、あらゆるものが持つ二面性というか・・・・・
もちろん、それぞれの「HAPPY」にも言えるんだろうけど・・・
そんなことを教えてもらった感じ。。
音楽があまりにも普通になじみすぎてましたよね。。
侮っていたわけではないんだけど、今回は空中列車のふたりが思ってた以上に良くて、このふたりの頑張りが周りの役者さんたちに良い刺激になって、この舞台がより良くなったのかな・・・と思ったりする。
深田さんも良い味出してたなぁ。
満足度★★★★
静謐さを湛えた透明な緊張感
キレのいい短いシーンをテンポよく積み重ねていって、ドロドロしたものを重くならずにファッショナブルに音楽劇として描いてみせた。このところ観た地元演劇ではいちばんの収穫という舞台だった。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。