満足度★★★★★
秀逸な舞台
古旅館のような舞台が、何ともいい感じでした。来客者を包み込んでいるような雰囲気と、思いもよらない災厄、来客各人のキャラクタが実に面白い。
満足度★★★★
よかったです
山村の宿屋での群像劇。あらしの夜に気分はハイで、いろんな思いが交錯する。ごちゃごちゃしたセットのように、話も盛りだくさんでしたが、実によかったです。びしょ濡れショーツ丸見えはちょっと引きましたけど。
満足度★★★★
様々な想い
山村の宿屋での一夜の話でしたが、登場人物の、それぞれの個性が面白かったです。舞台美術も凝っていて、懐かしいような雰囲気が良かったです。役者さん達の、びしょ濡れになりながらの熱演や自然な演技も良かったです。私も皆も、それぞれの生活の中で、様々な想いを持って生きているんだなぁ・・としみじみ感じた舞台でした。
満足度★★★★★
秀逸な舞台
地方の、民家と殆ど変らないような不思議な宿を舞台に、宿に集まった人々の日常生活を荘子の“胡蝶之夢”を重層低音のように響かせつつ、各々の人生をそれに重ね、輻輳させて掬い取った見事なシナリオで、死と生の重い話になりがちな所、停電場面を丹念に描き、ランタンや懐中電灯を用いて舞台進行をさせることで、恰も、誰しもの思い出にある修学旅行の悪戯気分を引きずり出し、不思議に明るい印象に変える魔術的手法が功を奏している。
舞台美術も実に手の込んだ見事なものであり、音響、照明も気が利いている。無論、役者陣の演技も皆素晴らしい出来である。未だ上演中なので詳細は述べないが、ランタンなどの灯りに浮き上がる世界は幽明・閑寂、冥府的である。無論、これは、現とも夢とも知れぬ世界と繋がるのである。この辺りの連関も見事だ。