ちょっと素敵。
まったく違う二本組。
ガーリッシュな魅力一杯の「コラージュ」はオヤジ的眼福の前半から、後半、あまりの悲しさの落差をたった20分で。
女、男、幽霊の「カラメル」は会話の芝居。女性の視点でこういう話を見るのが好きなアタシの評価はもちろん高いのですが。
満足度★★★
若い女性2人のそれぞれの世界
「カラメル」大久保亜美さんの脚本・演出のプラトニックなエロさにやっぱり胸キュン&悩殺されました。露骨な性描写はないのに、恥ずかしくなって見てられないぐらい。一緒に観た方が“大人になったオリーブ少女”とおっしゃったのがピッタリ。
「コラージュ」んー・・・私は苦手、でした。自分から一方的に発するだけで他者からのベクトルを受け入れていないように感じました。客いじりをするにしても、大胆なパフォーマンスをするにしても、同じ空間にいる人(相手役・観客)との対話が必要だと思います。
満足度★★★★
作り手とじっくり話をするような
「コラージュ」
女の子のエネルギーという部分で繋がってはいますが、前半、後半という感じで分かれてしまった印象がありました。後半おもしろかったので、前半がもっと重なってくればと。
短編ですが、ラストの上昇感は魅せてくれます。
「カラメル」
(Wキャスト:新田絵美(SLEEP)バージョン)
一緒に呼吸しているかのように、登場人物がその瞬間瞬間を生きていました。綺麗とか、美しいとかいう言葉よりは、「大切な、大切にされた」作品なんだろうなぁと。
『monde』
素直に良かったと思える公演でした。「つくりたいものをつくる」ことがきっとできたんだと思います。