もっと煮詰めてほしい
世界は終わるっていう前提だから、現実感はそんなに求めない。でもそれが心情を大きく損なっていれば話は別。世界の終わりに悲壮感を持っていいのか分からないこの設定じゃ、役者さんも困るんじゃないかな。宙ぶらりんな状態を見所にしたかったにしても、それが緊張感を失わせる要因になってはいけないと思う。
それから個人的に、常にストーリーが進んでないといけない、という下らない思いこみはないので、どうでもいいことをぐだぐだ喋っててもいい。その場限りのことで楽しめればいいと思ってます。ただ、それなら楽しませてほしい。見ていたくなるようなシーンにしてほしいと思う。覗き見ている気分にもなれず、こちらに説明しているだけで終わっているような感覚だったのが少し残念だった。
最後まで見たら面白かった、と言える芝居だったけど。
満足度★★
説明しすぎて緊張なし
緊張感のない説明ゼリフばかりが滔々と繰り出されて、目を瞑っていてもわかるという舞台だった。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。
満足度★★★★
ラーメンも演劇も
客の前に出るまでに手がかかるもの。 丁寧に下ごしらえすれば絶妙な味を醸し出して、またリピートしたくなるものらしい。 もちろん、味の好みはあるから、一般論にはならないけど。 本当は重いテーマなのに、ファンタジーっぽく軽く仕上げてあって、心にかかる負担はそこまでなかった。 うん、実に美味しかった!