満足度★★★★
見入ってしまった
芝居の内容は重く、息詰まるような静かさと激しい怒りが織りなす中でアッという間に時間が過ぎてしまった。
前作を見てなかったのだが、しっかり見ていると理解でき楽しむことができた。
迫力ある演者さんが多いのでぜひおすすめしたい作品です。
満足度★★★
真摯な姿勢
「神ノ谷㐧二隧道」に繋がる、前々作、前作と観ていないので、本作だけの観劇になるが、過去・現在が入組む巧みな演出で、おおよそのストーリーは解った。
そして、その演出故、細胞が少なくなってしまった脳をフル稼動させ、ちょっと疲れたか感もあったが、
劇団の、演劇に対する真摯な姿勢を感じられたとても良い舞台だった。
満足度★★★
ゾッとした
時代に翻弄された地方都市とその人々。
決して土着的にならず、伝説的にもならず、そしてサンプルのようにならず。
ちょっとした恐怖を味わえる作品だ。
満足度★★★★
正直暗い…。でも引き込まれる。
かつての束の間の栄華を表す「大栄町」の名前が虚しい、関西のとある過疎地を舞台とした途轍もなく暗く、寒々しい物語。
そこに暮らす人々の陰惨極まる生活が“まるで見てきたかのように”生々しく描かれ、否応なしに劇世界へ引きずり込まれた。
それだけでなく、土地の民俗までが描かれているのも面白味。
時代がバラバラな複数の出来事を同時に見せる凝った演出は劇の興趣を増していたが、この凝った演出に混乱させられ、一部よく分からない箇所があったのは痛恨。
多分、私の注意力が足りなかったのだと思います。
寒々しいがゆえに笑いを誘う、ある親子のやり取りは、基調が暗い本作の良きアクセント。