満足度★★★★
夜の部
「菅原伝授手習鑑」「道行初音旅」「鰯賣戀曳網」の3本でした
3本とも勘三郎さんの公演を観たことありますが、「鰯賣戀曳網」はとても良い感じになってました。
勘三郎さんの舞台は、とてもライブ感があり、良い意味で毎度違う(客席とのやり取り)ので、観ていて毎回新鮮なんですが、逆を言えば演者の力量で作品を壊してしまう場合もあるのでとても難しい
「鰯賣戀曳網」はコメディータッチの作品なので、勘九郎さんには合ってると思いました。また、わきを固める、彌十郎さんと獅童さんも良い味出していて、とても楽しい作品に仕上がってました。
「菅原伝授手習鑑」「道行初音旅」は、仁左衛門さんと藤十郎さんが、今一つだったかな
満足度★★★★
夜の部
菅原伝授手習鑑は、千年以上前の設定に現代の感覚を持ち込むべきではないとわかっていながらそりゃないだろうとの思いが出てしまい、切なさ美しさをいまひとつ堪能できなかった。鰯売恋曳網は能天気なところがすばらしい、三島由紀夫がシチュエーションコメディーのような戯曲を書いていたとは驚いた。
満足度★★★★★
昼の部
野崎村は涙腺が緩む感動的なドラマで、この内容でべたにならないところがすごい。伊勢音頭恋寝刃は贅沢な配役で特に玉三郎がうまく、また、場面場面では楽しんだが、この部分だけでは入り込みにくかった。なお、鑑賞歴が浅く作品を中心に観ているのであしからず。