満足度★★★★
とても濃い90分
会場に入ったら神様が居られました。1階、2階に分かれた舞台、役者全員が常に舞台に居るお芝居は初めて。再再演とのことですが、私はシシャのウタ初観劇です。歓喜のツアー、その行く先は?答えは有るかもしれないし、無いかもしれない。様々な物語の縮図を垣間見た「私」は少なくとも揺るがない強い意思を身に付けた。私も身に付けたい。とても濃い90分、楽しませて頂きました!今頃は打ち上げで成人式の美味しいお酒を飲んでいる頃でしょうか、20周年おめでとうございます!また素敵な舞台を期待しています。
満足度★★★★
ザ・社会人演劇
埼玉の社会人劇団CHAN'Tさんの20周年記念公演。まずは社会人劇団で20年続いていることに敬意を表します。
70年代生まれ→80年代後半~90年代前半の小劇場の味が色濃い。
何しろ、スピーディーな展開・90分の中の緩急・観客を飽きさせない呼吸、に長けているといつも感じます。
pit北/区域を実に上手に使っていると思いました。この使い方は観たことがありません。照明の組み方に相当工夫がいると思うのですが、どう解消したのでしょう。
脚本については、ラストは人それぞれ大きく感じ方が異なると思います。しかし、ありきたりな無難な言葉で終わらせないところに才気(こだわり?)を感じました。
演技的には、正直、素人くさい部分もあると感じます。どっしりはしていない。専門教育を受けたとか、技術を磨いたとか、そういう感じはしません。
ただ、これは投稿タイトルにつけた通り「社会人劇団」の在り方だと思います。演技だけでなく、美術や運営に至るまで、専門家ではない人が手作りでやっている感じ・・・これは社会人劇団を観る、ひとつの醍醐味かと思います。
発表会のつもりはない、かといってプロでもない。プロじゃない=スポンサーに左右されない、から、作りたいものを精一杯作る、という姿勢を、作品と、宣伝の文言と、チケット料金から、勝手に感じ取っています。
・・・しかし・・・いや・・・絡むシーンのエロさ・・・ある意味、特筆ものです。