最高の夏にしようねノイローゼ 公演情報 最高の夏にしようねノイローゼ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    最高の夏になりました。
    最高の夏にしようねノイローゼ、全7作品観てきました。
    twitterに投下した内容ですが、せっかくなのでこりっちにも転載させていただきます。
    ※ 何かの機会に再演があるかもしれないので、各作品感想はネタバレBOXへ

    終わった後の歓談も含めて、とても楽しい3日間を過ごすことができました。
    また機会があればピカイチで公演してほしいです^^

    ネタバレBOX


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    「九月の空に落ちるるる」
    星空と、二人の死因の関係性でなにを表現したかったのか、後から考えてもなかなか答えがでない作品でした。
    あと、内容とは関係ないけど白波多カミンさんのこと公演みるまで白波多ミカンさんだと勘違いしてました。ごめんなさいw
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    「路上のメリークリスマス」
    原作有りで他とはちょっと毛づやの違う作品。
    亡くなった父親と、病床の母親、そして現在の自分。
    後ろめたさとそれでも進む姿が実に印象的でした。
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    「夢で逢えた(ら)」
    泣いた。主観的にしか見ない夢を、視点を変えることで儚く切ない物語に仕上げてて正直、澁谷さんスゲーって思った。
    松井(藍乃)さんの演技も、相まっても涙なくは観られない作品。また観たい。
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    「発光」
    「より強く光らせて」っていう描写と「年取っても光り方は変わらない」っていう描写があるのが気になった。
    感情にも依存するのか、それとも受けての主観だったのか…なかなか詠み解くのが難しい作品でした。
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    「神様」
    以前青木さんのを観てたので懐かしいと思いつつ、演者の表現の仕方で違う印象を受けるなーって思いました。
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    「ジョゼと虎と私たち」
    徐々に活力が出る女性と逆に弱々しくなる男性の対比が印象的。
    個人的には一人芝居より二人芝居の方が映えたんじゃないかなと思った。
    後、ラップが卑猥。青木さん頑張ってるなぁ…(メイキングDVDを見ながら
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    「サマーホープ」
    鰐の小説の前の話と聞いて身構えてたら、
    安川まりさんの演技も相まってすごくスッキリ収まってて良かった。大人になるって大変だなぁ。
    後、昼公演で夏の空気が店内に充満してたのは凄くマッチしててよかった。夜は夜で観てみたかったけどw
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  • 満足度★★★★★

    魅力的な出演者たち
    7作品を観終えて最初に思ったのは「よくこれだけ魅力的な出演者をそろえたなあ」ということだ。出演者には女優だけでなくミュージシャンもいるのだが、各作品が彼女たちの本来の魅力だけでなく意外な魅力(ふだん演じないであろうこと)も引き出していた。出演者それぞれにファンがいるので、お目当てではない出演者の作品を観る場合があったと思うが、多くの観客が全ての作品を楽しんでいたように感じた。

    昨年のリーディング公演「サマーホープ」がきっかけで澁谷桂一さんの作品が好きになり、この1年彼の作品(リーディング公演、映画、音楽)を鑑賞してきた。今回の7作もそれぞれ良かったが、もともと演劇畑ではない彼が「サマーホープ」と「夢で逢えた(ら)」の2作品を素晴らしい「ひとり芝居」として完成させていることは特筆すべき点である。
    特に「夢で逢えた(ら)」の藍乃聖良さんには驚かされた。凄い女優さんだと思う。

    また、魅力的な写真とテキストからなる有料パンフレット、アフターイベントの白波多カミンさんミニライブや物販など、少人数で運営しているにも関わらず、イベントとしての完成度も高い。
    あえて注文をつけるとしたら、数分でも開演が押すのであれば、定刻にはアナウンスした方がいいだろう。

    そして、最後になるが、やはり安川まりさんは素晴らしい女優だと思った。「サマーホープ」はもちろんリーディングの「発光」も素晴らしかった。でも、やはり私は「サマーホープ」が一番好きだ。今後も繰り返し上演して欲しいと思う。

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