宇宙船 公演情報 宇宙船」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-15件 / 15件中
  • 表層年齢?
    実際の年齢と目に見える年齢が違うということでやっぱSFなのですかね?
    お話自体は面白かったと思いますが中だるみした感がありました

  • 満足度★★★★

    独自の世界観...
    ここの作演、ずれ方というか、新しい。LEDの使い方や、セットも斬新。目を奪われる演出力。あとから見た、再演の『ロケットマン』(鋼鉄村松)とちょっと似てる世界観と思いました。この後も楽しみです。

  • SF
    舞台ではあまり多くないSF。
    まず、舞台装置がすごい。ドアの開閉が個人的に好きでした。
    あとはスクリーンでどんどん時代が進んでいく。あまりにも飛びすぎて少しついていけない面もあったかも・・・・・・。
    奇抜な衣装も印象的な舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    すばらしい!
    とてつもなく良かった!観ることができて本当に良かった。本、キャスト、明かり、音、映像、衣装、道具他、この作品のすべての要素が素晴らしい。

  • 満足度★★★★

    生命。
    千秋楽に滑り込み。噂には聞いてましたが舞台美術がすごかったです。映像やレーザー照明等も小劇場のクオリティとは思えませんでした。未来の宇宙船の話だけに仮装みたいな衣装でしたが、その美術のおかげですんなり世界に入れました。厭世観を帯びた熱のこもった舞台。楽しかったです。

  • 満足度★★★★

    無題1266(14-305)
    14:00の回(晴)。13:15受付、13:30クラシックが流れる会場へ。最前列はミニ椅子、2列目に座ります。暗幕で舞台は見えません。

    13:59前説(アナウンス)、14:04開演〜15:58終演。初めて観たのがこの作品2012/1@東演パラータで、以降、「帰郷」「小型」、そして再演となった本作。気のせいか舞台が一回り小さくなったような感じ。

    世代宇宙船、セクサロイドとSF黎明期の作品に出てきそうな題材。西暦3000年代の(船内)社会構造がこうなっている理由は明らかにされていませんが、これもまた懐かしさ(「禁断の惑星」「タイムマシン」とか)を呼び起こす素材のひとつ。

    ネタバレBOX

    最後のシーンは「2001 A SPACE ODYSSEY」風でもあり面白い。目指したのは木星ではなくアンドロメダ星雲(Wikiには距離239万光年ってあったけど…700年後には戻って来れるのか?)の「M314星」だけど。

    昔、「スターロスト 宇宙船アーク」というSFドラマがNHKで放送されました。あるサイトから借用すると「破滅に瀕した地球から人類を乗せ」たアーク号は「事故によりブリッジ乗組員は死亡」「500年もの歳月が流れて」。
  • 満足度★★★

    正統派SF演劇
    有名なSF映画・漫画へのオマージュを感じる、時間的スケールの大きな作品でした。

    地球外生命体がいる星へ350年の時間を掛けて向かう宇宙船の中で繰り広げられる物語で、被支配階級による革命や自由による退廃、孤独と狂気の長い年月、物語の存在意義といった要素がテンポ良く描かれていました。

    SF物を舞台で上演しようとすると時間や空間の制約から安っぽくなりがちなのですが、そうはならずにSFらしい雰囲気が出ていて良かったです。
    革命後、享楽的に生きる人々が壊れたファッションと言語になり、音楽もそれまでのクラシックから切り替わるのがインパクトがありました。
    「実年齢」と「表層年齢」という設定がストーリー上であまり活かされていなくて、作品中で何十年過ぎても外見が変わらないことの理由付けの為だけにその設定が用いられているように思えたのが残念でした。

    台詞を叫んだり轟音が響く場面が多過ぎる為に音的に飽和状態となっていて、その効果が感じられずにうるさいだけになっていたのが勿体なかったです。感情の高まりは大声だけでなく、沈黙や敢えて淡々と普通に話すことでも表現出来ると思いました。

    天井まで作り込んだ真っ白い空間がレトロフューチャー感を醸し出していました。分割式の円環状のテーブルが場面毎に異なる配置・形状で使い回されていたのが良かったです。

  • 満足度★★★

    みてきた
    面白いかどうかわからなかったが、舞台は白かった。

  • 満足度★★★★★

    未知へと遭遇する過程で
    しっかりSFであり、人間というか生命のドラマでした。

    舞台美術がまず圧倒的。
    世界観に入るには、これ以上のものはないと思う。

    ネタバレBOX

    手塚治虫の『火の鳥 未来編』を思い出す。

    後半、主人公ミシマがたった一人になっても生き続ける場面。
    藤子・F・不二雄の短編でも、
    遠い宇宙の彼方へたった一人行く話とかあったけど、
    ずっと一人、孤独でいることへの得体の知れない不安を感じた。

    必ずどこかに誰かがいる場所にいた経験しかないから、
    ある意味、究極の環境ではないのかなと。

    それを受けて、
    かつては仲の良い友人でありながら、
    この「マンダラ号」に乗ってからは
    あまり上手くいかなかったアラノ、パンドラとのそれぞれの関係も
    コールドスリープで生き永らえた二人とミシマが再会し、
    別れがくるところはぐっときた。

    冒頭の旅立ちから、テロ(宇宙船内における革命)が起きて、
    その次の世代では下層(奴隷)階級の子孫が中心となるが、
    自由と平等を標榜するも生活や言語は退廃し、享楽的になる。

    ゆるやかな統制が必要か、と言わせるのは皮肉めいている。

    この場面では映画『26世紀青年』が思い浮かんだ。
    こちらは500年先の未来の地球をバカバカしく描いたコメディだけど
    下らなすぎるのにだんだん笑えなくなるというすごい作品。
    それにも通じるような気がした。

    A→Bの順で両方を観て、
    見た順番も関係するのだろうけど、
    1度目は衝撃が強く、2度目でより深く世界観を理解した。

    ミシマとヨニ・ニャンニャンにスポットが当たって
    過去のミシマと、かつて付き合っていたエスに
    切り替わるところは印象的で好きなシーン。

    佐藤拓之さんに圧倒された。
    Aでは主人公の友人アラノ、Bでは主人公ミシマ、
    対象的な役柄を見事に演じ分けられていて魅入った。

    Bバージョンの鵜沼ユカさんのヨニ・ニャンニャンは
    変化に富んでいて魅力的だった。

    山田宏平さんの存在感と凄さ、
    山森信太郎さんの安定感はさすが。

    鳴海由莉さん、愛らしい。
    松本みゆきさんは前に見た日本のラジオの時とはうって変わって
    大人の女性の魅力を感じた。
  • 満足度★★★★★

    壮大なスケールで極めて人間臭いSFクロニクル
    地球から350年もかけて他星に航行する巨大宇宙船内の壮大なクロニクル。
    冒頭シーンで状況や設定を決して説明っぽくなく観客に伝えるのがまず見事。
    そしてその中でも説明される「表層年齢」のアイデアも巧み。長期間でも老けメイク不要だもんね。
    そうして描かれるのは長期にわたる宇宙船内の人間関係。
    考えようによってはコンパクトな史劇でもあり、愛憎、堕落、再生など極めて人間的。
    また、装置や衣装も「素材」を上手に活用して「それっぽく」見せるのが前作に続いて巧い。
    で、とある名作のオマージュ以外、SFとそうでない有名芝居各1編を連想したが、多分考え過ぎだろう。(具体的にはネタバレBOXへ)
    なお、夏のブル2作を見逃してしまい久々となる鳴海由莉嬢は(19歳の設定なのに)オトナっぽくて「ありゃりゃ?」と思っていたらあくまでそれは役柄上のものであり、終演後に会った彼女は以前の(笑)キュートな由莉ちゃんなのでした。
    女優ってコワい…(爆)

    ネタバレBOX

    終盤、1人になってしまったミシマに「2001年宇宙の旅」のボーマンを想起。その後、一旦「考えすぎか」と思うも最後に新生児が出てきて「あぁ、やっぱり!」(笑)。
    また、パイン(だったかな?)の子孫たちがおかしくなった時にはチャペックの「RUR」も連想。(ミシマが人間でパインの子孫たちがロボット、的な)
    さらに、1人になったミシマが小説を書きながら皆を回想する場面では「上海バンスキング」のラストも思い出す。いくら何でもこれこそ考え過ぎってモンだよね。
  • 満足度★★★★

    スペースシャワーにWao!
    たぶんこの劇場で観たなかではセット・音響は№1。照明・衣装・映像・小道具等も水準以上。というか高レベル。A、Bの配役がうまく(ずるく)て違うバージョンも観たくなった。

    ネタバレBOX

    フライヤーと説明からもっとエロいのかと思ったがそれほどでもなかった。ミシマとあの赤ん坊は寿命どのくらいなんだろう?と(たぶんない)続編=復路=に期待する。
  • 満足度★★★


    面白い。115分。

    ネタバレBOX

    一幕
    科学が進んだ未来。平和な地球から他の生命体のいる星へ移動する宇宙船。真の平等を訴えるテロ組織の人間が貴族階級の人間を皆殺しにし、実権を握る。
    二幕
    自由と平等を標榜し満喫する、テロ人間の子孫たちだったが、次第に綻びが出て、更に宇宙的災害?に会い全滅する。宇宙船の性処理アンドロイド・ニャンニャン(鵜沼ユカ)と頭の狂ったミシマ(佐藤拓之)だけが生き残る。
    三幕
    寿命150年のはずが何年たっても死なないミシマは、孤独を叫びさらに狂う。そこに、テロの際にコールドスリープしたミシマの友人アラノ(山川恭平)とミシマの元妻・パンドラ(松本みゆき)が姿を現し、3人は学生時代に戻ったかのように楽しく過ごす。しかし、目的地に着く前に二人は150年の寿命を迎え死ぬ。目的地についたミシマは発狂しかけるも、ずっと想っているS(ニャンニャン)が新たな子を生みともに生きていく…。

    エロティックでありしっかりした世界観をみせつけ、一風変わった空気感で人間ドラマをみせてくれる作品。精霊とか意味不明な存在も不思議と受け入れられる器の大きさが魅力なのかなと。話自体はけっこう王道寄りと思うけど。

    二幕が若干パワーダウンした感じかな。ヒャッハーしてる空気が薄いというか。
    ニャンニャン演じた鵜沼の独特のしゃべり口調がハマっている。ミシマを演じた佐藤もいい。舞台のつくりがしっかりしてるのもいつも通りかな。扉の開閉がスムーズなのが地味に素敵。
  • 満足度★★★★★

    A Ver
    初演と少し設定が違っている気もするけど、それは自分の記憶違いのところもあるのかも?

    それにしても、壮大な設定だ。よくこんなことを思いつくな、と改めて。

    また中身も深い。ミシマとノニニャンニャンはすばらしい。

    エンディングもまたすばらしい。

    ネタバレBOX

    再演ものはいつもながら観るのが難しい。
    印象が残っているのだが、それが必ずしも正しくなかったり、変に美化していると大変。

    今回も実はちょっと違和感があったのはDJ。初演と雰囲気がかなり違うのに戸惑った。多分今回のを初めて見たら相当いいと思うのだろうが、初演もインパクト強すぎた。

  • 満足度★★★★★

    【A-ver.】観劇
    舞台美術と衣装が素敵でした。

    ネタバレBOX

    片道350年もあれば、宇宙船内での革命や政変が起こっても確かに不思議はありません。言葉遣いも、語尾に“にった”が付くこともあるでしょう。革命後、自由を謳歌して人口爆発になるのかと思えば、宇宙シャワーという現象で回復不可能なくらいまで人口減少になったりと予想外のことが起こります。

    ファンタジーで意味不明なところはありましたが、圧倒的な舞台美術の素晴らしさが特に際立ち、衣装のセンスも光っていて、心地良い気持ちになりました。丸いドアなんか開閉時格好良くて素敵でした。

    農業大臣が食材管理を他人に任せるという重要事項を独断で決めたのはまだファンタジーの領域に入る前であることを考えると安直過ぎて如何なものかと思いました。
  • 満足度★★★★★

    再演を観て
    数年前の初演を観たのですが、この頃、次々に発表させていた3部作の勢いとともに、ある達成感、完成感を感じていました。なので、「何故、ここでまたこの作品を再演?」と不思議に思い、初日を観させていただきました。
    「再演やっていただいて良かった」と思いました。
    リニューアルされて、初演とはまた別のものになっていたこと、キャストも大きく変り、それもまた新しいものになって、その化学変化も楽しかったです。盛りだくさんなので、稽古が本当に大変だったと推測されます。でもその分足を運んだ人にモトをとらせている。
    この公演はwキャストで、それぞれを楽しめるお得なチケットがあり、今日私は別のキャストを観る予定です。とても楽しみ。
    これが初めての方も、初演を観た方も、観た方がいいです。

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