満足度★★★★★
Merdre!
全体は風景1、風景2と題された作品群でひとまず、完全に異なる話の2部構成というか2.5部構成というか、言い方に迷う構成になっている。まあ、2.5部構成といった方が正しかろう。というのも、風景2は、別々の話が、2つ演じられるのだが、風景2の最初に演じられた作品のラスト部分は、風景2で2番目の作品が終了した後に演じられるという特殊な構成になっているからである。この構成上の工夫によって、作品は微妙な化学変化を起こし、結末のファンタジックな世界への移行をスムースに感じさせているのである。尚、タイトルを記してある作品が、風景1の作品だ。風景2のタイトルは後ほど記す。
今作は、サブテレニアンの企画公演Marginal Man01“周縁の人”の参加作品ということもあって、こういう作りになっているのかも知れない。MarginalであることやMarginalなものは、常にpilot surveyや水先案内として、現代のように、価値が無限に希薄化してしまった時代には、殊に重みを増す概念である。この点に着目して、企画を立てた、この小屋主の慧眼にも敬意を表しておきたい。
満足度★★★★★
2作品観劇でより一層楽しめます。
風景1、風景2を観ました。劇場の空間がお芝居の雰囲気にとても合っているように感じ、作品にぐっと引き込まれました。実際に起こった最近の事件がどちらの舞台も題材になっており、内容の深いお芝居に思いました。風景1と風景2どちらも物語も演出もとても面白かったです!共通の演出などもあったので2つ観るとより一層楽しめました。