劇場のお話。
「客席」「舞台」のお話。
劇場という空間のファンタジックな部分を描いているようで、
「劇場が好きなんだな…」としみじみ。
哲学的?だったり、抽象的な部分もあり、
未熟者の私にはちょっと難しかったりもしましたが…。
役者としても、観客としても、多少経験のある身として、
共感できるところがたくさんあった客席編が好きでした。
WSや、缶カフェのおもてなしなど、芝居以外の試みが楽しいです。
ホームページには台本も公開されてますので、チェックしてから観る、
または観てからチェックするのも良いかもしれません。
※12/26 ちょっと補足。WSにお邪魔しまして、これが劇場の話なのか、
違う話に見えるのかは各々の視点によるのだなーと思いました。
満足度★★★
客席編 『椅子に座る女/椅子を並べる男』
客席編『椅子に座る女/椅子を並べる男』を観てきました。
上演されてはいけない演目が上演され…。
観る側と、観られる側。
お互いの事情を抱えて、会ってはいけない二人が会ってしまい…。
面白いシチュエーションでの、役者さん2人での会話劇でした。
決して交わらない会話の応酬が盛りだくさんで、少し詰め込みすぎ感ありますが、面白かったです。
満足度★★★
◆舞台編 『ヒーローに見えない男/缶コーヒーを持つ男』 ◆客席編 『椅子に座る女/椅子を並べる男』
時間をかけて練り上げた作品だということがよくわかります。ストーリー的にはほとんど動きませんが、その分役者が動きます。どんどん加わっていったのではないでしょうか。それが隙間を埋めてしまったような気がします。まだ台本ができたてのフレッシュな状態の時に、どんな芝居をだったのか気になります。