Vol.1『BGS~バックグラウンドストーリー~』 公演情報 Vol.1『BGS~バックグラウンドストーリー~』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    ドM最高!
    マリーシアさんの作品は何回か観てますが、今回もマリーシアさんらしさが出てて、とても面白い作品でした!
    男性ばかり出演している舞台は他にも見たことありますが、他とは違い、シナリオがちゃんとしてて無理なキャスト推しがなく、あくまで脚本演出勝負で演技にも力を入れてるのがイイ(≧∇≦)

    映像演技のお芝居を舞台でうまく表現出来てるのは、マリーシアさんだけだと思います。
    脚本も演出も演技も映像寄りなので、舞台感がなく、すごく観やすいのが特徴。
    そのため、若い世代にはウケがいいが、舞台舞台してる(前向いたり叫んだりする王道な舞台)芝居が好きな年配層には若干理解し難いのかな?という印象はありますね(笑)

    私は舞台らしい舞台は嫌いなので、いつもマリーシアさんの舞台では楽しませてもらっています!

    ただ、もっとディティールを仕上げることが出来そうな感じがしたので、今回は★4つにしました(*^_^*)
    またドMメンバー+マリーシアさんメンバーでの舞台が見て見たいと思いました!

  • 満足度★★★

    本番中でーす!
    楽屋というより、演劇部の部室といった感じでした。
    公演中の芝居に対する緊張感まったくなし、自分の出番だから舞台へ行くというやる気なさ。芝居に対する建設的な意見なく、個人的な不満と打ち上げの事ばかり。こんな(芝居上の)劇団も珍しい!楽しめました!

    ネタバレBOX

    ポンコツ役者と陰で言われる役者の田端は、最初に楽屋で会った二人(脚本家見習いの淀橋、スポンサー代理の服部)の”お疲れ様”の声に”疲れてない”と言っていたのに、その後まもなく会う俳優の片瀬には”お疲れ様”で返答。見逃しがちだが、こんな所で上下関係をつける性格の一端が見られた。
    この田端と謝罪と感謝の言葉が言えない幼馴染の脚本家大木との大人げない口喧嘩のシーンが何とも滑稽で面白い!この二人性格が似ているがゆえのことで、昔は双子兄弟のように見られていた。    
    役者福留の出身の淡路島”愛”もウケた。 玉ねぎ好きのせいですか、髪の毛ふさふさなのは(笑) 。        
    しかし、役者が全員楽屋に集まり、舞台に誰もいないなんていかがなものか。最初は淀橋が繋いだが、それ以降は無人の舞台・・・。
  • 満足度★★★★

    観劇の感想です。
    土曜日に行きました。この劇場は久しぶりです。全体に黒っぽい舞台だということ覚えてました。地下なのですが、スタッフの方が段差がありますよ!とか親切に誘導してくださいました。
    お芝居の方は、素直に面白かったです!
    男優さんのしつこいせりふ回しも面白かったですし、少しプロレスファンの私はマイクパフォーマンスのところでちょっと突っ込みたくもなり、面白かったです。いろいろ小ネタをちりばめている感じはとても良かったです。

    ネタバレBOX

    全体では、最後二人は、急に仲良くならなくてもよかったのでは、と思いました。喧嘩しあいながらも二人は仲良しということは十分途中で伝わったので、何となく口げんかとか憎まれ口をききながらでも二人はね…みたいなスタンスでよかったのかなと思いました。
    また男だけの芝居とか、逆に女性が入った芝居とか次回もぜひみたいです。
  • 満足度★★★

    主張が内向きで弱い
     劇団員、全員男、ゲイ在り、腐れ縁在り! 等々、小劇場で公演を打っている劇団の本公演中、舞台袖、楽屋での話である。

    ネタバレBOX

     どういうわけか、この本公演前から、アタッシュケースに仕込まれた爆弾騒ぎが起こっていた。この事件、最初の爆発が、おばあちゃんの原宿、巣鴨で有名な西巣鴨で起こったことから西巣鴨ボマー事件として有名になった。その後も、あちこちで同タイプの爆発事件があったばかりか、何と、この劇団に所属する淡路島出身メンバー、福留の隣室で爆発が起き、ニュースで報道されたばかりであった。そんな折も折、楽屋では、劇団創立メンバー、ポンコツ役者、田端と編集者の服部、制作等担当の淀橋らが、雑談をしている。田端の不満は、「何故、自分には、短い科白しかないのか?」である。服部は、唯一、この劇団で本職のシナリオライターだけで喰っていける、主宰者の大木に原稿を貰うことだ。淀橋は、公演終了後の打ち上げ手配などをやりながら、皆の舞台に気を配っている。ところで、作・演出の大木と田端は、小・中・高と同期で、小さな頃は、双子の兄弟のような仲良しであった。田端は、高校で地区大会決勝迄駒を進めた立役者。キャッチャーで4番、時にはピッチャーも務めた程の選手で1年で既にレギュラーであった。綽名をドカ弁と言う。一方、大木は、サッカー部キャプテン、全国大会出場を果たしていて、特技は、視野が矢鱈に広いこと、耳の辺りで本を開いて読んで見せる。ホントに見えないのは、真後ろだけとの噂があるほどだ。だが、二人は、ある時から、事あるごとにぶつかるようになる。原因は、女である。で、現在の其々の彼女は、互いの元カノという交錯した関係である。彼らと最も、付き合いが古いのが、主役の片瀬である。その片瀬は殆ど出ずっぱりで、楽屋に戻るのは、水分補給程度なのだが、彼のペットボトルを狙っている男がいる、ゲイの矢部坂である。矢部坂は、片瀬がラッパ飲みしたペットボトルと自分がラッパ飲みしたペットボトルを交換し、間接キスをすることに執念を燃やしている。この他、舞台監督兼演出助手でプロレス狂の天本が居るが、本番中は、楽屋では静かにしていることが常識なのと、プロレスラーが試合終了後、何らかのアピールをした後、マイクを投げ捨てる動作に重ねて、楽屋内では常にメモ帳にメモって対話をするのだが、その時、マイクをプロレスラーが投げ捨てるようにメモ帳を投げるのが癖である。
     これら、やや濃い目のキャラクターと西巣鴨ボマーとの関係や如何に? ボマーの狙いは? はたまた、矢部坂の恋の結末は? そして彼らは無事公演を終えることが出来るのか? それらの謎解きは劇場で。
     ところで、矢張り何となく内向きである。演劇は社会を映す鏡でもあるはず。外界を、殊に、この国の歪みが、各々のキャラにもっと反映するような作りを目指して欲しい。同じ楽屋物でも、清水 邦夫の「楽屋」が優れているのは、そこに、役者のエゴやプライド、自意識の深刻さが、本質として描かれ、普遍性を獲得していると、観る者、読む者総てに感じさせるからだ。個別的でありながら、普遍的であるような作品を目指すことが、表現する者の心がけの要の一つだと言うことを肝に銘じて欲しい。
  • 満足度★★★★

    タイトルどおり
    野郎の宴でしたねぇ。

    以前からマリーシア兄弟さんの舞台を観ている人にとっては、ニヤッとする演出も入っていて楽しめました。

    演じるメンバーも大幅に入れ替わり、更に魅力アップ(イケメン増えた気がする)?した新生Mさんが生み出す今後の作品にも期待したい!!

  • 満足度★★

    細かい伏線張りなどもよくやれていたが・・
    今ひとつ感は否めない・・・・のではある・・のだが、
    料金を考えると釣り合いが取れてるかなぁ? と思えた1時間45分

    ネタバレBOX

    本番千秋楽劇場公演舞台の楽屋というか、
    役者の出待ちルームで巻き起こる人間関係(男性のみ(^^)の話。

    殺傷能力の無い愉快犯的なトランク爆弾事件なども絡ませて展開するけど、
    そこそこに散りばめた設定は人間関係には反映されてるのだが・・・・。
    どうにも本番中の舞台が隣で進行してるという緊張感が無い。
    効果音で隣から笑い声でも時々出すとか、役者の大声がたまに聞こえるとか、
    盛り上がる音楽が伝わるとか、そーゆー細かさあればなぁって思えたデス。

    いろいろと人物設定とかに細かいとこも、上手に伏線回収するところなんかも評価高いとこあったですんで、上記勿体ないです。

    ちなみに作品中でトランクと言われていましたが、見た目考慮すると。「アタッシュケース」と呼称した方が合ってるのでは?と思ったデス。

    役者さん尊敬してますと言ってた進行?製作?係りのヨドバシくん。小学生相撲を全て下手投げで優勝したという伏線が、最後に爆弾騒ぎのドタバタで悪態ついて逃げる時に発揮されたりしますが。父親の勤め先はヤマダ電機の方が受けたかな?

    いがみ合う役者と売れっ子脚本家の服装が黒と白で統一していたりと、ほんと芸が細かいトコはよかったんだけどねぇ・・・。

    ケースが爆弾とわかってから、脚本さんが解体しようとしますが。素人がいきなりそういう発想するかな? せめて「CSIだてに全シーンズン見てないぜ」とか好奇心とか電気系が好きな行動や台詞は仕込んで欲しかったです。
  • 満足度★★★

    期待してますよ~!
    「・・・?、大丈夫か・・?」と、

    演者の緊張が観ているこちらに感染するような滑り出しでしたが、
    中盤から後半にかけて、客席からの笑いがスイッチになったのか?
    芝居が見違えるように良くなりました!

    我々観客もやっと肩の力が抜けた感じでしたね~。

    ただ、ひとつ気になったのが、
    台詞が聞き取れない場面が結構ありましたので、
    研究・練習したほうが良いのかなと思います。

    これからどんどん良くなっていって欲しいですね!

    期待を込めて、「星三つです~!」

  • 満足度★★★

    表と裏
    舞台本番中の楽屋で、スタッフ、出演者、関係者の思惑が交錯する。
    “舞台と楽屋”が人間の“表と裏”を表す如く
    もう少し“裏の毒っ気”みたいな部分を見せても良かったと思う。
    だが登場する個々のキャラ設定はなかなか魅力的だった。
    冒頭の”つかみ”が弱いのが残念。

    ネタバレBOX

    本番中の楽屋は結構リラックスしている。
    出演者の出ハケに加えて、スタッフや脚本家の作品を待つ編集者も出入りする。
    立ち上げ当初から一緒の脚本家(大浦力)と役者田端(森山匡史)は
    高校時代からの友人同士なのに
    いつの頃からか険悪な仲になり、他のメンバーも気をもんでいる。
    巷にはトランク爆弾魔が出現し、世間を騒がせている折も折、
    楽屋の通路に1つのトランクケースが置かれていた…。

    群像劇の底深く沈んでいた秘めた感情が、ある非日常的なきっかけで露わになり、
    素直に向き合って確執がほどけて行く…というストーリーは
    過去のマリーシアにもあったパターンで、その設定は悪くないと思う。
    この劇団の特徴のひとつ、バラエティに富んだキャラの面白さは健在で
    例えば淡路島出身の福留(吉田哲也)が
    “他のみんなには「最寄駅どこ?」って聞くのに俺には「最寄りの港どこ?」って聞いた”と
    ブチ切れるところ、故郷が何より大事な人間にとっての異様なこだわりが可笑しかった。
    ただせっかくの面白い台詞が流れやすいところはちょっと残念。
    もう少し客に伝わりやすいように“聴かせる”事が必要かと思った。

    後半、本番中に全員が楽屋に集まってしまうという緊急事態を引き起こしながら
    “ゲイのカミングアウト”を強行する服部(土屋洋樹)も面白かった。
    そこに至るまでの微妙な行動が上手い。
    ユルい、脱力系の面白さは、スパイスがあってこそ際立つものだが
    前半のユルさと後半の激白のコントラストがとても良かったと思う。
    夏目漱石の"I love you"のエピソードが効いていて笑った。

    細かいコントのような会話の連なりは、会話の一瞬の面白さはあるものの
    その場限りに終わりやすくて、ちょっとバラケた印象が否めない。
    脱力系にもテンポとメリハリは必要で、そこが少し弱い気がした。

    チラシやBGMのセンス、そしてこの劇場が観やすくて好き♪
    三三さん、脱力してるくせに忘れられない台詞を放つような作品、期待してますよ!


  • 頑張ってください!
    料金には見合ってます。
    面白いところもちょこちょこあります。
    将来、まだまだ面白くなりそうな感じはます。

このページのQRコードです。

拡大