七月大歌舞伎 公演情報 七月大歌舞伎」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    初歌舞伎♪ 立ち見も、ありかな。
    多趣味なので、初見はアニメの「天守物語」。

    ただ、歌舞伎座の「天守物語」は、
    風格や雅を体現していました。
    (所作(立ち振舞い)や、セリフの節回しなど)

    ■背景に映像いれるとか、
    「古典イメージ」は先入観でした。
    しかし、「ひ~様(お姫様)」など、
    時代劇見てないとわからない歴史的用語あり。
    そこに「江戸」を感じたのも事実。

    ■玉三郎、海老蔵、中車。
    名優とその演技を体感するだけでも、見た甲斐あり。しっかり作り込まれた役柄が、ストーリーだけに集中させてくれた。
    たぶん、数回見ないと真骨頂までつかめなさそう。

    ■一幕だけの立ち見(当日券)があるため、
    東京出張のついでに見れました。

    ■惜しい点。2時間上演されたが、映画やドラマに馴れた目には、冗長に感じられた。90分に凝縮されたら見やすい。(能・狂言を見たことあるから?)

  • 満足度★★★★★

    大千秋楽
    やっと建て替え後初の歌舞伎座公演を観ました。
    地下に2階から繋がっているとは知らず、地下鉄降りたらびっくりした。
    今回2階席だったけど、前回より席幅も足元も広くなり良くなっていた。
    舞台も花道は観られないけど観やすくなっていた。

    さて今回は千秋楽の夜の部を観てきました。
    内容は『悪太郎』『修禅寺物語』『天守物語』の3本だて。

    最終演目の『天守物語』が終わった後は、カーテンコールがいっぱい!
    大千秋楽だったこともありたっぷりやって最後はスタンディングオベーションに

    『天守物語はある意味ファンタジーなので、外国のお客様も大変喜んで
    盛り上がってました。

    玉三郎、海老蔵、中車、そして我當さんがセンターになり、皆楽しそうでした

    久しぶりに観た歌舞伎はやっぱり良かった

  • 満足度★★★★

    夜の部を観てきました
    『悪太郎』『修禅寺物語』『天守物語』の3本。

    ネタバレBOX

    『修禅寺物語』
    将軍源頼家は、面作師の夜叉王に自分の顔の面を作るように依頼されたが、なかなか出来上がってこない。業を煮やして夜叉王のところに行くと、納得のいくものができないと言う。それに怒った頼家は夜叉王を成敗しようとすると、夜叉王の娘が、頼家に「実は出来ている」と面を差し出す。面は頼家にそっくりなのだが、夜叉王は、その面は生きた顔ではない、死に顔だ、と言い、渡すつもりはない。しかし、頼家はその面を持って帰るのだが……。
    というストーリー。岡本綺堂の作品。

    夜叉王を演じるのは、市川中車、つまり香川照之。
    そういう見方をしてしまうせいか、力が入りすぎの印象。歌舞伎役者とは発声が違うようだ。歌舞伎役者さんたちは、もっと軽く声を出しているのに、通りが良い。

    ラストは芥川龍之介『地獄変』を思わせる。面作り一筋で、それしか頭にない名人と言われる人の凄まじさ、怖さ。


    『天守物語』
    泉鏡花作、姫路の白鷺城天守閣に住む美しい富姫に妹分の亀姫が遊びにやってくる。
    彼女たちは、人ではない。
    亀姫は、自分の住んでいる城の殿様の首を土産に持ってくる。
    生首は、人ではない彼女たちの好物。
    富姫は、亀姫に白鷺城城主の白い鷹を与える。
    亀姫が帰ったあと、天守閣に登ってくる人の姿があった。
    天守閣に登った者は生きて帰れないと言われているのに……。
    というストーリー。

    『天守物語』と言えば、玉三郎。
    歌舞伎ではない玉三郎主演の『天守物語』も観たことがある。
    とにかく、玉三郎さんの美しさ、立ち姿は見事。
    すっと立ち、それがまったくぶれない。
    表情、客席に見せる姿、形をきちんとして見せる。

    玉三郎が演じる富姫が心を寄せる、図書之助役の海老蔵も美しい姿であった。
    背景は映像を使っていたが、セットは歌舞伎にしてはとてもシンプル。
    舞台の上の役者を見てくれ、ということだろう。

    富姫と、その妹分である亀姫(尾上右近)との姉妹のやり取りは、女学生のような明るさと華やかさ、若さまで感じるような演技だった。
    姉妹2人が、互いの顔がつくぐらいに近づけてこちらを見る姿には、観客は思わず、きゃーっとなってしまうようだった(笑)。

    人ではな異界の者たちの話なので、不気味な中にユーモアもあるし、耽美的な美しさもある。
    冒頭、女中たちは、天守閣から、露を餌に、花を釣る、なんていうシーンから始まるのだ。
    「えーっ」というラストではあるけど。

    この舞台で驚いたのは、「カーテンコール」があったことだ。
    歌舞伎座でカーテンコールは初めて見たと思う。
    しかも、ダブル。
    観客は大いに湧いた。

    夜の部には、もう1本『悪太郎』があったが、見てない。
  • 満足度★★★★★

    夜の部
    能楽の狂言は歌舞伎に向いていると思う。天守物語は作品や出演者一流のよさがあって、演劇ファンにも十分に堪能できると思う。歌舞伎にはないと思っていたカーテンコールがあって驚いた。

  • 満足度★★★★★

    昼の部
    通し自体を見るのが初めて、全体がわかってよい。海老蔵大活躍。玉三郎はうまいなあ。

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