ロボ・ロボ 公演情報 ロボ・ロボ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★★

    ロボット達の揺れ動く感情の悲哀
    3度拝見しました。
    ひとえに、とても切なく深く深く突き刺さる素晴らしい内容の舞台でした。

    観劇前から「感情を持たない」ロボット達の感情の揺れ動き、それによる悲哀がどんな形になるのか?楽しみにしていたが
    自分のはるか上をいく凄く深い伏線がほんとにもう…

    この舞台の見どころロボットマイムをじっくり観るにはもちろん、前列なんだけどもこれはほどほどな後ろめで観るほうが泣ける舞台かなと思いました。
    位置により立ち位置被ってしまって見えない部分があったり、全体観るほうが良いなと個人的に思いました。

    みんな凄い細かいマイムで同じ仕草でも顔を上げ見据える視点、角度等それぞれ特長がすごく表現されていて素晴らしかったです。
    顔や視線上向きで常に中腰みたいな繊細なドクター
    あれ実は一番地味に誰より疲れるんじゃないかと思った。

    冒頭から何度か出てくるとある台詞
    これが始まる花と一言出るだけでぶわっと涙が溢れてくるこのセリフを感情を持たない(はず)ロボットが度々言う刹那さ…

  • 満足度★★★★★

    魅力あふれるロボットたち
    感想を書くのがすっかり遅くなってしまったが、手放しで☆いつつ出したい舞台だった。

    美術や役者さんの演技ももちろんだが、最近、なかなか素直に感動できない私が、ロボットたちに愛情を感じ、どうなるのかハラハラしながら鑑賞した。
    さびついた心が動き出したかのように感情移入が止まらなかった。

    ネタバレBOX

    衣装や美術、音の効果などは見たり聞いたりしているだけで楽しかったが、なんと言っても役者さんたちの魅力、そしてそれを引き出した演出はすばらしかったと思う。

    個人的にはナビゲーターの「?」の芝居や、ワーカーのパワーマイム(手が伸びるところや、2.5トンを放り投げるとこ)が特に好きだった。
    ワーカーの歩き方や、レコーダーのくるくるや、ゲーマーの側転など、本当に何回も見たくなる舞台だった。

    再演があったらまた見に行きたい。
  • 満足度★★★★★

    一途なロボットたちが愛しい
    どれがどの役柄なのか、一目でハッキリ分かる衣裳をつけてるって重要だと実感!
    お陰でオペラグラスの出番は数回でお話を味わえました。

    どのロボットたちも自分の役割に一途で、ひとつのことをがんばるばかりにすれ違ったり。
    大きな見せ場でドーンと感情を持っていかれる、というよりは、はじめからおしまいまでずっとどこかしらを揺さぶられているような感覚。その波が大きくなったり小さくなったり、じんわりしみる素敵な舞台でした。

  • 満足度★★★

    ロボットたちの哀しい物語
    少しの仕草でも鳴るロボット音がとにかく、すごかった。今誰が動いて、この音が鳴っている。っていうのが分かる。
    ストーリーはちょうど良い長さ。これ以上長くてもダラダラしてしまうだろうに、ちょうど良いところ。

    ネタバレBOX

    最後、「最初からこのつもりだったのか」の、最初からとはいったいどこからなんだろう。
    ドクターの手を手に入れ、自分に植え込んだのも、最初からなのだろうか。そう考えると、ちょっと怖くもあり悲しくもある。
    本当に最初から、そのつもりだったのなら、全員で島を脱出するなんて不可能だと思っていたという事だよな。
  • 満足度★★★★★

    ひたひたと
    甘さを抑え かなりビターな展開でありながら

    終わったあと ひたひたと胸にせまる 温かいもの

    正直言って チケット代は 私にはきつかったけれど

    これだけの時間をくれるのなら と 納得。

    千秋楽。

    何度も何度も何度も 鳴りやまぬ拍手の中、せめてあと数秒でもロボットでいられる時間を名残惜しむような若い7人の役者と この世界を創りあげた鬼才シャトナーさんに 文句ない拍手!

  • 満足度★★★★★

    じんわり
    舞台セットもストーリーも非常にシンプル。
    “人間ドラマ”をあえて“ロボット”で表現した手法が大変面白く、75分という上演時間もちょうどいいと感じた。
    じわじわと切なく、じわじわと優しく、じわじわと幸福感に包まれるとても上質なエンターテイメントだった。けして衝撃的でもセンセーショナルでも無いけれどすっと心に沁みていつまでも残っているような舞台が観れて良かったです。

  • 満足度★★★★★

    良かった
    舞台が始まってすぐにググっと引き込まれ てじわ~っと来てしまった。
    キャストさん達の意気込みを感じました。
    初めは75分かぁ… 短いなぁと思いましたがなんの!
    もうね・・・充分です!
    華麗な殺陣や美しい歌や躍りがある訳では ありませんが
    満たされました!

    舞台の上にはロボット達7人しか出てきません。
    なのに描かれているのは人間ドラマ。
    ロボット達のピュアな言動が濁りのない人間らしい感情を感じさせてくれるんです。
    これは是非劇場で体験して頂きたいです!
    感じ方はホントに人それぞれだと思います が 私はラストシーンで心が洗われるような思いがして涙が(T-T) 鼻水が(T^T)

    公演後 買うつもりではなかったのに思わずパンフレット買ってしまって電車の中でヒタヒタに浸りながら帰りました。
    良い時間を過ごせました。 ありがとうございます。

  • 満足度★★★★★

    いぶし銀
    観劇後、真っ先に浮かんだのが「いぶし銀」
    とても渋い芝居だったと自分は感じました。
    役者の肉体ありきと言うか、あの時間、ずっとロボでいられるのはとんでもない事ではないかと!
    どのかたも相当な筋肉の持ち主なのだろうなあ。

    滑らかな動きのロボ、というのがしっかり表現できていたと思います。


    7人なので舞台が広く感じるかもしれないと思っていましたが(と言いつつ何とかしてるのだろうな、とも同時に思っていましたが)、7人並んだ時の丁度良い空間の形が好きでした。

  • 満足度★★★★★

    面白い!
    ロボットマイムもさることながら、ストーリーが素晴らしかったです。終盤は客席のあちこちからすすり泣く声が…。上演時間もちょうどよかったと思います。

  • 満足度★★★★★

    濃密なロボットマイム
    75分という公演時間ながら、とても密度の濃い時間を過ごすことが出来ました。
    生身の役者7人が演じるロボット、各々についた個性ある効果音、舞台全体を包み込む照明、全体を流れる音楽、美術セット。
    それらの全てが調和し、心地良い空間を作り上げていました。

    序盤、音響機材の関係か、聞き取りづらいようなところがあったのが少し気になったくらいです。
    ぜひ、劇場に足を運んで目の当たりにしてほしい作品です。

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