満足度★★★★
正義など無い
あらすじは公開されていますので、感想のみ。
最初から最後まで、とにかく三人の役者さんがしゃべるしゃべるしゃべる、
意味のあるような無いようなおしゃべりを、
とにかくしゃべる。
BGMなどありません。
休憩を挟みましたが、納得です。
ものすごい台詞の量でした。
海外の戯曲ということで、話の中身を真面目に解する芝居では無いと早々に見切りをつけて観劇しましたが、とにかく台詞の量のすごさが印象に残っています。
それと、舞台上に再現された「雑貨屋のガラクタ」。
洋物の小物がたくさんで、開演前にまじまじと観察してしまいました。
後半にこのガラクタたちが大仰な音を立ててぐちゃぐちゃにされます。毎公演あれをちゃんと元の状態にもどしていらしたんでしょう。おつかれさまでした。
大量の台詞の中身は残念ながらためになるものではなく、まじめに冷静に他人をおとしめるものであまり気持ちの良いものではありませんでしたが、演じる役者さんたちの力量には疑いようもなく、妙な満足感が残りました。
後半は感情を爆発させるような場面もあり、感情の揺らぎ、冷静さと冷静さを欠いた状態、緊張と弛緩、いろんな状態を演じ分ける難しい芝居だったかと思います。最後の最後にかわいらしい印象を残した松木賢三さん、さすがでした。
満足度★★★★
無理なもくろみ
面白いんだけど あーだ こーだ 言葉が多い YES NO が、はっきりある文化の物語ですね
珍しい5セント硬貨を富裕層の男か90ドルで買っていく 子供のボブは、同じ硬貨を50ドルで買った トニーのため 何かある 画策 何もない 架空 推測 金持ち 金庫 下見 金庫開ける 膨らむ 空想 シカゴの町での貧困層 の無理なもくろみ 役者さん3人 とても上手い。 おもしろかった。
満足度★★★
☆★男たちのシュールな会話劇★☆
1970年代のシカゴを舞台にした男3人の話
あまり観た事のない何とも独特な雰囲気の会話劇
松木賢一さんがなだぎ武のデュラン風の話し方で熱く語る
それに対してクールに対応する北口裕一さん
そして少年役の迫田萌美さん
あまり観たことのない雰囲気のある3人の役者さん
皆さん上手い演技で魅せてくれるのですが
前半はこの会話の何が面白いのかなぁと思いつつ…(^^;;
後半はこれは真剣に聞く話ではないなぁ~
と思って観てみると
自分勝手な男が熱く語る姿が滑稽に見えて
そんな男たちが熱く語るほど段々と面白くなってくる♪
クソ野郎たちの欲と猜疑心が招いた悲劇⁈ 喜劇⁈
ある意味シュール過ぎる大人の会話劇♪
☆印象に残った役者さん
独特な語り口調だった松木賢三さん
今年の6月からテノヒラサイズに入団されたそうなので楽しみ♪
☆印象的なシーン
後半の松木さんの怒りが頂点に達して
ブン殴り、暴れてモノを蹴散らすシーン