満足度★★★
タイトルも気にして
インプロ(即興劇)は、その機転・発想の豊かさが芝居に表れる。前説から既にインプロ導入部となり、観客の心をつかむ。この前説はやや緊張気味でその後を心配したが、それは杞憂に終わった。
さて、インプロは端的に言えば観客から”お題”をいただき演じていくもの。それゆえ普段の練習が大切だ。当日パンフには、インプロ練習の「勧誘案内」が入っていた。本公演はその不断の稽古が実を結んだと思う。
開演まで観客の男女比や年齢層は分からない。しかし本インプロは大方の人が理解し納得できるオチを見せてくれた。
次回公演も楽しみである(ちなみに、エレベーター内で次回公演(2015年3月予定)に出演する女優の方と一緒になったが、テンションと同時にハードルも上がったと心配していたが…)。
実満足度は★3.5
満足度★★★★
役者の日常
インプロビゼイションを成立させる為の枠組みをオープニングとラストに作り、その中身をお客から貰ったお題で埋めて行くことによって、サンドイッチされた内容は、誰にも予測できない即興になるというメタ構造の作品作りだ。(従って、今回は、ネタバレで中味を先に明かして、構造を隠しておいた方が、素人さんには、面白く読めるかも知れないが、演劇ファンを前提とするサイトであるから、演劇に於けるメタ構造が何を意味するか位、自分で勉強すべし。幼稚園児じゃないんだから。)
という訳で、構造を明かした。内容はその都度違うハズだから、各人、観に行って、お題を出し、其々楽しんで頂きたい。