満足度★★★★
前に進む
自殺した人ではなく、残された人達に焦点を当てた名作。自殺そのものを非難するのではなく、その為に不幸になる人がいるのを分かって欲しいとの想いが見えた。やや、私では良く理解しにくいシーンもあったが、最後はそれぞれが前に進んでいく終わり方に共感できた。
満足度★★★★
バランスがよくとれている作品
一方的に思いや考えを押し付けたりまた観客の想像力に完全に丸投げすることもなくそのぎりぎりのところで話が展開されていてバランス感にすぐれた作品になっていたと思います。
満足度★★★★★
念
軽い題名、しかし内容はかなり重い。死んでしまったもの、それへの想いを持つもの、双方の悲しみに溢れていた。取り残された者達の行き場のない想いが引き寄せる念、それが今そこにあるのか、ずっとそのまま残されたものか、それは分からない。救いを求めているのはどちらも同じ。不思議な空気が流れ続け、やがて、どちらもそこから離れるときが来る。生きていること、どんな人でも一人ではないということ、しっかり感じさせる作品だったと思う。
満足度★★★★
自殺は自分だけの問題ではありません!
本人だけでなく、周りの人たちもその十字架を背負い苦しみます。
舞台セットの樹海と洞窟の雰囲気良かったです。
洞窟の中での会話のエコーはとても臨場感ありました。
脚本書いた宇梶氏も観劇、終了後簡単でしたが、お礼の挨拶もありました。
満足度★★★★★
生きるということ
役者陣の熱演が半端なく、個人的にはものすごいメッセージをいただけたと思っています。観劇終盤は、涙が溢れ出るのを抑えることができなかった。観劇後は心が温かくなりました。生きている証なのかな?
満足度★★★★
ああ、いいものを
観せてもらったな、と心がほっこり。劇団が大事にしている脚本だということがすごく良くわかる舞台でした。一般に自殺する人間の心の軌跡はよく描かれるけれど、ここではその周辺の、傷つきさまよう家族が描かれ、胸が痛む。それでも少しづつ救われていく魂の不思議さと強さ、浄化の過程を興味深く見せてくれて、場内は感涙の嵐でした。よく出来た脚本と、舞台でしかできない魂の表現が面白い。犬が大事にしている物の正体が悲しいですね。どんな命も、このようにまん丸いきれいな魂に浄化されるといいなぁ。