舞台版天誅 公演情報 舞台版天誅」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★★

    圧巻。。。
    アクションシーン、殺陣、凄かったです。久保田ワールド全開!!

  • 満足度★★★★

    天誅~鬼陰様が…

    本当に怖かった…です。ゲームもストーリーも何の情報も入れずに観劇いたしましたが、アクションばかりの殺陣もたっぷりでした。
    個人的には、沖野さんと一瀬さんの殺陣シーンがめっちゃ観たかったです。

    沖野さん演じる、鬼陰が本当に怖すぎて迫力ありすぎて、舞台に鬼陰がいると目が離せなくなるくらい怖かったです。

    ところどころに笑いが入るのも、久保田さんらしくって、笑わして頂きました。

    配役も、新鮮な役な方が多くって、新たな魅力が観れたのとこれから期待な方と。

    同じキャスト様で
    舞台版~天誅2~
    が楽しむです。


  • 満足度★★★★

    殺陣殺陣殺陣
    私は殺陣を見に行きました。殺陣をずっと見たくて見に行きましたが、ド迫力でした。狭かったのが惜しいです。内容としては物足りなさを感じる部分もありましたが、最後は心に残るものがあったので良かったです。みなさま身体をしっかりと休めていただきたいです。

  • 満足度★★★★

    忍び!
    まず、度肝抜かれるのが力丸役の森渉さん!最初のシーンで舞台上段(1.5m位の高さ)から前宙して膝伸ばしたまま着地、そして音がほとんどしないう!正に忍びの技!オープニングのアクションや殺陣でめちゃくちゃワクワクしました!
    それと演出であまり見たことがない試みもあり興味深かったです。ただもうちょっと何かが欲しい感じもしたので今後の活用方に期待です!
    個人的には殺陣やアクションをもっと増やして剣戟や蹴りの音をもっと合わせて欲しかったです。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/
    [ACRAFT]の、
    【舞台版天誅】を観てきました☆
    面白かったです。
    忍者ゲームをベースにした舞台☆
    殺陣はものスゴイし、
    映像との融合もナイス!
    細かい笑いもいっぱい♪
    「これが・・・天誅だ!」
    がツボります☆
    主演様のサービス精神に感服!
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★

    事実上ボクラ団義の総力戦
    隣接するサンモールスタジオで公演中の「永遠にムーン」マチネからハシゴ。

    アスリート系キャストはそれぞれ華があり、身体能力が高いことは伝わってきたが、役者として経験不足が否めない。
    そこを補う、いま東京の小劇場で最も勢いがあると言っていい企画演劇集団ボクラ団義の脚本、演出とキャストの活躍が目立った。彼らもまだ若いと言っていい世代、外部プロデュース+大きめの会場で商業的な相乗効果をねらう試練を課せられているよう。

    ボクラ団義特有の凝った「文法」が観客にどの程度届いたのかは未知数。膨大な数の伏線を終盤で怒濤のように回収したり、一部のキャラクターが実は…という後半スピード感が上がる部分はボクラ団義の本公演に比べたら過度に複雑でない、文字通りゲーム感覚で「そういうことか!」と快感を得られる水準だったと思う。

    江田結香はただ新体操選手として実績があるだけでなく所作に色気が感じられる。今後に期待!

    ネタバレBOX

    この作品・公演に「天むす」必要か?
  • 満足度★★★★

    素晴らしいアクション
    久保田唱さんの脚本と演出、メンバーの多数出演でボクラ団義さん色の
    強いイメージはありましたが、アクロバットを中心に圧巻の殺陣で
    魅力的なステージでした。
    ゲームを知らない私にも充実満足できました。

  • 忍びは久保田イズムだ

    久保田 脚本は、スピーディなシナリオとファンタジックな娯楽性が話題沸騰である。

    世界中で遊ばれるコンピュータ・ゲーム『天誅』を舞台化した本作。さすが肉体派アイドル・森 歩が主演なだけあり、そのメインはアクロバットだった。


    久保田氏が代表を務める『企画演劇集団ボクラ団義』は DM(ダイレクト・メール)にPR・DVDを 付ける映像制作力がある。(現在休止)

    『天誅』も 原型はコンピュータ・グラフィックだから、「久保田イズム」は発揮されやすいタイプだったのだろう。


    いわゆる「緑のやつ」こと「ボスキャラ」はグラフィック描写であった。森 歩が殺陣対決をするシーンは、敵役がモニターを視聴し、その身体の動きにマッチングさせるべく苦心したようである。つまり、どういう内訳かというと、別室においてカメラ撮影する合成技術だ。技術協力は神奈川工科大学先進技術研究所にまで及ぶ。

    ネタバレBOX


    一方、『企画演劇集団ボクラ団義』は制作協力という参加ではある。まあ、「久保田イズム」を全面にアピールする公演であることも間違いないわけだが、私は「贔屓目」を感じた。
    「当て書き」の上、沖野 晃司、竹石 悟朗、大神 拓哉を主要キャストに就任させたのだろう。大神は『ボクラ団義』でも必ず「三枚目」だし、沖野は 毎回の「黒幕」である。

    鉄塔の要所要所を自前メンバーで固めてしまった結果、あろうことか主演・森 歩すら電飾役となっているこの現象。殺陣といい、側転といい、ジャンピングといい、森はハイ・パフォーマンスであった。しかし、彼の人間ドラマの部分が「あやふや」に なった感が強い。
  • 満足度★★★

    物言い
    まず話の展開。脚本久保田唱とはなっているが、おそらくソフト会社の方から
    ベース内容は出されていたのではないか?いつもの精密なパーツがラストに向けてどんどんはまっていく様な爽快感がない。ぐだぐだと遠回りばかりして
    スッキリしない展開。長々のゲーム画面、舞台として考えて必要のない部分だ。最新テクノロジーの効果は確かにないでもないが、役者が思うように動けない舞台、はっきり言って“足枷”となっていたのではないかと思う。どうにも殺陣の動きが鈍く感じたのはそのせいではないかと・・・。また殺陣の上手い市瀬氏が見せ場がなく、役者の使い方も宝の持ち腐れ!!またメインのメンバーの多くが経験不足、団義メンバーが頑張っていたが、いつものテンポが出ていない。スポンサーサイドにとって大事な作品かもしれないが、舞台を作る側にとっても大事な作品。餅は餅屋に任せろと言いたい。舞台はゲームとは違うことをスポンサーサイドに理解していただきたい。・・・・推測ではあるが・・・・もしも違うのであれば平に謝らせて頂く。






  • 満足度★★★★★

    2度観/前席の為か立ち回りのド迫力/演者の演技熱がフルに伝わってきました、はっきりいって「面白かった!」(1回目の感想は「見方」によって感想が変わるのでは?、でした)
    5/11(日)13:00観劇 A列
    ────────────────────
    最前列で、アクロバティック+優美/細やかなやりとりあり、
    そして刀のみでなく鎖鎌?鉄扇、更に何よりしなやかなる体術など
    色々な殺陣/立ち回りを沢山観れて大満足。
    (戦闘シーンはまさに子供に夢を与える方の「忍者」でした。)

    既に2回観てストーリー/背景的なものは全て把握している
    状態だったのもあり、突出しまくった(キャラ立ちまくった)
    役者陣のアクション演劇はまさに「ヒーロー大戦」的なものに見えました。

    前回上げた劇場/座席による難点さえ取り除ければ、
    「シリーズ化」してもいいのではないか?と思えるぐらい
    この超ド級立ち回りは気に入りました。




    5/9(金)19:00観劇 C列
    ────────────────────
    1回目の感想で「ゲーム感覚」で観ないと楽しめない
    (お芝居として「演技」「物語」を追ってはいけないタイプの舞台?)、
    と書いたのですが、そんな事はありませんでした(感想見た人すいません)。

    今回、2回目は席が前の方だったので1回目のように
    ・ 前席の人の頭で舞台中央で何が起きているかがまったく観えない。
    ・ 距離的に「超ド級立ち回り」の迫力、および演者の演技の熱が伝わってこない。
    という事はないよな、その上で楽しめなかったなら
    「自分には合わないお芝居/座組だった」という事だろう、と考えていました。


    そして観劇したのですが、

    ※ 1点だけやはりアレはいらないのでは、、、と今回も悩みました。

    ・ 超ド級立ち回り(あやめの回転技、力丸/鬼陰の1.5m級ジャンプ/バク宙、
      殺陣+体術の戦闘シーンなど)に、はっきりいって気持ち持ってかれる
      レベルで興奮しました。
      (高さや斜め舞台などを使ってのダイナミックな立ち回り(アクション)は、
      他劇団でも観た事がありません。)

      ハプニングで、舞台が耐え切れず一部壊れてしまうほどのアクションは
      まさに「ダイナミック!」

    ・ 演者の演技のその熱を感じる事が出来、かなり集中させられました。
      (コメディ要素など、どの方向のお芝居なのだろう、と迷う所はあれど
      演技は「良い!」と思えました。)

    ・ 「笑い」に距離が関係あるのかは分かりませんが、
      1度見て笑えなかったはずの「笑い」ネタにもかなり笑わせられました。

    ・ (2度観だから、というのもあるのでしょうが)
      演者の演技/所作の中に隠された伏線に、
      「久保田テイストがちゃんとある!」と感激しました。

      また、物語/演出についても「企画演劇集団ボクラ団義」公演レベルの
      「脚本と演技/所作の深さ(と一言で言えるものではないのですが)」
      まではなくとも、少なくとも
      「筋は通っていて、ちゃんとストーリーの波/どんでん返し/盛り上がりはある」
      と感じられました。

    そういった意味で、今回は自分は「面白かった!」と言えるレベルで楽しめました。
    (物語の深みなどはともかくとして)
    観た事がないレベルの忍者アクションのすごさ、ゲーム的な面白さ、には
    ☆5つ(1回目は3つ)つけたいと思います。

    ※ DVDも予約してしましました
      (1回目の観劇ではアンケートすら書く気がしませんでした)。


    ※ ただ1つ、自分が非常に残念に思うのは、
      「座席位置(距離)」「隣客(前後左右)」次第で、
      この舞台を観る人の感想がかなり左右されてしまうのではないか?
      という事です。

      ・ H列まで?の、平席配置ははっきりいってあの高さの舞台を
        観るのには不利です。
        (段差式座席の劇場を選ぶべきだったのでは?)
        ※ 自分の後ろの人が、自分の頭が邪魔で
          観劇を楽しめないかも、と今回出来るだけ頭下げるようにしてました…

      ・ このアクション劇については、その熱を感じられる距離がかなり
        制限されてしまう(近さが必要)のではないか
        (もう少し小箱で公演した方が良かったのでは?)

        ※ いつもの「ボクラ団義」劇は、演者の熱よりもまず
          「物語」自体が観客の楽しみになる為(?)、
          距離に左右されにくい、とは思うのですが…

      今回、前席で観劇する事が出来た自分は「満足」しましたが、
      (特に後ろの方で客観的に)観劇された人たちの中では
      「不満」がかなり残ってしまうのではないか、と思わせられました。




    ※2度観で感想が180度近く変わったので、以下下に移動します。
    5/7(水)19:00観劇 H列
    タイトル:「見方」次第で評価が変わってしまうタイプの舞台かと…
    ────────────────────
    PVのイメージから「アクション主体のシリアスストーリー(お芝居)」
    という先入観を持って見始めてしまいました。

    (アクションはほんと最初から"スゴイ!"の連続だったのですが)
    序盤からあるシーンにかけて「物語」の方に集中しようとしてしまったのか、
    冒頭からの展開の仕方に自分には何か違和感のようなものが湧いてしまい、
    どうにもお芝居に没入/引き込まれる事が出来ませんでした。
    (まず、ボクラ団義さん=物語に集中、という気持ちで
    観てしまっていたのかも知れません。)

    しかし、場面変わって主人公のあるセリフ以降、
    この舞台は元々がゲーム原作で、
    単に元ネタとしてゲームを使ったというよりも、

    「ゲーム感覚」で観るお芝居なのでは?と考えなおし、
    そういうイメージで観るようにしたら、
    人の動き(殺陣や体術など)、物語の設定など、

    見事ゲーム「天誅」を再現している!と感嘆し
    舞台上の芝居から殺陣から(※アクション、の方がしっくりくる?)を
    楽しむ事が出来るようになりました。
    (「何も考えずに観て」というお話がよくありますが、これはまた
    それとは違うのかな、と思いました。)

    今回は自分の「見方」が変わるまで、面白みを感じる事が出来なかった為、
    ☆3つとさせていただきますが、あと2回観る中で
    自分の中で評価がどう変わるのかが楽しみです。

    ネタバレBOX

    ※ 5/13(火)、誰も見ないだろうけど思った事1点追記
      今回の舞台版「天誅」、集客的には大成功だった(と思う)けど、実際
      ・ あの大劇場で少ない日数公演するのと
      ・ もう少し席数/舞台との席の距離おさえた小劇場で長期公演するのと
      観せる側/観る側の両方にとって、どっちがWin - Winな
      関係になれたのだろう?

      ※ 「商売」としてではなく、演劇を志し「観てもらいたい」と思った側と
        演劇を「楽しみたい」と思ったその双方にとって

      ※ まあ、あそこまでのアクロバティックさについては
        演者さんの肉体的な限界も考慮しなければいけないとは思うけれど…




    5/11(日)13:00観劇 A列
    ────────────────────
    ツイッターで「火影が一番際立ってた」という意見を見ましたが、確かに
    (ゲーム主人公とは出来るだけ個性を消して、プレイする人間と
    意識を同化しやすくするモノ、という基本ルール(?)はあるにしても)

    主役力丸が、ゲーム主人公に姿がそっくりで、
    ダイナミックなアクション/立ち回りの迫力を見せつけていても、

    (役者としての)物語面でのセリフ廻しの上手さや
    登場の仕方/物語自体を動かす人物としては、
    どうしても火影の方が目立ってしまう(主役を食ってしまう?)
    面はあったな、と自分も感じました。

    あやめの方は、登場場面の違いなど(あるいは性別の違い?)から
    「食われた」感はありませんでしたが…


    主役が食われた(?)という事よりも、もっと気になるのが
    主役を中心とした物語、というよりゲーム式物語

    ※ 各面にボスがいてそれを倒していく、
      もちろんボスはそれぞれキャラが立っている

    として構成させようとしたのか、
    舞台版「天誅」は主役以外のキャラが起伏少なく
    みんな(キャラが)立ってしまっていたように思えます。

    3度観の自分にはそれぞれ全ての設定が分かっていた事、
    また最前列で演技/アクション自体に引きこまれた/はまり込めた事から
    それについてのマイナス点は感じませんでしたが、

    本来のお芝居ならば主役含め主要なキャラ数人のみキャラを大きく立て、
    あとはあくまでも脇役として主役達+物語自体を盛り上げる/引き立てる為の
    サブ的な立ち位置でないと、物語としての起伏が感じられず
    (観る側にとっての視点をどこに持っていけば良いかが定められず)、
    これもまた「面白みに欠ける」ものになってしまうのではないでしょうか?

    ※ ボクラ団義舞台では、それぞれの舞台で
      メインキャストとサブキャストをちゃんと分けて
      それぞれのメンバーが自分に与えられた役割を
      メイン、サブ関係なくしっかり背景設定など
      掘り下げた上でこなす為、起伏があって面白い物語であり、
      その上で初回メインを中心に観てよし、
      二度観以降サブの方に注目してもよし、
      と何度でも楽しめるヒット作が何本も産まれているのだと思います。


    そういう意味でも、本劇は全員主役の「ヒーロー大戦」的なものに見えました。

    もしかしたらですが、1回だけ本劇を観賞した人にとっては、
    やはり物語面に何か難点(誰がメイン(主役/悪役)かよく分からない、など)が
    感じられてしまったかもしれません。


    【その他】
    ・ 最前列で見たおかげかもしれませんが、
      ・ OPのダンスがめちゃくちゃかっこいい、BGMとすごく合っている
      ・ OPの映像もこれまたかっこいい
      と、今回の観劇では思いました。


    ・ あと、関係ないですが大音さんの巫女の
      「キエエエエエエエエエエエエエエ」がかなり喉に負担を
      かけているようでちょっと心配でした。
      (残す千秋楽、がんばって乗り越えてください( ´ー`))

      あの笑いの取り方はかなり上手いですが、
      かなり大音さんに女優力に負荷をかけているような…


    ・ もう1点、最前列で分かりましたがやはり舞台が低く感じます。
      矢が武士(大神さん)に刺さる場面など、
      最前列で観て初めて実際にどういう場面だったのかが見えました。
      C列ですら見えません(多分そういう状況だろう、と想像して観てはいましたが)。

      昔シアターサンモールで別のお芝居を見た時は、
      そのお芝居自体がアクションものではないという事もありましたが、
      階段型舞台で基本下部分には立っている人間以外を置かないという形を
      用いていた為、「見づらさ」を感じる事はありませんでした。

      しかし、本劇「天誅」では、ダイナミックなアクションや
      前転/側転などの地を這うような動き、実際に人が倒れる、など
      かなり低い位置まで使ってのお芝居をしている為、
      やはり席位置などによって「見づらさ」が発生してしまうものと思われます。

      同様、舞台上の(アクションや演技などの)熱を感じられる距離は、
      観客それぞれの感受性などによって変わってくるとは思いますが、
      あの広い劇場の遠目で舞台を遠く眺めたとして、
      はたして本劇の「面白さ」が本当に伝わっているのかな?
      というのが、自分には疑問として残ってしまいます。

      劇場として「シアターサンモール」には合わない
      (というか感激できる距離が限られる)のでは、と思いました。




    5/9(金)19:00観劇 C列
    ────────────────────
    だいたい感想の方に書いちゃいました。
    あとは、

    ・ 「アレ」=ゲーム映像であやめとその兄の背景設定を伝えている部分
      (どのタイミングで出てくるのか忘れていたので、
      「もしかして削ってくれた!?」と「自分に良い方に」想像してしまいました。)

      2度観ると、映像に合わせ演者がうまくセリフをのせているなど、
      いい部分も多々観えてきたのですが、やはりPS1/PS2画質の映像は
      観劇/感情移入の邪魔かと…
      (ただ映像後半は今回用に作られたのでしょうか?映像がきれいに感じました。)

    ・ あやめの回転技、すごく優美な動きですね、
      体操関係をやられていた?

    ・ 力丸と鬼陰の1.5mジャンプ、特に力丸はバク転も混ぜてくる、
      その迫力がすごかったです。
      (セットまで壊してしまいましたからね。)

      鬼陰やその他ボクラ団義メンバーの殺陣/立ち回りの良さと、
      体術にすぐれる他の方々のアクションが噛み合って
      「これはすごい!観た事ない!」と思えるような「ド迫力立ち回り」でした。

    ・ 物語については、伏線などを少々盛り込んだ程度で
      「久保田テイスト」を感じるほどではなかったと思いますが、
      「天誅」という忍者ゲームのストーリーとしては、
      真の黒幕は菊姫の潜在意識、更に鬼陰が裏で糸を引いていた、
      裏切った忍者の頭領のただ1つの願いは「愛しき人」の復活、
      など、結構悪くない物語だったと思います。

    ・ 伏線で「蘇った者達の妖術は、同じ蘇った者には効かない」が、
      2度観するとちゃんと凛達には効いていない、
      また火影が「なんだ、お仲間なのか」?と言っているなど
      「ああ、ちゃんとここで伏線張ってるのか」と、
      1回目ではまったく気づかない良点でした。

      2度観で楽しめる部分があるのは、
      「久保田テイスト/ボクラ団義テイスト」だと思います。

      ※ あと細かい部分では、大神さんが
        度々演者陣の足を引っ張って笑いをとってたり、
        あれはアドリブでしょうか。
        (久保田さん脚本に対して、更に演者陣が背景設定を掘り下げていったり、
        「面白さ」を追加する為のアドリブをいれるなど、
        (1人だけの考えではなく全体脳で考える)のが
        ボクラ団義の良さだと思っています。
        それは今回どこまで活きてるのかなあ( ´ー`))

    ・ はっきりいって劇場の選択(あるいは舞台セット構成(高さ))の部分で
      ミスしているのではないか、と思いました。

      ・ (平席部分について)席/隣者(前後左右)により舞台自体が見えにくい。

      ・ ボクラ団義のいつもの深くテンポの良い物語/演出では、
        物語自体の理解/推察などが重要な要素である為、
        観劇距離の影響はそれほどないのか、と思いますが
        (まあ、近いほど演者の熱が感じられてうれしいのですが)、

        今回の「天誅」のように「アクション!」を全面に押し出す劇では、
        その熱を感じられる観客との「距離」こそが重要だったのではないか?
        それにしては大箱だったのではないか?と思います。
        (後ろの方の人は、舞台の熱を全く感じる事なく、
        ボクラ団義テイストとの違い、アラ探し、
        に走ってしまうのではないか?と思いました(自分もそうでしたし)。)

    ・ (今回が面白かったので、はっきり言いますが)
      ACRAFTさんとの合同舞台については、前作から心配がかなりありました。

      TVドラマや映画などの映像ならば、きっとうまいカット割りで
      いいシーンや展開を観せてくれるものと思います。
      (今秋から来年に公開される映画は楽しみにしています。)

      しかし、舞台には舞台ならではの物語の作り方/カット割り/演出(観せ方)がある、
      という事について、前作では「分かってないな」と思いました。

      TVドラマ/映画のカット割りでは、観せたい場面をそれぞれカット割りし、
      そこをカメラを通して映してつなげていく形になると思います。

      しかし、生舞台では同じ事はできません。

      前作は、単に2場面を繰り返し移動するだけの
      テンポの悪い紙芝居(完全な二次元舞台)のようでした。


      そして、企画演劇集団ボクラ団義の演出の良さは、
      舞台を多段(あるいはそれ以上)に分け、
      ・ 現代
      ・ 過去(回想)
      ・ ここと違う場所
      などをその多段上の人々の会話の組み合わせや照明などでうまく
      表現する事で、(人の移動などに時間を取られず)
      TVドラマ/映画に負けない「上手いカット割り/場面転換をテンポよく」
      実現している事だと思っています。
      (紙芝居でいえば、1枚目のシーンと10枚目のシーンのキャラが
      3次元的につながって新たなシーンを生み出す、
      というようなイメージでしょうか(例えが分かりにくいですね( ´ー`)すいません))


      しかし、今回の「天誅」では、舞台セットの構成や、シーンの展開について、
      舞台演劇(ボクラ団義)の良さが(完全に、かは分かりませんが)、
      かなり活きていたと思います。

      そういった意味では、やっとACRAFTさんとボクラ団義が
      かみ合ってきた、と感じました。

    ※ 1回目観劇時の印象で☆3つをつけた時、かなり悩んだんですよね。
      (いつもの事なのですが、公演中の舞台なので集客に影響してしまわないか、
      という点で。)
      チケット完売/満席の舞台や、あまりに不誠実な劇団/舞台であれば
      こんな事を気にはしないのですが…

      「自分が(あまり)楽しめなかった」理由について、

      ・ 自分の見方や隣席の方々との組み合わせの方に問題があったのではないか?

      ・ 今投稿するのはやめておいた方がよいのではないか?
        (公演終了後が良いのか?)

        (自分が否定要素を感じる舞台については)
        他の観客の方も同じ気持ちなのか、
        皆さん感想を書かないんですよね。

        その為自分のマイナス印象の感想だけがポツンと残ってしまい、
        それを観た方は「感想が少なく、評価もいまいち、じゃあ観るのやめよう」
        という方向に動いてしまわないかどうか。

      しかし、申し訳ないのですが、「ファン」であっても
      「えこひいき」はしたくない(意志は曲げない)、
      というのが自分のモットーです。
      
      「いいモノにはいい!」、「悪い(と感じてしまった)モノには悪い(と思った)!」
      という事を、そのタイミングなど考えずに書く、
      という自分ルールには逆らえませんでした。

      ただ、あまりにストレスを感じてしまい、夜も眠れずに考えた末、
      「観る距離で演技の熱が伝わる/伝わらない、というのはある」とCoRich掲示板にあげ、
      更にはCoRichでかなりの観劇数をほこる観劇者の方に相談までしてしまいました
      (温かい回答をいただけたので、気が楽になりましたが)。

      しかし、演者の竹石さんから、
      「評価は観る側のものなので、ちゃんと思ったままの評価をそのままくだしてほしい」
      というものをいただき、何か心の重石が降りたような気分になれました。

      やっぱり熱い劇団ですわ。゚(PД`q。)゚。 出会えて良かった…


    長々書きましたが、「天誅」、可能なら1回目の僕同様
    マイナス評価を書いた方も、前席で一度観劇し、
    その熱を感じていただければ、と思います。
    (ほんと、自分同様評価が変わるのではないか、と思います。)

    ※ 今後、劇場選びなどは考えるとして、これだけのアクション舞台は
      「また観てみたい」と正直思います(もちろんできるだけ熱の感じられる距離で)。





    ※2度観で感想が180度近く変わったので、以下下に移動します。
    5/7(水)19:00観劇 H列
    ────────────────────
    序盤から真のOPに当たるダンス/OP映像が流れるまでの間、
    (ちょっとどういう気持になったのか自分でも忘れてしまいましたが)
    「物語」としてお芝居を観ようとしてしまったのか、
    短い時間の中に展開していく内容に何か
    (いつもと違う、と言っては変ですが)
    違和感のようなものを感じてしまい、
    どうにも「このお芝居は楽しめそうにないかな?」と
    思ってしまいました。


    その後、くノ一の背景設定に当たる物語を
    過去のゲーム「天誅」の映像
    (PS1かPS2か、とにかく現代のクォリティではない)で
    5~10分流されている間も、

    「この背景をわざわざゲーム映像で説明する必要はあるのだろうか?
    お芝居でやってくれた方がまだ分かりやすい」など

    (自分もゲーム「天誅」は当時プレイしていたのですが、
    ストーリーの方は完全に忘れていた事もあり)、
    演出にちょっと不満を抱いてしまいました。


    しかしその後、主人公達が実際敵に乗っ取られた仏殿?に忍び込む場面で
    「集団で戦った方がいいと思うよ!」という仲間に対し、

    力丸「しかし1人で戦うのが”天誅”!」、

    など、「そうそう、天誅ってそういうゲームだったよな」と
    思わせくれる場面/セリフがいくつか出てきて、
    やっと自分がこのお芝居の「見方」「楽しみ方」を勘違いしていたのかな、
    という気持ちにさせられました。


    単にゲーム設定を背景にした「物語」ではなく、
    「ゲーム感覚」で観てこそ楽しめるお芝居なのかな、と。


    それからは、ゲームそのまま(あるいはそれ以上の)
    ・ 舞台の高低差を利用してのアクション
    ・ 殺陣というより体術とも言える主人公その他の動き
      主人公やくノ一など体術に秀でた人が多く、
      殺陣やバク転側転などのアクションが
      非常にかっこよく、かなり見栄えがしました。
      (ここも本物の忍者というより、ゲームの忍者ですね)

    ・ 忍者ならではの変わり身(?)その他

    ・ まんまゲームの設定(隠れていれば相手は見失う、など)
      あとあの君主のシナリオ説明セリフも確かゲーム「天誅」だったかと

    ・ あまり深くはないがゲームとして楽しめる「物語」設定

    などを、自分もかなり楽しめるようになりました。


    ただ何点か難点
    ・ 初日ゆえか、昔言葉ゆえか、長セリフゆえか、
      何人かの方がセリフ途中で不要な間をあけてしまってたかと…
      (セリフがなじんでない?)

    ・ シアターサンモールは舞台に対して席が平(たいら)に配置され、
      かつ碁盤の目(前が見えるように席がズレている、などの配慮がない)の為、
      前に長身の方が座ってしまった時点でもう舞台下段中央が全く見えませんでした。
      これはかなりがっかりさせられました(舞台中央で何かが起きてても自分だけ分からない為)。

    ・ (これは演劇の質、劇場とは全く関係ありませんが)
      ・ セリフにかぶる奇声(大声)で笑う人(周りの笑い声に対して、あまりに異質だと
        本人気づいてないのかな?)
      ・ 飴の袋か何かをビリビリ破る音多々
      ・ 指をポキポキ鳴らす人
      ・ 席を立ってトイレへ行ったのか、何度も何度もドタドタという音が後ろから聴こえる
      など、(遠目の席だった事もあり)セリフや楽曲など、
      「音」を聞き漏らさないようにしていたら
      異音が沢山でちょっと残念でした。


    あと素朴な疑問として、
    ・ ゲーム「天誅」について実際プレイした事がある人やゲームをする人などについては、
      OPの歌から何からに非常に懐かしさや「ゲーム感覚」というのも理解でき、
      本お芝居が面白く感じられたと思いますが、
      まったくゲームをやらない、「天誅」なんて知らない、
      という人(特に演者さんや劇団などの方のファンの方々)
      にとっては、はたして「親切」なお芝居だったのかなあ、
      というのがちょっと心にひっかかります。
      (単にすごいアクション!しか楽しめなかったかも・・・)


    PS.最初から最後まで楽しめなかったら「パンフいらないかな」と
      思っていたのですが、自分なりの「見方」(ゲーム感覚)で
      観たら楽しめた、結構面白い、という事に気づいたので
      パンフ購入し背景設定(ゲーム当時の内容など)を確認して、
      次は最初からこの世界観にハマってみたい思います。
      ⇒
      パンフレット読みましたが、キャラの背景設定の記載はほぼなしなんですね。
      ボクラ団義さんのアフターパンフレットみたいに、
      それぞれのキャラの背景/思考なんかをもっと教えてほしかったです。
      (それこそ各役をゲームのキャラとすればその背景知ってこそ
      次観る時の面白さが増すと思うのですが…)

このページのQRコードです。

拡大