満足度★★★★★
キラキラしてました
3本のオムニバス公演。歌あり、ダンスあり、芝居ありで、夏休みらしいテーマの作品でした。特にラストの作品 [未開の空、ゆれる] が素敵でした。あれ1本で2時間作れそうな話。それをテンポよく展開し、もっと観たいと思わせながらも、物足りなさは感じさせません。それは俳優を上手に動かすダンスの演出の賜物です。郷愁、ノスタルジーの世界にいざない、走馬灯のように現れる女性がみんな素敵です。生死の境目にたった一瞬に、駆け巡るかつての恋心。当然、辛い恋も悲しい恋もあるけれど、みんな美しい思い出になっています。自分の最期もそうだろうかと考えてしまいました。あんなに素敵な女性ばかりなら幸せだろうなぁ。特に、長尾純子さんのしなやかさに心奪われました。まるで十代の少年のようにときめいて、その美しさに釘付けです。愛する二人に新しい命が芽生えて三人になり、してあげたいこととしてほしいことが波のように寄せては引いていく感情を、笑顔の中に忍ばせた一瞬の物憂い表情で紡ぎます。ギューッと胸を締め付けられます。切なくて愛しい。ずっと観ていたい女優さんです。
満足度★★★★★
無題1183(14-231)
20:00の回(雷雨〜曇)。物凄い雷雨で小田急線は遅れ、駅前は少しでも雨が弱まわるのを待つ人たち。
やや小降りになったので、開場5分前、会場へ。受付(チケットに整理番号あり)、19:32開場。
椅子が2つ、灯篭も2つ。階段付近を中心に扇形の舞台、これに沿って逆ハの字の客席、パイプ椅子+クッション(3〜4列のひな壇)。
19:53前説(100分)、20:08電車遅延で遅れ、開演〜21:51終演。雨は上がっていました。
3つの短編。ちょっとした小道具が何もない空間に彩りを添え、遠いのか近いのか「時」は遡り、重なり、夏がくれば思い出す…その思い出が疼くような感覚でした。