七人みさき 公演情報 七人みさき」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    二部が暗い
    二部構成となっており、一部は戦国ぽい展開であったが、二部は内面の葛藤を描こうとしてるのか、一部に比べ二部の展開がちょっと暗かったな。続きモノのようだから、前作見てると、また印象が違ったのかな?

  • 土佐ブランドに固執するな
    坂本龍馬は「日本人が尊敬する偉人ベスト一位」を争う候補者だ。
    プロレスの赤コーナーが彼だとすれば、青コーナーは織田信長である。

    両者に共通する「志」は自由経済。


    龍馬は1865年に薩摩藩のバックアップを受け日本初の株式会社となる亀山社中を結成した。一方の織田信長も、その領内に「楽市楽座令」を発動し、商人を優遇する経済システムを構築した。租税、支配層たる「座」の専売権を排除する、まさしく経済解放区である。



    我が国では「消費税価格転嫁等対策法」が成立してしまったが、スーパーマーケットが「消費税 3% 還元セール」を表示する ことすら、処罰の対象らしい。この「統制経済」は経済活動の自由、表現の自由、消費者益を無視した政策である。

    「中小企業の社長を守る!」へ霞ヶ関官僚が一丸となるのはよい。その組織的問題は 経済産業省外局の中小企業庁がリーダー・ジップを発揮しない点だろう。
    消費者庁が増税時の価格転嫁対策をめぐり、大阪府内の中小企業相談窓口を臨時に設置したことが広報されていた。(他の地域もに違いない)
    二つの疑問がある。
    なぜ中小企業庁が一括対応しないのか。そもそも、中小企業も「消費者」に分類することが可能なのか。
    この国の「縦割り行政」を浮き彫りにした消費税価格転嫁等対策法である。


    現行の経済政策は「統制経済」であって、「自由経済」ではない。やっと「解雇ルールの緩和」が進展するのかと思えば、労組・厚労省の既得権スクラムに敗北し、「骨抜き」になった。



    今の日本は それこそ歴史上の「自由経済派」からすると「反乱」を起こすに相当する世であろう。坂本龍馬や織田信長が ここ数年、ヒューチャーされる所以だ。


    「シアターキューブリック」は高知県観光団体との協力により劇場ロビーに高知物産展を併設。『龍馬の休日』なる幟が数十箇所に立ち、同県の観光をアピールしていた。
    しかし、本作『七人みさき』は坂本龍馬ではなく、「本能寺の変」織田信長死後の安土桃山時代、ほぼ四国地方統一を果たした長宗我部 藩主 元親を史実、脚色両面から描いた歴史ファンタジーである。


    20代女性客の感想を紹介しよう。


    女性A「理解できなかった」

    女性B「前半の“九州征伐”(1586年)は史実として知っていたから何となく付いていけたけど。後半は さっぱり解らなかった」

    女性B「そうだね」



    これが 的を得た感想である。

    ネタバレBOX

    豊臣秀吉・大君に騙された 元親が、「九州征伐」の戦にて戦力を壊滅させられ、精神に傷を負ったことは全体図において示す。

    しかしながら、戦国時代劇まで
    「幻」に覆われ、その幻影は「ファンタジー」か「元親の狂気」か混濁であったのだ。


    城下藩民の役者はナチュラル。コミカルに悪人化した豊臣秀吉より、遥かに共鳴できる演技だ。
  • 満足度★★★

    休憩が・・・
    まだ生で観たのは2回だけど 多分毎回歴史モノ
    どちらかとえいばマイナーな人にスポットをあてている

    歴史音痴な私は登場人物を殆ど知らない
    それでも 史実がどうとか関係なくドラマとして観る

    もしかしたら歴女の人がらすれば楽しさは半減かもしれないが
    それでも役者さんのその時代に生きた人の熱は伝わってくる
    人の生き様が生々しい

    ただ15分の休憩は必要だったんだろうかと思う
    休憩後に同じ場面から始まるわけではないし
    あまりに前後半の違いに最後まで戸惑う

    映画館でいきなりCMを挟まれた気分

    あれだけ勢いのある舞台なら一気に観たかった
    それだけが残念

  • 満足度★★★★★

    30人分の人生を体感
    動乱の歴史物語。30人の出演者によって舞台から観客に押し出されるそれぞれの人生。悲劇を予感させるダンスオープニング、それも30人の役それぞれの生き方、個性にあわせとても細やかな振り付け。衣装も同じく。

    描かれたのは長宗我部元親と長宗我部家の転落ではなくて、そして実は歴史物語でもなくて、いつの世にもある、誰もが抱え得る普遍的な人間の苦しみ、愚かさや喜び。
    とてつもなく疲れましたが、観ている人間に「精一杯生きよう」と思わせてくれる舞台でした。

  • 満足度★★★★

    見応え有り
    なんといっても照明がものを言った舞台だと思う。シンプルな舞台、照明効果で様々に表情が変わる。その変化に拍手!!また衣装がイイ!!単純に武将だからでなく、その生い立ちや現在の状況、またはその性格など登場人物の表情が良く表現されていた。もちろん芝居も落ちがなく、引き付けられる内容だったと思う。

  • 満足度★★★★★

    最高に楽しかった!!
    『誰ガタメノ剣』の続編というので、とても
    楽しみにしていました!!
    『誰ガタメノ剣』も最高に良かったけど、
    今回の『七人みさき』はそれ以上だった!
    シアターキューブリックのダンスシーンは
    毎回本当に圧巻で、鳥肌立ちます(*^o^*)
    片山さんの元親と谷口さんの菜々は
    ハマり役だと思いますo(^▽^)o
    個人的には大沼さんと客演の竹内さんが
    素敵でしたo(^▽^)o
    衣装も演技もすごく良かった〜。
    1回しか観に行けなくて残念でした。
    何回も絶対飽きないと思う!!
    『誰ガタメノ剣』と『七人みさき』
    2作品連続で公演して欲しい!!
    観劇してから2日たった今でもまだ
    興奮が冷めやらぬ感じです。
    素敵な時間をくださった、みなさんに
    感謝感謝\(^o^)/

  • 満足度★★★★★

    全身が引き込まれる没入型演劇だった!
    史実に基きながらも長宗我部元親の心境を具現化した、
    パワフル・エンターテイメントだった。

    判っていてもハット思わせるシナリオのキレ、
    ライト一体型のダンス・アクションのパワー、
    空間を震わすサウンドの響き、
    和服、鬘無しで戦国時代にフィットする衣装.....
    全てが斬新で、あっという間の2時間半だった。

    いいモノ見せて頂き、ありがとうございました。

    PS 是非とも、続編をお願いします。

  • 満足度★★

    いいところは衣裳くらい
    役者は単調で魅力に乏しく、脚本は盛り上がりに欠け、演出もあまり効果的に働いているように見えない。
    正直、面白味が感じられず、印象が薄い。
    衣裳は綺麗だった。

    ネタバレBOX

    登場人物が多すぎて関係性が分かりづらいのも難点。親子の年齢差が見えないのも分かりづらさに拍車をかける。
  • 満足度★★★★★

    とことん人生に食らいつく!「生きてたまるか!」
    一つの芸術作品として、気品ある大変質の高い舞台を観せて頂きました☆

    全編、どの場面を切り取っても、まるで絵画のように美しく、
    役者の方が、ただ佇んでいても、
    強い重力と存在感を感じさせる、
    深層心理を光の中に浮き立たせるような
    深みある作品でした☆

    シアターキューブリックさんは、何と言っても、
    登場人物の一人一人が、
    まさにそこに生きている、身近な人間のように
    生き生きと描き出されて行くところが特長です☆

    今回も老若男女、身分の差無く、
    全員がそれぞれの人生を力強く生き抜いていました!

    それが本当に心に染みて、
    生きる意欲を観客の心に植え付けてくださいました!

    運命は、あまのじゃく。
    「生きてたまるか!」と挑み来るものを生かすのなら、
    尚のこと、
    生きてたまるか!と、とことん人生に食らいついて行きたい☆




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