臭う女(黒)~におうひとノワール~ 公演情報 臭う女(黒)~におうひとノワール~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    臭う女
    最初は方言に苦戦しましたがだんだんなんとなくヒヤリング出来てくるのが面白い。

    その方言と田舎な雰囲気にほのぼのして観てると
    段々怖くなってくる。
    これが現実?
    笑いながら冷え冷えするお話でした。
    好きです。

  • 満足度★★★★★

    あおもりを楽しみました
    途中からだんだんわかる隠されたことに引き込まれた、あっという間の90分間でした。ひさしぶりに、あおもりの言葉に包まれて感動です。

  • 満足度★★★★★

    ジーンとくる喜劇
    青森の南部弁は、ほぼ聞き取れないんだけど、でも方言だからこそ生きる物語。終始、すごい笑った。演劇だから出来るありえねー、なシーンの数々も楽しい!でも根底には色々な問題意識がこっそり潜んでて終演後ジーンとする。やっぱり、野の上の公演はハズレないなって思う。

    ネタバレBOX

    アフタートークで、サンプルの松井さんへのリスペクト感が凄かった山田さんも面白かった。映画が小さい時から好きで、ハリウッド的な迫力を演劇として出したいというのも言われてみると納得。今回のたくさん人が死ぬ事にしても、過去公演のど派手な演出もそういう思いもあるんだなぁと思った。

    死ぬ前に一人一人の語る自分がどうして大麻栽培に手を染めたかについての独白だったり、日本の農業政策の矛盾だったりが、スッと忍び込んでいく感じが、決して単なるなんでもありのドタバタ劇ではないぞと思わせてくれる。

    毎回、劇場に入ると客入れから山田さんがいて前説もしてくれて、それも楽しみで、今回もやっていてくれて嬉しかった。
  • 満足度★★★★

    不思議と伝わってくる
    まるで外国語を聞いているかのような方言で繰り広げられ、何を言っているのか分からないが不思議と伝わってくる感じがして面白かったです。方言で押し通す潔さはすばらしい。
    ただ最後の方で間延びした感がありました…方言丸出しでの緊張感は魅力的だっただけに残念。

  • 満足度★★★★★

    只者ではない
    普通ではない展開にも驚かされました。

    ネタバレBOX

    借金苦や欲から大麻栽培に手を染めた農家のおばちゃんたちの話。

    にこにこしながら収穫の合間のお茶の時間を過ごしているようなのどかなシーンで始まり、会話の内容から大麻栽培で大儲けしていることに気付かされ、非合法であるとはいえ元々が零細な農家のおばちゃんたちなので少し同情的な気持ちで静観していると薬物中毒になっていたりしてそりゃアカンはと思っているところへ、ふとしたことで警察に情報が漏れていて、そうになると元締めのヤクザは裏切り者には非情なのでおばちゃんたちを皆殺しにしようとするのですが、ところがどっこい、おばちゃんたちは只者ではなく驚きの展開に。しかし、三人のおばちゃんは殺され、残った一人は逆襲してヤクザを撃ち殺すも、最後は弾切れで自殺できないというおばちゃんの苦悩の姿で終演と相成りました。

    普段津軽弁の役者に南部弁を教え込んだとのことでしたが、聞いても違いは良く分かりませんでした。そもそも何を言っているのか分からないところもありました。ただ、津軽と南部の猛烈な対抗心、憎悪の念は強く伝わって来ました。

    それこそ大昔から作物の育ちにくい土地柄故に人を食ってでも生き延びてきた貧しい民衆です。人を通り越してやまんばにでもなっていたようで、バットで殴られるくらいは平気、拳銃も一発一発ゆっくり撃たれる分には弾を掴むことができて平気ですが、さすがに連射にはやられてしまいました。

    それでも、最初に一発腹に撃ち込まれたおばちゃんはそのときは回復していましたから、死んだと思われたおばちゃんたちもその後立ち上がるのかもしれませんが、終演時点では話に整合性が無いような気もしました。

    キリストの墓やピラミッドがある土地柄を彷彿させる台詞が飛び出してきて、そこら辺のことだったんだと不思議現象に華を添えていました。

    豚に食わせて跡形もなく消すという話に、最近話題になっている全国行方不明者の何人かはそうなのかもと、意外に都会よりも田舎の方が完全犯罪が成功するのではないかと感心させられました。
  • 満足度★★★

    終盤が
    も少しコンパクトにまとまっていれば。。。
    長すぎて、緊張の糸が途中でたるんでしまった。

    約90分。

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    劇団野の上の【臭う女 黒】を観劇。

    青森の煙草畑で働くおばちゃん達は、将来の事、息子や孫の事、
    そして男の話などの下ネタで盛り上がりながら、あくせくと働いている。
    今作は女性のえげつない部分を描いている、いわゆるブス会の地方版的なのりの演劇なのだろうな?と軽い気持ちで観ていたのだが、それが大きな間違いと気付いた時には、とんでもない展開の序曲が始まっていたのである。
    その煙草畑に大学のフィールドワークを兼ねた学生が訪れるのだが、そこでは秘密裡に大麻を栽培していて、学生に見つかってしまうのである。必死におばちゃん達は口封じを試みるのだが上手くいかず、その場に現れた大麻の売人に殺されてします。そして売人とおばちゃん達も学生を殺した口論のもつれから、互いに殺し合いになり、ほぼ全員が死んでしまうという恐ろしい展開で終わってしまうのである。

    手作りの安っぽいセット、陰影のない明るい照明、全編青森の南部弁で、会話の半分以上は聞き取れず、そして現代口語演劇の王道を行くには最高の設定で見せておきながら、ある瞬間を境に一気に加速していく物語には、口が開いたまま閉じないという状態だ。
    それが決して加速する展開の面白さのみを追求しているではなく、やはり今の地方都市の抱えている諸問題などを背景に描き、前景では現実の残虐性が描いていく辺りの前と後ろのバランスが非常に良く出来ている。
    寺山修司が描いた青森とは全く違う一面の見えてくる現実感たっぷりの世界観である。

    お勧め。
  • 満足度★★★★

    じぇんこ
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    青森県南部の山奥の畑。葉っぱを分けている女性たちが休憩をとってダベっている。そこに弘前大学から男女がインタビューしにやってくる。女性らは嫌がるが、おかまいなしの女子学生。終いに扱っていた葉っぱが大麻だったことがバレてしまう。そこにJT(JA?)の職員がやってくる。二人を庇う女性らだったが、JT職員は二人を捕らえるよう指示。さらに大麻の件で県庁に電話した犯人を捜そうとし、拳銃で女の一人を殺す…。

    南部弁というのか、セリフの3割位はよくわからん。よくわからんが、なんとなくわかる。田舎のおばちゃん達(一人は若いけど)ののほほんとした会話から、大麻密造(&銃器所持)、そしてヤクザなJT職員の登場で、舞台の空気が暗くなる。青森恐るべしというのか。のほほんとした背景とのミスマッチ感もいい。
    さらに、若くて不倫してたウメ(三上晴佳)が、子供に胸を張って向き合えるよう違法な大麻栽培から足を洗うため県庁に電話したことを涙ながらに告白し、ジンとした空気に変わっていく。と思ったら、沼久保のお母さん(乗田夏子)が復活、他の女が語りだしたかと思えばダンスな展開へ。そして、JT職員の銃弾を別の女が素手で受け止める…。
    ここらの流れが秀逸。いい感じ。女達だけでなく、JT職員・戸来(葛西大志)の演技もいい。

    社会性と家族愛的な大小の視点で、よく聞き取れない言葉と、いい感じに社会的弱者な女達のキャラクター性でもって、90分駆け抜ける舞台。快作。
  • 満足度★★★★

    野の上ワールド
    「いつもは津軽弁だけど今回は・・・」というので、まさかの東京弁か?と思ったら、南部弁全開でした。
    いや、違い、わからんけどね(^_^;
    冒頭、南部弁のシャワーに度肝抜かれますが、大丈夫、ちゃんと話はわかるようになってる。細かいところはわからないけど。

    乗田さんも一喜さんも晴佳さんも百次さんも赤刎さんも、ぜっこーちょーです。
    笑いながら引き込むノワールの世界・・・・
    初めて見た葛西さんが、風体からして怖かった。

    初日打ち上げについつい参加させていただいて、お声かけいただいて、もう目がハートでした。
    次回には鳴海さんのお姿も見たいです。
    あ、もうミーハーだな・・・

    なんて言いながら満点でないのは、どこかもう一歩突き抜けて欲しいから・・・・
    でも、この世界に浸れたのは満足。エネルギー補給できた思いです。

  • 満足度★★★★★

    観て損は無いですね
    青森にもこんな面白い劇団があったなんて・・・
    なんでもっと早く気付かなかったのだろう。

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