路地裏物語 公演情報 路地裏物語」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    両ランチ観劇
    AランチとBランチの両方観劇。
    二つの時間の物語で、双方の時代ともラストにはホッコリ出来る内容でよかった。時代の切替も芝居の間を切る事なく上手いこと考えられておりよかった(まあ、全部が全部そうはなってなかったが)。
    ランチによって母と娘のキャストが逆となる(一部はキャストが違うが)。逆にする事により雰囲気がガラリと変わってくるのはもちろんではあるが、両時代の役を演じることにより、語られない母娘の絆を強く感じた。両ランチ観てよかった。

  • 満足度★★★★

    A・Bランチ両方
    前身の劇団BOH!MIMISHで最初に観たのが初演の路地裏物語でした。

    そこではまって以後毎回観ています。
    毎回書いてますが、好きなジャンルはファンタジー寄りでして、ハートフルコメディモノを欠かさずレベルで楽しみにしているのは珍しかったりします。

    一部Wキャストで特に座長はらみかさん、緒方有里沙さんがAランチ、Bランチと役を交代するのが見所。
    なので両方観てみました。
    これ絡みが無い役同士とはいえ、両方1日でやっちゃおうというのは凄い大変ですよね。

    初演時の役のイメージがかなり強くて、なのでどちらかと言えばはらみかさんが同じ役をやられたAランチの方が好みでした。
    まあ、でも役のちょっとした違いが面白く、にやりと出来る場面がいくつも。

    ネタバレBOX

    矢吹栄吉・栄太郎親子はちょっと若く感じた。
    白髪にしてたりしていましたが、肌の張りが若いと言うか(笑)
    何がダメというわけでなく、初演の栄吉の厳つさはちょっと別格に良かったかなと。


    単にハートフルなだけでなく、浅川さんの様なぶっ飛んだキャラクターが混じってても成り立っているのが面白い。
    忍者の格好って(笑)


    蕎麦屋の大将役の三宅重信さんも初演メンバーですが、好きなキャラクターです。

    もう自分にはこのかたは役とイコールで結び着いちゃってます。



    千秋楽のカーテンコールでのはらみかさんの表情にぐっと来てしまった。
    泣きそうになるのを堪えてらっしゃいましたが。
    良い表情だったと思います。

    こちらの芝居中もそうなんですが、表情の面白さが徹底されている様に思います。


    今回もとても楽しめました。
    5時間くらい客席に座ってたことになるので腰が痛い、それだけがネックです(笑)




    マチネは上手一番前の端(様は入って舞台に向かって右手側) で観ていましたが、実は何度か出待ちの役者が見切れてしまっていた。
    かなりエッジの利いた舞台でそれ自体は良かったのですが、これは出来ればやる前に気がついて修正してもらいたかったかなー。
    気がつくのは精々一、二席くらいかとは思いますが。


    また客出し時にメイン導線を潰してしまっていた役者のかたがいたので、やはりそれも格好悪く感じる。
    終演後のテンションで訳がわからなくなる人もいるかと思います。
    なので誰かが気がつける団体になってくれたらとても嬉しい。
  • 満足度★★★★

    【Bランチ】とても良い時間を過ごせた!
    物語も良かったが、演出が素晴らしかった!
    新しい芝居ではなく、正当な真っ直ぐな芝居だった。
    一緒に観劇した友人が、小劇場で今まで観劇した芝居で一番良い芝居だったと言っていた。
    上演時間2時間。

    ネタバレBOX

    20年前と現在を同時進行する芝居。
    回想シーンや人の想いを演出で分かりやすく表現していた。
    最後の指輪のリレーのシーンは良かったなあ。
    たとえ血は繋がっていなくても、大切な家族であることにかわりはない。
    娘と血の繋がりがないと最後に明らかになったが、
    この流れでありきたりだと思っていたストーリーが
    急に引き締まった。

    一緒に観劇した友人はこの劇団の次回作は絶対観劇すると言っていた
    今後も注目したい劇団だ。
  • 満足度★★★★★

    大泣きした
    Aランチを観ました。
    シチュエーションコメディだから泣く事は無いと思っていたのに。大泣きしました。涙が頬を伝うなんてもんじゃなく、滝のように。ハンドタオルがぐっしょり。良い話だった。役者さん方も熱演で。こんなに泣いたのは久しぶりです。良い時間をありがとうございました。

  • 語り継がれるランチは「人情」です
    「街の中華屋さん 」が懐かしい。

    それは、住宅街の一角を占め、店内はうす暗い照明であり、ブラウン管がラジオのような役割を果たしていた空間だ。
    老夫婦が 汚れだらけの制服を着用していた。たしかに、醤油の跡こそ付着済みだが、無条件に清潔な、毎日漂白洗剤を使用するのだろう「純白」であった。


    私は、こうした「街の中華屋さん」が営業中であると軒先をくぐってしまいたくなる。8割は地元住民の集う「いつもの お願い」かもしれない。
    老夫婦は 別に、ラーメンのプロでも、チャーハンのプロでも、ハンバーグ定食のプロではない。
    その「何でも屋さん」は、まるで地域の総合商社だ。
    しかも、家庭の主婦と変わらない手料理。粗がある。油がある。

    私は錆びれた「街の中華屋さん」に一体何を求めて 来店するのだろうか。



    「路地裏」というのは再開発のターゲットになりえる土地だろう。
    戦後、各都市にあった闇市が消滅した理由と似ている。


    『路地裏物語』は まず、その美術セットがテレビ・ドラマを超えた精巧さ だったから、そこに役者が走り回ったり、座ったりしていることが 既に「シチュエーション」である。
    こんな洋食屋が存在すれば、珈琲を嗜まない一週間は ない。

    ネタバレBOX

    キャスト陣のW主演は はらみか と 緒方有里沙。Bランチだと はらみかは妊婦役(飯館みち)を演じており、義理の父親に低姿勢を貫く「昔の女」であるが、これは「できちゃった婚」が稀有だった1980年代を意識した演技だろう。
    ただ、その「不貞さ」は解釈できなかった。
    「できちゃった婚」。しかも それが問題のある妊娠だった。告白時から 飯館みちが登場するシーンを遡っても、金太郎飴のごとく やはり「昔の女」だったのである。


    また、もう一方のW主演・緒方の演技にも言及しておく。
    彼女はBランチだと反抗的というか、周囲から一歩距離を置く気の強い娘役(矢吹 栄子)である。
    特に爽やかだった演技は宇都宮 英恵 演じるアルバイト(浅川 美奈子)との一幕だ。
    私はコメディエンヌ・宇都宮が変顔ポーズを強調しても、「見届け人」の緒方が格別な演技をしなければ、その勢いが暴発してしまった可能性があったと考える。
    とても 爽やか だったため、横山 陽紀 演じる少年(富岡 正志)の落ち着いた演技と癒しの対比になる構成。それが感情のコントロールを容易にさせた。


    そのスプーンに夢を。
    その箸に家族を。

    『路地裏物語』は 私と同じ目的意識をもち、「街の中華屋さん」の軒先をくぐる人間を倍増させる「懐かしさ」である。
  • 満足度★★★★★

    よかったです。
    どんな路地裏なのか楽しみにしていましたが、洋食屋さんを舞台のお話です。昔は大きなお世話と思われるくらい隣三軒両隣でしたが、まさにそんな感じでした。温かく、懐かしく、ちょっぴりほろ苦さがあっていい時間をすごせました。ありがとうございます。

  • 満足度★★★★★

    Aランチセット
    めちゃくちゃ楽しい時間を過ごしました!

    会場に入ると洋食店がありました。
    その奥には蕎麦屋さん、
    話とは全く関係ない薬屋さんの看板があったり、
    舞台のセットを見るのが好きなのでとても楽しかったです。
    登場人物でKISSのTシャツを着ている方がいらっしゃるのですが、
    途中で違うデザインのKISSのTシャツを着替えていました!
    そういう細かいこだわりが多く楽しかったです。

    話の内容もめちゃくちゃ素敵です!
    千秋楽まで頑張ってください!!

  • 満足度★★★★

    【Bランチ】観劇
    子役さん、二食食ったよ、満腹だ。

    ネタバレBOX

    路地裏という洋食屋さんを巡る1984年と2010年の話。家族は血の繋がりではない、愛情の問題だというテーマのストーリー。

    正志が正志だったところが驚きでした。子役さんもスラっと背が高く、絶妙の配役でした。

    しかし、あんなヤクザな不動産業者があったとは。それこそヤクザがピンポイントでやるのならそんなこともあるのかなと思いますが、会社組織でやっているとは恐れ入りました。権利証が見つかったとしても印鑑証明書を偽造したり、権利証が見つからないときは保証人を立てて保証書を作成したりとかして、常に会社ぐるみで不正をやっているんでしょうか。

    当日はBランチでしたが、AランチでもBランチでもはらみかさんと緒方有里沙さんが登場するのはいいですね。オレンジジュースを1リットルぐらい飲むとすれば交代でやらなきゃ身が持たないというのが本音かもしれませんが。
  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^0^)/
    [劇団暴創族]の、Bランチ初日の
    【路地裏物語】を観てきました☆
    面白かったです。
    舞台の形や、1984年と2010年の行き来
    の見せ方がナイス☆
    個性的な役者さんたちの配役も見事♪
    ハートフルコメディでラストも好きです☆ 
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★

    晩飯はオムライスにした
     “路地裏”という名の洋食屋。名物はオムライス。マスターの栄吉が作る卵料理の逸品は、旨いと評判だ。向かいの藪蕎麦の親父、正吉とは、ウマが合う。
     早季子は、良く働く路地裏の従業員で離婚している為、子供の正志を店の終わる迄、路地裏で預かって貰いながら仕事をしている。従って正志は、栄吉にとっては子も同然だ。一方栄吉には出来の悪い息子、栄太郎がいる。
    (追記後送)

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