仮面狂想曲 公演情報 仮面狂想曲」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    しがらみ...
    ひょんなお遊びの肝試しから始まったストーリーが複雑に絡んでいく展開!?面白かったです!5ステージだけなのがもったいなく感じました。怖さを感じさせる演出がもう少しあったらもっとよかったと思いました。

    ネタバレBOX

    人間関係が複雑に絡んでいるので、他団体でもらったことがある、アフターパンフレットのようなもので関係性を解説してくれたら良かったように感じました。
  • 満足度★★★★

    熱演に好感です
     公演内容は、推理サスぺンスものであるが、舞台の雰囲気は妖気が漂うような不気味さがあった。それは、自分にとって不快ではなく、迫力ある演技の成せるものだと思っている。ただし、脚本は凝っているため、分かりづらい面があった。ストーリーが進むにつれて、後から実は…と色々な説明が出てくる(見ようによっては継接ぎに思えるが)。この状況の変化に伏線なし(例えば”女主人の登場”など)が繰り返されると、観客自身による思考が麻痺し、単に演技を眺めているだけになり、観ている感がなくなると思う。
     少し脚本と演出・構成のバランスを考え、観客目線を意識した見せ方にしてほしかった。
     なお、役者の熱演には好感が持てた。

  • エンタメ サスペンスなら 上出来
    「象徴」とは何なのか。


    市役所に貼られたポスターは 365日、健全な男の子、女の子、青年、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが笑顔である。


    一つ、具体例を提示するとしたら、ポスターではないが、月刊『太陽』を挙げたい。あの、野球帽を被った笑顔の少年が、「あるべき日本男児」の「象徴」なのだろう。

    こうした「伝統的象徴」と現代のメディアがタッグした姿こそ「ももいろクローバーZ」であり、両者に共通するのは健全性、禁欲、均質性、笑顔である。





    「象徴」というのは、特定のコミュニティに所属していた、という経歴のみでも派生するのものだ。


    ここは飲み会の席ー

    「あなたの出身地は どこですか?」が参加者の話題だったとしよう。
    もし、「沖縄県出身です」と、小太り男性が語れば、これ以降、彼こそが「沖縄」になる。
    シークワーサーに塩を1mg入れるのが彼独自の「好み」であったとしても、それが「沖縄」だという解釈をされる。
    国家を代表(=象徴)するのが「元首」だとすれば、この 飲み会は さながら一夜の首脳会議である。


    しかし、「象徴」が「個人の脆弱さ」を越えられる概念には私は思えない。

    1960年代公民権運動を完全に「象徴」せしめた人物として、南部キリスト教指導者会議 ( SCIC )指導者•キング牧師は存在する。

    彼は宗教者なのにもかかわらず、数多くの黒人女性と関係を持ち、タブロイド紙からスキャンダルを狙われた身だ。

    人種差別撤廃を掲げる学生非暴力調整委員会 (SNCC)は さらに深刻であった。黒人男性が次々から次に女性メンバーと関係を持つケースが続出し、社会問題化した。


    「人種差別撤廃」が道徳なのかは難しいテーマだが、今日の社会からすれば キング牧師の「象徴」は100㌫ではなかったろう。


    話を月刊『太陽』の野球帽少年に戻し、この画を「日本男児」と仮定した上、次の質問をしたい。


    「普段、漫画を読みますか?」



    「ベトナム戦争に ついて どう思いますか?」


    「象徴」とは、必ず均質性がなければ機能せず、不健康な「漫画」でも「僕ハヨミマセン」だとしたら、少数の「お坊ちゃん」になってしまう。これだと同年代の「友達」はできない。

    また、ポリティカルな考えには一切言及できないのが弱点である。


    2009年夏季オリンピック招致総会の際、プレゼンターに登壇したのは優秀な少女だったが、日本(東京)は落選している。ああいった当たり障りのない「東洋的象徴」は時代錯誤だから、IOC委員には抵抗がある。2008年北京五輪開会式を「反面教師」にできなかった当時の招致委員会の責任は重い。

    もちろん、実在する野球帽少年であれば、「個人の脆弱さ」を示す「粗」など いくらでも掘り起こすことが可能だろう。


    「象徴」は「個人の脆弱さ」に敗北する。「個人」が「強固な象徴」を製造した本舞台とは反対に。




    『仮面狂想曲』は エンターテイメントとしては快作である。
    つまり、CX『古畑任三郎』のように、「相関図」と「手口」で物語をシンプルに、テンポよく誘導していく。


    ※ネタバレ箇所




    伊藤公一の演技が、脚本を リアリティに変えた。
    「狂気」だろう。
    「不良」だろう。

    おそらく、彼の演技が違えば「10年前の事件」にも 心理的スポットライトが注がれたはずであり、私は それを期待し観劇したわけだが、脚本からすると「正解」だ。



    90分間という上演時間を、テンポよく進め、『古畑任三郎』クラスの推理ドラマを観させてくれた。




    ※続く

    ネタバレBOX

    裏を返せば、「人物描写」は欠けていた。


    12名ものキャストが登場するなか、その全てが「当事者」だったのは脚本に無理がないか。
    田代、小早川あたりは「第三者」こそ、舞台全体に「のりしろ」が加わる相関図だったと私は思う。
  • 満足度★★★

    人間関係繋がり過ぎ!
    話としては面白かったのだが、親子、姉弟、姉妹、幼馴染、などなど復讐屋以外は何らかの繋がりがあって、ちょっと不自然。もう少しすっきりさせ、個々を深めると良いと思う。

    ネタバレBOX

    未遂で終ったものの暴行しようとした相手に「何処かで会った事ない」かなんて、私が犯人だったら絶対に言わないと思う。そういう意味では、すでに頭がいかれていたのかもしれないが・・・。
  • 満足度★★

    説得力などが不足気味・・・
    キャラクターは出来がよさげに感じられるも、つたない感じが抜けきれず。
    シーン=場所の説明不足でイメージが思い描けなかった約90分。

    ネタバレBOX

    ただ劇場内を暗くすればサスペンス感が高まると思ってはいけない。
    (素舞台であり中央に2段の階段と上手にソファーひとつでした)
    実はこの作品観劇後に643の”ろだん”を観て、サスペンス感が数段上だなぁこりゃと感じてしまったのです。(=明るい舞台なのに会話で積み上げる緊張感が凄かったんです)

    10年前の連続婦女暴行殺害事件を軸に現代での、その関係者達が織り成す群像劇ではあるが。細かさが不足し、感情優先な台詞の積み上げではシーンシーンのイメージが構築し難い。(閉じ込められた廃屋はどこにある?=人里離れてる=どのくらい?近くに民家とかは?通電はしてると説明台詞あったが、それでも手にライトとか持たないの?家捜ししにくるなら一人の方がよくなかった?疑問が多いです)結局警察側には不自然な犯人の逮捕が伝えられるようですが、進行役のピエロとして女刑事さんの役割を押さえて説明台詞専門役にして観客に説明不足ないように図るとか。黒幕さんのマダムの設定をもちっと整理してわかり易くするとかして欲しかったな。(怒鳴り声で喧嘩するトコは台詞聞き取れなかった)真犯人の隠蔽した刑事さんは自殺したようですが、金だけではなく今は親の後を継いだ刑事君が実は重病で当時大金が必要だったとかも上手に付加する工夫とかあった方が納得はしやすい。閉じ込められた館にしても窓とかからの脱出の示唆も無くて疑問でした。(パンが無ければお菓子を・・という感じで扉がダメなら窓をと考えるのが普通だと思うが、そこの回答が用意されていなかったですね。窓枠が頑丈で鉄格子嵌めてあるとか、結構広くて建て増しも複雑にしてるので迷い易いとか。一言あってしかるべきでは?=無いので、のめり込みが浅くなったです。黒姫とかバイオハザード(どっちもゲームでござる)みたく閉じ込められるという設定は上手に説明しないと・・・。恋人を殺された男が復讐屋となって真犯人を嵌めたのですが、供述に信憑性を持たせない為にあてがった部下を使って麻薬常習者にしてしまうとか、殺さずに落とし込むならもっと罠を周到にするべきだと思います。(クリミナルマインドの10年計画のシリアルキラーは逮捕されて安心させた後に10年かけた脱獄計画で行方くらませたし、映画の復讐ものでも監獄が計画の基点となる改造してたし・・・)復讐屋さん甘いなぁと感じました。物語的には破綻が少なく思えた分、表現が残念に思えました。
  • 満足度★★★★

    見せ方が面白かったです
    とても楽しめました。
    お話自体も面白かったですし、役者さんたちのお芝居も好きでした。
    何でも屋さんがかなり好きなキャラでした。

  • 満足度★★★★

    仮面を外すとお終いだし、
    仮面のままではいつまで経ってもスカッとしないし。

    ネタバレBOX

    復讐屋と、復讐屋の仕事を知りながら情報源として利用する刑事の、世を欺く仮面を被った二人の話。今回は、復讐屋が依頼人からの依頼に派生させ、10年前の真の連続婦女暴行殺人犯を別件で警察に逮捕させることによって真相を明らかにするという感じのストーリー。

    シリーズ化する気配もありますが、熱血女刑事は結局空回りで、しかもダークな刑事が熱血女刑事に恋をするという設定では、毎回事件を解決したとしても心の底からスカッとすることはできません。残念です。

    二人を闘わせ、どちらが死んでももう一方が殺人犯になることで手を汚さずに両者への恨みが晴らせると考えた依頼人の発想は良かったです。傍からロシアンルーレットを楽しむような感覚が味わえました。
  • 満足度★★★★

    ザ・サスペンスです!
    面白かった!ストーリーも伏線のの張り方も良くできてると思った、
    ただ、初日だからかちょっと硬かったように見えたけど、それを引いても充分OKでしょう。
    どうせならもう少し怪現象的恐怖をあおるような演出があってもヨカッタカナ?と思うけど、
    あくまで個人の感想です。ハイ!
    あの、「なんでも屋さん」はシリーズ化もできそうな人物像でとっても好きなキャラクターでした。

  • 満足度★★★

    青臭い感じがいいっ!
    けっこうドロドロしたお話なんだけど、意識してかしないでか、青臭いフレッシュさが感じられて、いい感じの仕上がりになっていました。役者さんが若いせいかな?演目にも台詞にも気負いが感じられるけど、いい方に作用していた。様々な悪がちゃんと清算されるのがいいですね。ええと、何でも屋さんは二重に料金を取っていたことになりますが、これはいいのかな?(でも、正義のヒーローというわけではないから、これもありということなのかな)←妙に気になりました。

    ネタバレBOX

    何でも屋さんと警察の出番が同じくらいで、ちょっとお話がバラけた感じが残念。
    どちらかに重点を置いた方が(もちろん何でも屋さんがメインですが)ぐっと舞台が引き締まったのではないかと思います。

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