公演情報
「カストリ・エレジー」の観たい！クチコミ一覧
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期待度♪♪♪♪♪
メチル
カストリの流行った頃、今作が上演されるd倉庫の下車駅日暮里の千駄木、谷中、谷中界隈は、下町大空襲で焼け残ったエリアである。だから、現在でも空襲前に建てられた古民家が数多く残っているのだ。だが、僅か数時間の間に、10万人以上の子供、婦人、少女らを含む市民が焼き殺された3月10日の大空襲を指揮したカーチス ルメイに勲一等を与えるこの植民地、日本では、カストリ焼酎の大ブーム、カストリ雑誌などという言葉、現象も生まれている。当然、悪徳業者も居て、アルコールに安いメチルを用い、その為に、目が潰れたり、命を落とした者も多い。
一方、GHQ占領下にあったとはいえ、レッドパージ以前のアメリカは、それまでの日本の諸体制解体を図り、かなりの成果を上げていたこと、最初に宣撫部隊が入って、日本人懐柔に成功していたこと、事前の綿密な調査により、自軍の損害を最小限に抑える為のグランドデザインとして天皇制を残したこと、裕仁の戦争責任を追及せず利用したこと等々が功を奏し、自由への期待と日本人特有のお祭り騒ぎが相俟って現在より遥かに活気に満ちた時代であったことが伺える。他方、物資の不足には、凄まじいものがあり、アメリカでは豚の餌に使われているともっぱら、それを強制的に飲まされる小学生の間に噂のあった脱脂粉乳が、給食に用いられ、飲むことを強制された。（自分は、朝鮮戦争の最中に生まれたが、小学校に入る時には、知らなかったものの、入るとすぐ上の噂を聞き、飲まないで捨てていると、見つかってその度に立たされた。その際、飲めば、背が高くなるだとか、体に良いんだから、とかの説教は散々食らわされた。いつも、フン、豚の餌が食えるか！ と思っていたが。
どんな悲劇が主人公たちを待ち受けているのか？ 興味がある。
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