成れの果て 公演情報 成れの果て」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

    ここでしか観れない世界だ!
    川村さんの涙がキラリ!ってのが印象的でした。後藤さんの存在感も、今後要注目!と感じました。

  • 満足度★★★

    うん
    小説家志望の子のシーンが一番わかり易くてよかった。
    主軸の人たちは、正直もうちょっと。
    オカマとかいらないから、姉妹の事・レイプの事もうちょっと話を掘り下げてほしかったな。

  • 満足度★★★★★

    安定の世界観
    アンモラルな世界がやっぱりたまらない。何作品か同劇団の作品拝見してるけれど、通底してるのは『許す。許される』関係性なのかなぁ。日常ではなかなか遭遇しない歪んだ関係性を物語世界でググッと信じさせる力強さにいつもワクワクさせられて、もっともっと観たいと中毒になるんだよなぁ。

    ネタバレBOX

    うさぎストライプの亀山さんが、僕と同じ名前の役名で、普段見せないバイオレンスな役で、なんか僕が悪い事してるみたいな変な気持ちになった。熱演だったなぁー。
  • 満足度★★★★★

    無題1012(14-051)
    19:30の回(曇)。18:45受付(整理番号あり、15番から配付はどうしてだろう、会員?)。19:00開場。ちょっと斜めになっている会場。客席右側は見切れる。畳の和室、奥はガラス戸、庭、生垣、ビールケースの上に鉢植え。大きな(木製)テーブル、家具、人形、雑誌、はたき、電話、ティッシュ。左右にも部屋がある設定(下手、手前は玄関へ、奥は押入れ、キッチン。上手は別の部屋へ)。なぜか座布団はなく、いい具合に擦り切れている畳。

    19:14(110分という案内)、19:25通路へ客入れ、2階へも、19:36前説(アナウンス)、BGM(かなり長い)、暗転〜21:36終演。

    こちらは3作目。山田さん、川村さんが出ていらっしゃるので観に来ました。「成れの果て」…検索すると、落ちぶれはてた姿、腐れ果てて使い物にならなくなったありさま、など時間の経過を伴い…あがきながらも真っ直ぐドン底へ落ちることのようです。10人の登場人物、ひとりとして絵に描いたような幸福など持ち合わせていないのに「ふり」をして生きているようでした。

    ネタバレBOX

    少し前、性犯罪を扱ったお話を観ましたが、テーマの採り上げ方は全く違います。昨年、キキで前説をやっていた川村さん…パッと見た目は(もちろん)同じですが、壁が崩れるか、柱が折れるか、畳が裏返るか…くらいの過激さ。相手を抉り続ける、稲妻のような詰問。

    一方、(姉役)山田さんは最後の最後まで、冷たい深海の底に潜み、一気に噴煙をあげるのでした。「しない」ということが引っかかっていましたが、「そういう」結末でした。

    殺虫剤らしきものが見えていたのですが、いきなり襲いかかるとは思っていませんでした。蛍光灯のチラツキが不気味。

    隠さなくていい、いつバレるか不安にならなくていい…

    ずっと思っていた、なぜ今なのか。同情からなのか…

    中心を喪った10人は何処へ行く。
  • 満足度★★★

    まあ
    役者はよかった。

    ネタバレBOX

    途中までクソつまらんと思ってたけど、後半演技力に引き込まれた。
    でもシリアスなシーンに唐突に笑いが混じるのが違和感あった。

    気になるのは、この劇団はなんで別になくてもいいようなエロを毎回挟むのか?
    某劇団にも言えることだが。
    川村さんがエロいことをされるのが割とショックだった。
  • 満足度★★★★★

    みんな少しずれていて
    いびつな世界観にどっぷり浸りました。

    ネタバレBOX

    商談がはかどるとは。不動産取引という一応男社会っぽい世界では酒の席で武勇伝的に盛り上がるのか。当時の早代は何人もの男と付き合っていて、その中の一つがたまたまレイプだったんですよと酒の肴にでもなるのか、何とも嘆かわしいことですが、そんな設定でした。

    レイプの生々しさを、たまたま部屋に出たゴキブリがガサガサ動き回る行動で表現し、さらにそれを最低男にやらせた演出は素晴らしいと思いました。

    なぜ妹早代の友人がゲイなのかなとは思いましたが、早代がゲイの友人と一緒に帰省して、その彼氏も早代の実家に集まった状況が、布施野に対する目には目をの大作戦に繋がるとは全く気付きませんでした。そして、受けた側は恐怖心とともに実行側の血走った顔が記憶に残ることを知りました。

    そんな顔の表情について取り上げられていました。血走った怖い顔、見下した顔、軽蔑した顔、空気の読めない厚顔など。布施野の友人で、レイプにも関わっていた今井という男の、それまでは人の良さそうな男だったのが早代を見た途端に何とも嫌なものを見たという感じの表情の変化は見事でした。

    姉あすみの考え方も少しずれていました。そこそこいい男で、過去があるからこの町では彼女はできないだろう、負い目もあるだろう、そんな男だったら逃げて行かないだろうというブスの発想や、布施野が逃げた後でもプライドはあり、中学のときに勉強ができず、いじめられっ子みたいだった男に対しては毛嫌いする感性も強烈でした。

    ラスト、工具箱からスパナでも持って乱入してくるかなと思いましたが、それはありませんでした。

    当日パンフレットに書かれていましたが、作演のマキタカズオミさんは第6回公演を中止させた過去をお持ちで、起死回生で臨んだお芝居が本作の初演だったそうです。このときの経験を、今上演中の作家を扱ったお芝居、劇団競泳水着『許して欲しいの』のアフタートークで話してほしいと一瞬でも思ってしまった私は、空気の読めないあの厚顔無恥な大福娘と同じでした。
  • 満足度★★★★★

    面白い
    重たい内容だけど、素晴らしいお芝居を観せて頂きました。2時間近い長さを感じることなく、ストーリーに引き込まれた。ラストも良かった。チケット代以上の価値ある作品です。

  • 満足度★★★★

    女性に見て欲しいなぁと
    妹が中心かと思っていましたがそうでもなかった。
    誰も幸せそうじゃないんですが、笑ってしまうシーンもあり
    そんな中でゆっくりと針のような痛みが少しずつ効いてくる
    最後に一人残る彼女の慟哭と言葉には
    怖い想像すらしてしまいました。(ネタバレするのでTBへ)
    今までもコレからも彼女はこのままじゃないかと寂しく思いました。

  • 満足度★★★★

    脛に傷持つモノ達の
    腹の探り合い。でも、これで「果て」ってコトはないですよね。その先の地獄をもっと観たい!

  • 満足度★★★

    劇団としての名作
    人の「業」のようなモノを描いてきたこの劇団の再演。

    いつも見ているものなのでさしずめ新しいモノは感じられませんでしたが、役者さんの熱演には共感。

  • 満足度★★★★★

    地味な部屋だが
    地味な部屋で繰り広げられるアヴァンギャルドな人間関係。音数が少ないのに、終始テンションコードが鳴ってるような緊張感がパねえ。

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