雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか 公演情報 雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    旅先の駄弁
    いわば「旅の宿・ダージリン編」な駄弁芝居にして臨場感あり。
    旅先で同宿となった男女5人が酒とクスリでハイになりながら交わす会話が続くのみでストーリー性はないが、まさにその場に居合わせて成り行きを窺っている感覚があり105分間惹き付けられた。
    選んだ位置によって印象が変わりそうなことから1年チョイ前にここで観た某公演も思い出す。ま、あっちは上演中に移動したりもできたけれど…。

  • 満足度★★★★★

    ぶっ飛んでる!
    何度かガレキの太鼓の公演拝見してますが、深化したなぁと思います。個人的に今作はもの凄いツボに入って、アガリまくりました。マンションの1室で上演していた覗き見公演と、劇場でやっていた見たことの無い独特な世界が融合して、何かすげーもの見たなと思いました。見たことの無いワクワクを見せてくれるんで、今後の作品にも期待です。

    ネタバレBOX

    ツボはたくさんありますが、おしりかじり虫の唐突の無さに爆笑でした!
  • 満足度★★★★

    想像と違った
    いかんせん内容が私にはどうでもよかった。アゴラ劇場での公演ということで期待が大きかったかも知れないが。出演者は達者で魅力を感じたので評価はその方達に。

  • 満足度★★★

    好み別れるなぁ
    実験的といえば実験的だなぁ・・・

  • 満足度★★★

    ちょっと長い・・
    良くできて入るんだけど、ちょっと長い・・105分?

    次の面白い山?に行きつくまでに息切れしてしまう感。

    流れをそのまま切り取っているから、
    その時々で
    「あれ、このヒトこんなキャラだっけ?」
    という不可思議さを味わえるところは非常に技巧的と言って良いと思う。

    その切り替えがあまりに唐突で自然に見えるので、
    ある意味この前のアゴラ公演の青☆組よりレベルは高いかも・・。

    ただ、役者の演技のレベルの高さを知っているがゆえに、
    あえてこうした切り取り方にしたかった演出家の誘惑も理解できる気はするのだけど、
    ある意味、古典的なドラッグ小説にも通じるこうした主題は使い古されたもので、
    そこには新たな光を当てる必要はあったと思う。

    現代口語演劇では、こうした混沌は見慣れないものだけれど、
    映画や小説・音楽では既にはるか先を行っているため、
    どうしても既視感が拭えず、
    集中力が持続しない(苦笑

    最低でもバロウズ並のカットアップ、
    時間軸の混乱・虚実の混沌が欲しかった。

    ネタバレBOX

    最大の不満としては、
    「なぜカエサルを登場させなかったのか?」
    ということに尽きると思う。

    トレインスポッティング的な映画だったら、
    絶対あのピラミッドの最上部をこそげ取ってきた土片から
    カエサルが出てきたと思う。

    演劇でそこまでやるのは不可能にしても、
    それまで妄想の産物と思われてきたカエサルのリアルな実在の証拠が出てくれば、
    「そもそもこれは現実のインド?」
    あるいは神話の世界に近いところで生きている世界の多くの国々のリアルを描き出すと言う別の意味あいも出てきたように思う。

    そういった描写が一切なかったから、
    結局、絵葉書と同じような美しい風景をみて感動するだけで
    同じ民族同士で異国で固まるだけの日本的な若者、という縮図から抜け出せず、
    異国をまたにかけた設定ながら、
    日本にいる以上の息苦しさ、救いようのなさを舞台上で露呈するだけとなってしまったのではと思う。

    別にそれだけの舞台も良いとは思うが、
    それだけのために105分は長すぎるように思う。

    センチメンタリズムと言われてもしょうがないと思う。

    しかもインドに行ったことのない多くの日本人にとっては実感することのない。

    途中から、いつカエサルが出るのかと思って待ってしまった。

    観客が待つなら、出してもばちは当たらないと思う。
  • 満足度★★★★★

    観て楽しかった
      よくできた劇でした。登場人物5人のセリフがよく書かれていて役者の人物表現は各々の個性を際立たせて上手でした!
      今まであったのぞき見公演は劇の中に取り込まれるかもしれないという恐れとためらいがあったので見たことはありませんでした。今回、入場すると客席と演技の場に境がなくて、どうなることかと少し緊張しましたが、劇が始まると気にならなくなりました。目の前の役者のやり取りに集中してしまい、そういう自意識がなくなりました。
      外国にいるからこそ多いに感じる事はあります。日本という根っこから離れたことで自分の過去と未来について、根を持たず縛るものから解放されて考えをあちらへこちらへとめぐらします。自由で楽しくて、そして頼りなく切ない想念です。その揺れ動く心がよく伝わってきました。見てよかったです。次回はのぞき見公演を敬遠しないで見ようかな、、、

    ネタバレBOX

       登場人物中最年長の近藤さんには、日本に好きな女性がいて彼女の臨月が近いとのこと。女性は近藤さん以外のまったく別の男性と結婚していてもちろん生まれてくる子供は近藤さんの子でない、と聞いた他の登場人物は
    生まれる前に近藤さんは日本に帰って女性に会うべきだと強い声でけしかけます。それは、5人のだれもが日本に果たすことができないものを残してきていると思われて、さらにはそれをいったん放ってきたけれど、帰国して現実に対峙しないといけない時がいつか来ると感じたからではないかと思った。
      そのように、外国での想念は楽しくて儚く切ないものでもあると思わせられて涙が静かに出ました。
  • 満足度★★★★

    おもろかった
    おもしろかったです。
    クチコミを読んで少し不安だったのですが行って良かったです。
    飲み会の後、自分のダメさに頭かかえて叫びたくなる人におすすめ。
    頭は全く使わなくても面白い作品でしたが随所でよくできてるなぁと感じました。

    ネタバレBOX

    登場人物一人一人が素晴らしくリアリティーがある上にみんな人がいい。
    インドらしさを感じない、日本のいなか町でもいいじゃないかという批判がありますが、確かにそうかもしれません。日本人が5人集まって飲み会のをすれば、そこはもう日本でしかありません。それはそうです、でもこんな5人が日本で偶然集まるでしょうか?
    インドなんかにうっかり来ちゃう日本人って何かあると思います。
  • 満足度★★★★★

    ポップじゃなかったからと言ってどうだというのか?
    当たり障りの無い言葉では紹介出来ないので、はっきりと書きます。

    とても実験的な作品です。物語性を追求しつつ、演出上はのぞき見公演と通常演劇の融合を目指しており、とても志が高い。実際にその意味ではとても成功している作品だったし、この体験がガレキの太鼓ですといえる代表的な演出作品になったのではないかと思う。ただ、テーマの中心に薬物の問題があり、モラルの崩壊は本当に世の中の崩壊なのかというような根源的な問いを含んでいるため、観ている者の身につまされる経験を催させるし、トコトン面倒くさいという感想も出るだろう。
    ビターな話が好きな人は取り組んで見るベキ作品。スイートが好きな人は、別の芝居を観に行けばいい。普遍性が高いが煮えたぎった熱湯に手を入れると火傷するよっていう作品。

  • 満足度

    拒絶反応
    自分(とその友達)は全く合わなかったです。そして、この舞台に関わった人の舞台は二度と見たくないと思いました。

    以下ネタばれ

    この舞台、仕事をして税金を納めている人が見るとストレスたまるかも・・・

    ネタバレBOX

    ストーリーがない。約2時間、同じ場所でずっと頭の悪い会話を聞かされる。問題なのは会話の内容と語彙。

    酩酊(&薬)状態の設定のせいか、ユーモアもひねりもない下ネタ・認証欲求を満たすための質疑(「ちょっと話聞いてる?」)などを何度も何度も繰り返す。聞いてる側はうんざり。個々の登場人物の性格(記号化された)を客に伝えるためなのか?それにしてはお粗末。

    そして一番の問題は語彙。「やばい」「かなり」「すごい」のような言葉を定型的に使う使う。しかも異国にいるという設定なのに・・・言葉に対する感覚がにぶいのでは?

    役者の空気も違和感だらけ。唯一「カエサル初登場」のときだけ良い空気を感じられた。役者のみなさん演じていて楽しかった?

    さらに、正面の観客たちのつまらなそうな顔がより舞台を冷めたものに。

    伝えたいであろうテーマもどこかで聞いたことのある新規性のないもの(たぶん日本では受けないと思う)。

    異国という設定も全く感じられず(群馬の田舎と言われても違和感なし)、観るものが本当に何もなかった。

    まさに、全てを捨て去った中身のない演劇だった。(ただし新しい世界には行けてません。そこは先人があえて選ばなかった世界です。)

    最後に、何かやりたいことがあるなら内輪でやってくれ。アゴラを使ってやるのはやめて欲しい。チラシを見てお金を払う人の身にもなって欲しい。だから、「小劇場での演劇は・・・」と言われるんだ。

    日本の演劇業界(アゴラが関わっている以上)について考えさせられた舞台だった。

  • 満足度★★★

    駄話
    同じ文化を持つ者同士、異国において心が通じ合うのでしょう。

    ネタバレBOX

    インド北部、ヒマラヤ山脈が見える安ホテルにたまたま宿泊した日本人5人のお話。

    奥のエレベーターで2回に上がって客席に入ると、ナマステと挨拶されました。真ん中がホテルの共用スペース、回りが各部屋とバルコニーという設定で雑然と配置されていて、ほとんどの席は壁際に設けられていましたが、やや真ん中のベッドや床にも席が用意されていました。5人の会話を見聞きして、帰りはガンジス川を渡っていつもの出入口から出て帰りました。

    ラリっての会話には、蟻が大きく見えるなどどうせ誇大妄想なのでしょうから聞くべき内容はありませんでした。
  • 満足度★★★

    作品としては評価できるが
    作品としては高く評価できるが、個人的には合わない。
    理由はネタバレにて

    ネタバレBOX

    観客一体型のスタイルは実験的であるが、作品の内容と合致して観客をより内部に引き込む効果を出していた。会話はすごく自然で役者の技量も高い。また「人間って何でこんなに難しいの?」という姉さんのセリフに象徴される感情交流もうまく表現されている。以上の点で高く評価できる意欲作だと思う。
    しかし、私自身はこの種の人間関係については劇中のなんちゃんのセリフの「面倒くさい」に共感するタイプだ。わざわざ劇場に足を運んでまで瑣末で猥雑で面倒くさい感情劇を見なくて良いと考えてしまう。それなりには面白かったが、私には合ってなかった。
    ※私は良い位置で見ることができたが、見づらいと感じた人も少なくなかったのでは?
  • 満足度★★★★

    コアなファン向け
    上演時間110分。いつも客席から眺めるばかりであったエレベーターで入場。雰囲気はずいぶん違ったがそれでも「のぞき」ファンとしては楽しかった。とてもターゲットが狭い作品でどちらかというと春風舎向きと思ったり、拒絶反応を示す観客を見たりすることで、面白さが増幅した。

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