『BULLETS ASSORTED』 公演情報 『BULLETS ASSORTED』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    勿体無い!
    脚本、演出、役者さんの芝居力の高さ文句なしでした!

    日程的に1度しか観ることが出来なかったのが残念・・・
    狭いスペースでしたが、始まってしまえば気にならない
    あっという間の2時間でした。
    狭い空間だからこそかなり集中したのかも・・・

    また企画して欲しいです。

  • 満足度★★★★

    色とりどりのオムニバス
    カプセル兵団、中山泰香さんを観に行きました。

    楽しかったのは吉久直志さん作の「七福神の物語」
    出演者の半数がカプセル兵団でおなじみの人たちで、吉久さんの作となれば。
    七福神のぼやきと神様うんちくに特撮ネタまで絡めてたたみかける。
    北出さんは隙あればネタかますし、止められないし。劇中で、「この人やりづらい」とまで言われる。
    中山さんのカーリー(ヒンズーの神様、御利益は破壊と殺りくとか。)はいいキャラ。会話劇のはずなのに、殴る蹴る取っ組み合う。それでいて愛らしい。
    顔を青く塗っていて、相当だけれど。
    幕間と、ラストエピソードでは、ミネルバ・マークⅡ(カプセル兵団ノ舞台「ササヅカイン登場キャラ)にも扮して大活躍。
    観ていて楽しいネ。

    他のエピソードでは、「犬降る夜」と「お願い、神様!」が何だか分かりませんでした
    。評価、高いらしいですけど。
    「狼たちの午睡」は、面白いけど、そこだけ描くの?と。
    そして、鍋パーティーしますか、僕も。

    あ、最前列で膝を抱えて観ていたら、お尻は痛くなるの、3日経っても腰がおかしいの。小屋小さ過ぎ。劇場を選びましょうよ。


  • 満足度★★★★

    ボリューミーな短篇集
    あの客席数で3回のみの公演というのがもったいないくらいひとつひとつの話がしっかりとしてボリュームのある短篇集だったように思います。逆に言えば、なんて贅沢な公演だったんだろう!
    毛色の全然違う4つの物語と、合間に入る1つの物語がそれぞれしっかりとメリハリがついていたし、役者陣の熱演も素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    個人的に一番好きだったのは「犬振る夜」です。
    ただのキチ◯イの妄言であろうにじわじわとくる気味の悪さ。
    ぞっとするけれど目が話せない、そんな感じでした。

    「七福神の物語」は時期的にもピッタリだし、神様達それぞれのキャラもよくて面白かったんですが、何だか少し長ったるかった気がします。
    うんちく的なセリフが多めだったからかな…。

    それと、「狼たちの午睡」はちょっと別枠な感じ。
    十七戦地さんの2月公演「眠る羊」の前日譚ということだったのですが、
    この続きからこそが本番なんだろうに!と思わされ、
    まんまと「眠る羊」を観に行きたくてたまらなくなってしまいました。笑

    みかん、ごちそうさまでした。
  • 満足度★★★★

    GEKIBA、BGM、AKB
    4人の作家による短編集。
    作家の個性が端的に表れていて全く違うテイストの作品がそろった。
    劇場の音響(スピーカー?)が悪かったのが残念でならない。
    小さいハコなのでそれに合った音量の台詞が交わされているのに
    頭上の空調の音にかき消され、BGMの大きな音にかき消され、良く解らない所多し。
    それにしても達者な役者陣に圧倒された。
    島田雅之さんの変幻自在ぶりと艶のある声がとても素敵だった。

    ネタバレBOX

    ●「犬降る夜」 作・河田唱子

    親友を呼び出して重大なことを打ち明ける男。
    「今夜空から犬が降って来て世界が終るんだ」
    荒唐無稽な話を真に迫って話す男(鶴町憲)の緊張感が素晴らしい。
    一瞬でも気を抜けばただの寝言になりがちな会話が
    薄気味悪い緊迫感が次第に高まって、それが頂点に達する戦慄のラストがすごい。

    ●「お願い、神様」 作・ほさかよう

    毎週町の人々の懺悔を聞いているシスター。
    変化も甲斐もない繰り返しにとうとう荒療治を施すことにした。
    「あなたの心のままに」シスターのその一言で、
    人々は仕返しをし、うっぷんを晴らし、復讐を始めた。
    殺戮が 始まったのを聞きながらシスターはつぶやく。
    こうして初めて、人は神の存在に気付くのだ…。

    ほとんどシスターのひとり語りだが、振れ幅がイマイチ小さいのと
    BGMの音量が大きくて台詞が聴きとれない。
    前から3列目くらいでこうだから、後ろの方まで声が届いたかどうか疑問。

    ●「七福神の物語」 作・吉久直志

    4編の中で一番短編らしくまとまって集中力のある作品。
    今や七福神の出番と言えば縁起ものとして新年に一時もてはやされるだけ。
    中でも暇な寿老人と福禄寿がコタツにあたりながら今年も愚痴を言っている。
    八百万の神や日本の神話、インドの神などの由来や歴史の解説もあり、
    AKB48になぞらえて「神様のトップ7なら俺たち全員入ってるじゃん!」
    みたいな台詞に客席から何度も笑いが起こる。
    登場人物がバラエティに富んでいて楽しいし、日本の宗教についてうんちくも語られる。
    昔の神様は今の戦隊ヒーローみたいな存在だという論理に妙に納得してしまった。
    吉久さん、日頃は時空を超えた壮大な物語を長時間見せるような舞台が多いが
    こんなコンパクトな脚本も上手いのだなあと感心した。
    布袋(寅泰の方)を演じた北村圭吾さんがギター片手に「ベイベー!」とやるのが好き。

    ●「狼たちの午睡」 作・柳井祥緒

    十七戦地2015年2月の本公演「眠る羊」のエピソード1みたいな短編だという。
    “死の商人”になろうとした仲間を止めるため、粉飾決算をリークした男が、
    刑期を終えた元仲間と再会する。
    明かされるあの時の真実、新たな目的、事は防衛省と企業の癒着に及んでいく。
    メリハリのある会話と豊富な情報量がリアルな緊張感を生む所は素晴らしい。
    観ている私は事実関係を追うのが精いっぱいでちょっとゆとりがなくなってしまった。
    終始緊張した会話が交わされるのだが、やはり声が聞きとれなくて残念だった。

    とても充実した魅力的な企画。
    短編には瞬発力と、少量で良く効く毒気が必要なんだなと思った。
    河田唱子さん、超シリアスな短編と、4作品の合間に挿入される
    「鍋パーティー」の軽い笑いの両方が書けるところ、次回が楽しみになった。

    後は集客に応じたハコでやること、空調と音響の問題解決かな。
    超満員のGEKIBA、ちょっと辛いわ…。
  • 満足度★★★★★

    (^o^)
    面白かったです。5つのストーリーが有りました。内容はネタバレの方に書くとして。超満員の劇場で、たった3回だけの公演なんてもったいない。

    ネタバレBOX

    5つのストーリーの中で、どれが一番好きかと言われたら、「七福神の物語」です。この季節に焦点を合わせた、バッチリ感。キャラが立っていて、スピード感が有りました。「お願い、神様!」は後半鳥肌立ちました。すいません「狼たちの午睡」は、ちょっと疲れました…。
    スピーカーの不調とかで開場が10分押したのですが、無粋な客1名が入場の際に騒いで、ちょっと空気が悪くなりましたが、それを吹っ飛ばす良いお芝居でした。

このページのQRコードです。

拡大