マイノリティー
2002年4月イスラエル軍は、ベツレヘムにも侵攻、聖誕教会へも銃撃が続いた。またイスラエル兵の投げた手榴弾による出火も伝えられた。この後、イスラエルは、クリスマスミサをも妨害、人々の祈りを踏みにじり続けた。現在も続くシオニストによる占領、封鎖、無辜の市民・子供殺害、差別、人道に対する重大な罪、バンツースタン(イスラエルは否定するが、実質バンツースタンであるとの認識は、内実を知る者には明らかである)侵略の為の入植地建設等々に、アメリカの援助等も大きな影響力を持っていることは衆知の事実である。おまけに、イスラエルの持つ核兵器の数はイギリスをも凌ぐとの研究者がいる位だから、実数は中々見定めることができないものの、中東の不安定要因で最大のものがジャボティンスキーの流れを汲むシオニスト「国家」イスラエルであることは明らかだろう。
ところで、今回、自分が、LGBTIの作品を観に行ったのは、メンバーがマイノリティーだからであった。残念乍ら、演劇というより、セラピーという方が理解しやすい構成と内容であった。もっと、マイノリティーとして生きて行かねばならない、マジョリティーとの関係に正面から対峙して自分達の哲学を深め、関係を見切って欲しい。先ずは、そこからである。演劇としては評価できない。