男たらし 公演情報 男たらし」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    ゲスとブスばっかりでした(笑)
    いい話になりそうで、ならないのがとても良かったです。あらすじなどの感想はトラックバックしています。

  • 満足度★★★★★

    オレンジジュース
    面白い。110分。チラシの毛伸び写真がかわいい。

    ネタバレBOX

    カネシロ(古屋隆太)の会社にひっぱられた淑美(内田慈)はカネシロと付き合うが、カネシロの女癖の悪さに次第に冷めていく。と同時に仕事に打ち込むようになり、カネシロとの仲はさらに悪くなる。
    カネシロの息子・ユヅル(大窪人衛)が地方の大学に受かり引っ越す前夜。ユヅルに抱きしめられた淑美は、服を脱ぎながらユズルの部屋を訪れる…。

    淑美…地位と金のある男に依存する女。仕事に目覚める。
    カネシロ…DVっけのある×2男。高校中退の学歴コンプ。淑美の代わりはいるといい放つ。
    ヨシダ(佐野陽一)…平均的にダメっぽい男。小さい。出会い系で知り合った女と結婚する。
    タクヤ(松澤匠)…元ホスト。二度寝た女に飽きちゃう性格。女の扱いに長けてる。
    サワキ(金子清文)…デザイナー。淑美と不倫関係にあったが、そのときは妻を選んだ。赤ちゃんプレー好き。
    ユヅル…カネシロの子。IQ高い。マザコン。母を守れなかったことを気に病む。

    淑美を中心に上手いキャラで固めた笑えてちょっとだけ苦めな作品。主演の内田の男たらしな演技が上手い。序盤のカネシロとのやりとりだけで引き込まれた。濃い目な男連中を相手に奮闘した内田がマッチしてた。
    男連中も面白いキャラばかりだけど、佐野が演じたヨシダのしょっぱさ加減が絶妙。淑美を傷つける「男が気があると思っている~」もいい味だけど、「仕事のできる女って嫌いなんだよね~」は最高に笑った。笑えるけど、どことなく等身大な感覚になるのが上手い。

    カネシロに暴力をふるわれユヅルに助けられた淑美の心が、ユヅルにまた一歩近づき、ユヅルもまた淑美に母を半分ほど重ねる終盤。妙な抱きしめ方をしたユヅルに母性をくすぐられつつ男を感じた淑美が、階段をセクシーに登る構図(照明も)がいい。エロスな内容でもあるけど、どことなくウォーミングな気持ちになる。

    人間なにかで満たし(満たされ)ながら生きていて、傷つきながら生きていてって舞台。満たしているのか埋めているだけなのかが大きな違いなのかもしれない。
  • 満足度★★★★

    さらっとリアル
    女の因果、男の因果、人間の本質というか性(さが)や業といったものを、突きつけるというのではなく「こんなもんだよね」とさらっと目の前に観せてくる。深いとか浅いとかではなくリアルを。その筆致が凄い。

    ネタバレBOX

    内田慈の魅力が炸裂してる。妖艶。生身の人間に使うのか?というこの言葉しか適切な単語が見つからない。表現力があって、容姿に優れ、人間力がある。ひとつの仕草が表情が視線が男を惹きつける。上手いという次元超えてる。

    大窪人衛、もしかしたら特徴的な声に注目がいきがちかもしれないが、表情を造るのが凄く上手い。声を出さない演技が秀逸。固まってたり、慄いてたり、弄ったり(笑)やっぱりイキウメ観なきゃな。と思わせる好演ぶり。
  • 満足度★★★★★

    内田の慈ちゃん♪
    やっぱりいいですね~。色気のある役は彼女に合っている気がします。僕の周りにもこういう男たらしな女性がいるのかな。あ、でも、役中の彼女は頑張って生きてるんですよ。たまたまなんです。きっと。そうそう。僕がこの作品を観たのも偶然に内田さんが出演しているのを前日に知ったから。ファンとして約2年ぶりに再会!声もかけさせてもらいました。いい女です!
    で、で、内容は女子だらけのほうが僕好みかな。今回のはちょっときれい目過ぎたのかな・・・

  • 満足度★★★★★

    今作もたまらん!
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    ブス会の【男たらし】を観劇。

    今年の期待作品。
    チラシから想像する感じだと今回もイヤらしい作品だと誰もが思うのだが・・・。
    過去の作品は、ほぼ女性たちだけの出演者で、女性の生態を描いて男性観客をゲンナリさせてくれたのが、今作は女性一人のみで、残りは男性で展開していたようだ。

    イケイケ社長の会社に女性(よしみ)が入社してくる。だがどうみても男好きという感じだ。そんなよしみもあっという間に社長の愛人になってしまう。
    だがこの会社も社長の放漫経営の為か、借金を抱えながらの経営で、今や火の車状態である。そんな最中、よしみのアイディア商品が会社を立て直し、愛人と社長という立場が少しづつ逆転していく。
    そしてよしみも今までの愛人人生から、仕事という生きがいを持ちながら生きて行く決意をする。

    おおまかな物語はこのような感じで、男尊女卑を否定してしながら、女性の自立を描いている。そして男性と女性は平等でありながらも、性の部分を抜きには語れないともいえる。この手の女性の活躍を描く物語だと、ほとんどの男性作家は愛と性の部分を省略してしまうのだが、今作はそこに最大の焦点に持って行きながら、女性の生きざまを描いている。
    女性にとって仕事と性は別モノではなく、同じ扱いであり、そして多数の恋愛本で言われている男性脳と女性脳の使い方、機能の違いを感じさせてくれる。だから女性脳の使い方を理解出来ない男尊女卑肯定の男性観客は、永遠に彼女のいない人生を送り、そして今作にげんなりして劇場を後にしてしまう。ただ確実に言えるのは、ペヤンヌマキの描く女性像に勃起してしまった男性客が多数いたのは間違いないだろう。

    内田慈の代表作になるのは間違いない。
    そして古屋隆太の実力のほどを思い知らされる作品でもある。

    かなりお勧め!




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