池田屋 公演情報 池田屋」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    雰囲気は感じました
    衣裳が本格的だったので、その時代の雰囲気が感じられました。歴史に忠実なストーリーだったので、少し退屈な感じも覚えました。なので、少しフィクション的な部分を入れたら盛り上がるのでは?と思いました。全体を通じて大人しめな印象で、あまり動きが感じられませんでしたが、ラストの殺陣シーンは良かったです。また、その時代に生きる男達の色々な思いや葛藤も感じられました。

    ネタバレBOX

    近藤勇と宮部が本を片手に語るシーンが長かったので、実は台本で台詞がそこに書いてあるのでは?と思ってしまいました(すみません・・)。
  • 満足度★★★

    近藤勇早く気づいてよ!
    一対一の殺陣のシーンのスピード・身のこなしは迫力もあり総じて素晴らしかった(人によっては弛みはあった)。
    加えて衣装も素晴らしく面白かったのですが・・・

    ネタバレBOX

    池田屋で近藤勇に情けをかけてもらった宮部鼎蔵の切腹でラストを飾るのだが、この事件が明治維新を3年遅らせた新撰組の末路にも触れてほしかった。
  • 満足度★★★

    劇としてはもう少し完成度を上げて臨んで欲しい
     新撰組と尊攘派を歴史という舞台上で廻して見せることによって、現在、我々の暮らす場所、時をも考えさせる。情報の質と判断、政治と志との関係や、若者の恋なども、

    ネタバレBOX

     フェートン号事件以降もアジアの制海権を握っていたイギリスは、度々、日本近海を荒らしたため1825年異国船打ち払い令を幕府は出す。然し、彼我の軍事力には圧倒的な差があった為、1846年の黒船襲来以降、幕政内部でも強硬派と厭戦派が意見を戦わせることになった。1854年、元号は嘉永から安政に移り、幕府は、米、露、英と不平等条約を結ぶ。58年には、蘭も他の3国と共に、修好通商条約を結ぶが、国内は、未だ、欧米との武器の差を知らぬ者も多く、幕府の弱腰を批判的に捉え、雄藩であった薩摩、長州は、交戦して散々な目に遭う。幕府、雄藩、諸藩其々が、欧米の世界的な植民地支配に対して試行錯誤していたのである。何れにせよ、幕府だけで対抗できるものでもない。雄藩といえど一つの藩だけで対抗できるわけでもない。幕府、諸藩一体となって戦わなければ、話にもならないのは明らかであった。だが、それまで慣れ親しんで来た体制は捨て難い。そんな人々も居た。強固なリーダーシップをとって民族を統一するようなリーダーも居ない。憂うべきことには、長い鎖国の結果、必要な情報は、ごく限られた人々にしか伝わっておらず、而も、新旧の思想間に於ける自由な討論が為されるような社会では無かった。
     そのことが災いしたのだろう。進歩派も旧主派も、高い志を持ちながら、政治イデオロギーの違いだけで殺し合うことになったのだ。それを越え得た人物は、勝海舟と西郷隆盛、吉田 松陰。可能性のあったのが、坂本龍馬ということだろうか。佐久間象山は、ちょっと年上でタイプが異なるが勝、松陰などの門下を抱えた面白い人物ではある。残念なことに、これら傑物も象山は攘夷派に、松陰は安政の大獄で殺されている。こんな時代背景の中で、矢張り、知的レベルに於いては劣る新撰組の面々が、良いように利用され捨てられた(近藤勇の最後を見よ!)今作では、池田屋に残って居た人物の中の大物、宮部 鼎蔵と近藤との切腹、介錯のシーンに知的レベルの差による人生選択の差が表されている。何れにせよ新撰組人気というのは、利用され捨てられた事にあり、庶民はその点に与し、ガス抜きされているのだろう。因みに宮部らの情報の質が高かった点は、宮部、真木 和泉、吉田 稔麿三人が酒を酌み交わすシーンでの襲撃時期の会話に端的に現れている。若い吉田が、即刻の襲撃を主張して認められないとみるや、宮部が真木に具体的な時期を問い糺す。真木もそれに具体的日程で答える。この辺り、革命的行動の成否を決定する最も重要な判断の一つだから、背景に語られる判断の根拠も含めて、持っている情報の正確さと適確な分析に資する理性が必要なのである。
     安倍のようなアホウが、国家を私物化するのみならず、仕切っている以上、我ら、民衆は、まやかしのガス抜きや、嘘で固めた「イデオロギー」によって体制に利用され捨てられるのではなく、不服従という不良になって抗おうではないか
  • 満足度★★

    失礼ながら・・・
    初日、状態としては“ゲネ”ですか?と言いたくなるくらい、役・せりふが入っていない。急遽参加のメンバーもいたそうだが、それにしても・・・。“全て本物 
    本格的な時代劇”が売りの劇団らしいが、その拘りが返って役者を縛り付けているような気がしないでもない。

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