東京ドーピング2020 公演情報 東京ドーピング2020」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    タイムリー
    オリンピック開催中に、つねに問題にあがるテーマ、切り口はドーピングをせずに金メダリストになった主人公が、ドーピングを提供する側になって、その葛藤を中心に主に供給する側の姿を描いた問題提起なのですかね!? ドーピングに走ってしまう側の心理描写(葛藤)も対比させながらのストーリーも観たかった気がしました。

  • 満足度★★★★

    オリンピック
    友達に勧められて見てきました(^^)
    この時期にこんな作品♪
    お芝居の良い所ですね

  • 満足度★★★★

    光にうんざりした人へ
    ブラウン管の、液晶の光に照らされて、
    TVのキャスターが、ドキュメンタリーが、今日も、
    「金メダル」という賞をとれと、
    国民を、選手を、甘い言葉で焚きつけている。
    素直な人間なら何も違和感を抱かないかもしれない。
    目標に向けて頑張り、時には涙を流す選手に拍手を送るかもしれない。

    だが、人間には闇がある。
    どうしてもその闇を吐き出したい時がある。
    早速オリンピックを口実に票を集め出した議員達、
    (一説には、どうやらオリンピックに経済効果などないようだ)
    オリンピック村で異常な売れ行きを示すコンドーム、生理用品の意味、
    そして、ドーピング。

    人間には闇がある。そこをみたい人は、是非雪の中渋谷へ行くことをお勧めする。
    光にうんざりしてるのは、あなただけじゃない。
    そして、闇がわかれば、光の意味が、その尊さが、より一層わかるはずだ。

  • 満足度★★★★

    破滅の快楽
     悪のヒリヒリするような痛みを伴った快感を愉しむ導師とトップ+世間に対してブータレ気味の営業対、ドーピング疑惑をネタに脅されて売人をやらされている、元ゴールドメダリスト。
    対するは蜘蛛の糸に喜んで絡まれる、矢張りトップを目指すしかないという強迫観念にヒリヒリし、キリキリ締めあげられ続けている姿を嘲笑うかのような“ヤク”という名の悪を、目的とも手段ともして、破滅して行くアスリートの快楽の果て、時には死。その後の寂滅。

  • 満足度★★★★

    化粧ドーピング
    みたいなことを思ってしまいました。

    ネタバレBOX

    理想の肉体になりたい願望、それがスポーツ選手であれば筋肉がほしいということになり、例え短命で終わっても金メダルが取れるのであればとドーピングに走る人がいるのが現実なのでしょう。身体に副作用をもたらす薬物を使うのがドーピング、ドーピングを認めると、そこがスポーツ選手のスタートラインになってしまい、全員が副作用に苦しめられる恐れがあることから禁止されています。

    後付と言われれば仕方ありませんし、明確な根拠がなければジャーナリストとしては指摘できないのかもしれませんが、ジョイナーなんて誰が見てもドーピングやってるって感じでした。そして、若死にしました。

    今回の佐村河内守氏の偽作曲家事件にしても、あの風貌は麻原そっくり、壁に頭をぶつけて悩みながら思考している風を装っているのも如何にも人物像を作り上げているという感じでした。それでも誰も見抜けず、ドーピング検査を素通りしたのと同じです。

    そのように考えると、化粧は身体に害を及ぼさないと一応思われるのでドーピングではないのですが、主役の黒沢佳奈さんの目元や頬の辺りが北川景子さんに似ていたので、お芝居の内容が内容だけに化粧ドーピングのようなことを考えながらずっと見とれていました。

    ドーピングも遺伝子操作にまで及ぶ薬物が出現し、人間の大きさを規定している部分に立ち入り、いくらでも大きくなったり、いくらでも筋肉が付いたりできるようになって、もはや人間ではなくなり、異形という怪物になって選手村で殺人が多発し、東京オリンピックの開会式は延期されました。面白い顛末でした。
  • 満足度★★★

    このタイミング・・
    時期を得た作品。世の中のタイミングを捕まえた作品の強さを感じた、
    作品自体の目のつけどころは良かった。ただ、楽しみ方が難しい芝居だった。商業じゃないので、必要な要素だけを入れたこういう作品もアリなのかと思う半面、このタイミングで無かったら、あまり強く印象には残らない気もする。総じて粗はなく、観やすかった。個人的に中井さんが良かった。

  • 満足度★★★

    買う方も買う方だが売る方も売る方!
    2020年の東京オリンピック開催もだが、ソチ冬季オリンピックも始まりタイムリーな話題だ。ニュースではドーピングの検体保存が8年から10年に変更、ドーピング検査も2453件に増える(2010年バンクーバーは2149件)。冬季オリンピックとしては過去最高の検査になる。しかも競技前検査は1269件(バンクバーと比較すると57%増)と報じられている。
    薬物使用という観点から報償金目当ての勝利至上主義へ警鐘を鳴らし、改めてオリンピックの意義を問いただす!
    主要な役が全て女性であるのが珍しい、ホラー要素もあり。

    ネタバレBOX

    内容はドーピングに留まらず、遺伝子操作の薬物に発展!
    選手は腕廻り1cmの筋肉をつける為薬物を無知なまま買い投与し続ける。
    販売組織の狙いは、オリンピック選手にテスト投与してその薬物を世界に売りさばくこと。
    開催直前の選手村にそれを投与していた選手(自分はノーマークと高を括っていた)が死亡することから、販売組織は壊滅するのだが、その終わり方に含み(政府も絡んでいるか)を残す。
    トホホ・・・お金儲けには切りが無い。
    借金返済の為、売人になり下がった元メダリストが疑問を持ち始めたのが救い。
    東京オリンピックはフェアにやってもらいたい。

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