満足度★★★★
タイムリー
オリンピック開催中に、つねに問題にあがるテーマ、切り口はドーピングをせずに金メダリストになった主人公が、ドーピングを提供する側になって、その葛藤を中心に主に供給する側の姿を描いた問題提起なのですかね!? ドーピングに走ってしまう側の心理描写(葛藤)も対比させながらのストーリーも観たかった気がしました。
満足度★★★★
光にうんざりした人へ
ブラウン管の、液晶の光に照らされて、
TVのキャスターが、ドキュメンタリーが、今日も、
「金メダル」という賞をとれと、
国民を、選手を、甘い言葉で焚きつけている。
素直な人間なら何も違和感を抱かないかもしれない。
目標に向けて頑張り、時には涙を流す選手に拍手を送るかもしれない。
だが、人間には闇がある。
どうしてもその闇を吐き出したい時がある。
早速オリンピックを口実に票を集め出した議員達、
(一説には、どうやらオリンピックに経済効果などないようだ)
オリンピック村で異常な売れ行きを示すコンドーム、生理用品の意味、
そして、ドーピング。
人間には闇がある。そこをみたい人は、是非雪の中渋谷へ行くことをお勧めする。
光にうんざりしてるのは、あなただけじゃない。
そして、闇がわかれば、光の意味が、その尊さが、より一層わかるはずだ。
満足度★★★★
破滅の快楽
悪のヒリヒリするような痛みを伴った快感を愉しむ導師とトップ+世間に対してブータレ気味の営業対、ドーピング疑惑をネタに脅されて売人をやらされている、元ゴールドメダリスト。
対するは蜘蛛の糸に喜んで絡まれる、矢張りトップを目指すしかないという強迫観念にヒリヒリし、キリキリ締めあげられ続けている姿を嘲笑うかのような“ヤク”という名の悪を、目的とも手段ともして、破滅して行くアスリートの快楽の果て、時には死。その後の寂滅。
満足度★★★
このタイミング・・
時期を得た作品。世の中のタイミングを捕まえた作品の強さを感じた、
作品自体の目のつけどころは良かった。ただ、楽しみ方が難しい芝居だった。商業じゃないので、必要な要素だけを入れたこういう作品もアリなのかと思う半面、このタイミングで無かったら、あまり強く印象には残らない気もする。総じて粗はなく、観やすかった。個人的に中井さんが良かった。
満足度★★★
買う方も買う方だが売る方も売る方!
2020年の東京オリンピック開催もだが、ソチ冬季オリンピックも始まりタイムリーな話題だ。ニュースではドーピングの検体保存が8年から10年に変更、ドーピング検査も2453件に増える(2010年バンクーバーは2149件)。冬季オリンピックとしては過去最高の検査になる。しかも競技前検査は1269件(バンクバーと比較すると57%増)と報じられている。
薬物使用という観点から報償金目当ての勝利至上主義へ警鐘を鳴らし、改めてオリンピックの意義を問いただす!
主要な役が全て女性であるのが珍しい、ホラー要素もあり。