さくらの会-太宰 治『女生徒』より- 公演情報 さくらの会-太宰 治『女生徒』より-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    無題901(13-330)
    19:00の回(晴)。18:15正門着、スタッフの方がいらっしゃるので訊いてみると受付しているそうで、警備の方から「入講証」を受け取り中へ入ります。いつものように途中にもスタッフの方。受付(整理券あり)をするとソフトドリンクを勧められたのでいただきます。入場は、右側の通路奥、舞台袖から。19:01開場、しばらく位置の感覚がなくなりとりあえず桟敷席に座りますが、目の前にカーテンがあり様子がわかりません。座席後方は椅子席。虫の声が聞こえています。19:09前説(60分)、開演、女性がひとり~20:03終演。2011/12「冬の穴」から3年目、5作品目となりました。今年もチラシはみていたものの「ACT1、2」しかみていなくて、メールで案内をいただかなかったら見逃していました。

    ネタバレBOX

    「女生徒」は電車の中、青空文庫で復習済み、もうひとつの 「閏房哲学. (サド)」のことは知らないが、先日「最後の晩餐の真実」を読んだので、一部はなんとくわかったような気分になる。

    舞台そでから入ったので座っているのは「舞台」..ということはカーテンの向こうは客席。当パンに載っている役者さんの写真がなぜ「客席」で撮られているのか...そういうことでした。

    この視点が逆転したせいもあるでしょうが、会場が「生きているように」感じられ、夜、みなが寝静まる時間、ひとり、ふたりと座席の間から姿をみせ、お話を包み込む。流れるクラシック、明と暗を際立たせる照明、コマのような動き、(魔法の力で)からくり時計に姿を変える。

    頭に巻いているのは包帯のようにも見え、胸に拡がる赤い沁みは...サドからきているのでしょうか。

    小劇場で(ひな壇)客席を舞台にしたのをみたことがありますが、ホールの舞台に上がっての観劇は(一般人として)新鮮でした。ちなみに、2011年のポかリン記憶舎「冬の穴」は、ホールの中ですらなくロビーで演じられました。

    真っ赤な「男」のメガネと赤鼻はajiで使っていたものですね。でも、青い飲み物が出なかったのは寂しい。
  • 難解
    夢の話なので明快なストーリーが無い。また、哲学的な話をセリフだけで処理しているため、観客の大半は内容を理解出来ていないと思う。
    そういう訳で「演劇」としては疑問符がつく。だが、漠然と「美しい公演だったなー」とは感じるので、それが狙いであったのなら問題は無いのかもしれない。

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