諸事情 公演情報 諸事情」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★

    視座
     小劇団の内紛を描いた作品だが、余りにもベタ。無論、この国で小劇団をやり続けることがどれほど大変なことかは良く知っているつもりである。愚痴をこぼしたくなるのも分かる。だが、シナリオライターと座長、劇団員のセンチメンタルな掛け合いになってしまっているようだ。科白同士が戦っていないのだ。ダイアローグをキチンと立てて行かないとエッジの利いた科白にならないばかりか、科白として立たないのだ。演劇のシナリオである以上、言葉が立ちあがってこないのはどうかと思う。
     エッジが効きダイアローグがダイアローグとして成立する為には、自分達の世界が置かれた位置を測る努力が必要だろう。私とか我々でなく、彼、彼らの視点に移行する必要があるのだ。2人称で書くならば、男女間の関係に絞り込んで互いの科白を研ぎ澄ますかだろう。何れにせよ、切れば血の出るような科白が欲しい。

  • 満足度★★★

    亡き仲間との再会!
    脚本家の話を勝手に変えた芝居がとても面白かったですが、何が言いたいのか
    分かりにくかったです。

    ネタバレBOX

    ラストシーンを書きあぐねている脚本家の前に、一年前のクリスマスイヴに亡くなった同じ劇団員の恋人が幻のごとく現れる。その恋人を含めたラストシーンを書いていくが、なかなか上手く書けない。
    脚本家が上手く書けないラストシーンの原稿用紙を破るたびにいくつものパターンを舞台では見せていく。(これはなかなか面白い)
    ラストは、劇団員の仲間と集合写真をとるが死んだ彼女がいた場所は写っていない。お互いを惜しみつつクリスマスイヴの灯がともり、そして消えていく。
  • 満足度★★★

    ピントが合わない
    群像劇といえばそうなのかもしれませんが、一応主役がいるようでぼやけていました。

    ネタバレBOX

    若い看板女優の成長物語かと思ったらそうでもなく、作家と演出家の作品を巡る戦いかと思うと笑いを取る程度のことで、結局はベテラン女優が突然死んで悲しかったね、死んでから一年経ったねというだけの話を元座付作家の視点から見た作品。

    ピンボケの印象でした。

    ラストの劇団員たちが記念写真を撮るシーンで、ベテラン女優を表す花束がライトに照らされ、白い包み紙がふわっと浮いているように見えたのは少し素敵でした。
  • 満足度★★★

    小劇場らしさが楽しめました
    前半は、なんか良くある系の劇中劇芝居かなぁと思ってると。
    後半に向けての加速の仕方がとっても楽しかった(^^)。

    照明の使い方もセンスが良くておっしゃれ~な感じを受けました

    (90分)

    ネタバレBOX

    コスチュームチェンジが大変だったでしょう(^^)と思うほど、
    いろいろやっていました。

    西部劇にワンピース(笑)=やりたかったのかしら?

    話しは劇中での劇団公演に向けて稽古と台本の読み込みをしてるシーンからのスタートです。怪気炎を上げる脚本家にそれを受け流す団長さん。いよいよ公演の初日に脚本家が見たのは、自分が書いた物語がとてつもない改変をされた芝居であった。・・その変わった芝居が圧倒的にインパクト強いんです(^^)。
    ちなみに元の話は「冬のソナタ」みたいな、
    昭和テイストのベタな恋愛モノでありました。

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