24250 公演情報 24250」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    自分で書いて自分で撒きこまれて・・
    「アイツ喧嘩のたんびに巻き込まれて可哀想じゃん!」
    とか、舞台の上で自分のことを指さして役者に言わせるところが最高(笑

    これ、実際の舞台の制作と重ねちゃうと逆?

    「メッチャ迷惑、でも満更でもねーよ?」と、アヒル口♨
    「みんなもそーでしょ?」と、ばかり(笑

    人生もきっとそーなんだろーね。

    最高に下らなくて熱い舞台だ。

  • 満足度★★★★★

    痴話喧嘩演劇はかくあるべし!
     二組のカップルが周囲の者らを巻き込んで盛大に痴話喧嘩を繰り広げる、ただそれだけの劇。ストーリー性には乏しいため話はあまり動かず、会話劇の性格が濃いが、口論ばかりしている面々が相手を説得するために持ち出す屁理屈やたとえ話には櫻井さんらしい極度の理屈家ぶり、レトリシャンぶりが色濃く出ていて面白く、頭をフル稼働させないとついていけない、ややこしいけど機知に富んだ櫻井流のセリフの応酬を堪能。
     登場人物8人が相手を言い負かすためその場しのぎで発したような言葉の中には『ニーチェの言葉』に出てくるような目からウロコの名言・金言が無数にあって、櫻井流箴言集に酔い痴れた。
     本作、本来はもっと広い劇場でもっと大金を取って見せるはずだったそうだが、ある意味マニアックなこういう劇に結果としてなったのは、商業演劇の話が流れ、小さな小屋で客ウケをあまり気にせずに済む廉価で見せることができたがゆえ。状況と櫻井さんの才能が結び合って生まれた本作のようなお芝居は今後作られない可能性が大なので、観られるうちに観ておくことをお薦めしたい。
     なお、さっきの書き方だと本作には哲学的なセリフばかりが溢れていると誤解されかねないが、櫻井作品らしく間抜けなセリフやバカバカしいやり取りもてんこ盛りなのでご安心を!
     あと、会話劇というと現代口語演劇の影響か、人物同士が淡々と言葉を交わし合う静かな劇が想起されがちですが、本作の場合、ドタバタを伴うやり取りも多く、むしろやかましいくらい(笑)。
     面白いです♪

このページのQRコードです。

拡大