gate#11 公演情報 gate#11」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    ★愉しみ方が難しい三作品★
    毎回、初めての劇団の作品が観れるので
    期待と不安が交差する刺激的な試演会!

    全て初見な劇団の三作品

    ★鳥公園〈from東京〉
    『女生徒』
    太宰治原作をベースにした話
    太宰治が苦手は私は事前にあらすじを読み復習して観劇
    女の気持ちを繊細に描いた作品
    何気ないけどそこに色々な心情が表現されている
    ふわっとした空気感が心地いいお芝居でした♪

    以下の2作品は私自身があまり理解出来ていないので感想も難しい…

    ★したため〈from京都〉
    『ひび』
    私の解説を語り始める
    次の人は日々を語り始める…

    ★辻企画〈from京都〉
    『もしもし。生まれる前ですか。』
    生まれる前の自分宛に書いた手紙を読み上げる三人…

    今回の三作品は全体的に淡々とした展開で
    内容も私にはかなり難しく愉しみ方が良く分かりませんでした…(^^;;
    また違った作品だと愉しめるかも⁈
    まだまだ色々な未知の劇団がありますね♪

  • 満足度★★★

    どれも難しかった。
    今までのわいわい楽しいgateではなく、難しい作品ばかりで終わってからの繋ぎトークでなんとなくわかるかなぁというレベルでした。
    それぞれに、こだわり、一点にしぼり、針穴くらいの小さなところから不思議の世界を観てるような、3作品でした。

  • 満足度★★★★

    「gate#11」観ました
     gateは、京都で行われている試演会。
     私は、名古屋では「C.T.T試演会」をよく観に行っています。終演後には合評会を行い、観客から感想・意見を頂いてその後の創作に役立てるというもの。

     今回は、よそ様に足を運んでの試演会鑑賞。鳥公演と辻企画は、芸劇eyesやC.T.Tで観ました。したためは初見。



     鳥公園 『女生徒』 
     (原作:太宰治 構成・演出:西尾佳織 出演 森すみれ)

     影絵と自然体身体の淡々としたフラットさの向こうに、言いたいことを言えない女性の押し込めた感情。

     壁に映された四角いシンプルな光。そこを人が出入りすることで、違う位相(本、PC画面、自室等)が重なったり移動したりして見える。
     映像を多用する劇団でも、意外と見ない使い方。


     したため 『ひび』
     (演出・構成:和田ながら 出演:飯坂美鶴妃 出村弘美)

     言葉でのあまりに入念な概念確認が、聞かれた相手へ不安を感染拡大。もうすこしねちっこく工夫すると、オイスターズ・平塚さんチックな言語感覚にw

     聞かれた相手が、なぜ逃げたり無視したりせずに答えるか、その動機付けがほしい。


     辻企画 『もしもし、生まれる前ですか。』
     (作・演出:司辻有香 出演:浅田麻衣 黒木夏海 前田愛美 タイトル協力力・台詞協力:前田愛美)

     「生まれる前の声」という概念に着目。
     さて、この声が聞こえたのは、自分が死ぬ時か中絶しようとした時か。観ながら積極的に解釈したくなる。
     自分と自我との違い。アフタートークで、最も考えさせられた。



     全体として、完成度は鳥公演が抜けていましたが、したためや辻企画は、かなり概念的な実験をしていたように感じました。普通に演劇を観たい人には不満があったかも。

     せっかくの試演会なので、交流会だけでなく、もっと積極的に観た人の意見を聞くシステムがあってもいいと思いました。
     (合評会があるC.T.Tでも、まだ工夫の余地があるくらい)


     試演会を、ショーケースと見るか交流の場とするか出演団体・制作・観客の共同創造の場と取るか、また、観客の立場の違いによっても、受け止め方がずいぶん変わるかと思いますので、そのスタンスをはっきりさせてみてはどうでしょうか?(初見なので普段どうなのかは分かりませんが)



     …とかなんとか言いながら、しっかり交流してきました~ヽ(´∀`)ノ
     特にディレクターの方、私が昨年出演した愛知芸文20周年記念「金の文化祭」(構成・演出:杉原邦生)にも来ていただいたそうで、私のやった応援団やC-3POもバッチシ観られてたわ~(汗)

     お互いわざわざ相手のテリトリーへ足を運んで出会うのが、演劇交流の醍醐味ですね♪

  • 満足度★★★

    gate#11
    店長さんと店員さんが営むほっこりカフェとフランチャイズの経営者とアルバイトで何となくやってるコンビニのようなゲートでした。劇団で作品を作っている鳥公園と一人劇団で客演を集めているしたため、辻企画の作品の質の違いが歴然。結果的に、一人芝居の鳥公園『女生徒』と客演二人のしたため、三人の辻企画、作品の広がりが人数に反比例していました。それは、他の存在への意識の違いで、人数がいるにもかかわらず、自己完結型のポエムになってしまっていたから。せっかく面白い役者を集めているのに使えていないというのが、一人劇団が陥りやすい罠。(一人劇団でもそうならないところもあります。もちろん)鳥公園☆×4、したため、辻企画☆×1。よって、全体的に☆×2。鳥公園が観れたので☆×3とします。

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