世迷言 公演情報 世迷言」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-32件 / 32件中
  • 満足度★★★★

    和洋混在する舞台
    下地は日本昔話の純和風おとぎ話の一説、野田秀樹さんとは違う日本語の言葉選び、疾走感、美しくて残酷、どこか纏まり良過ぎな気もしたけど女形パイオニアの英介さん含め役者陣が良かったので満足。
    流派は中屋敷流(といってもいい)柿喰う踊りがスタイリッシュでカッコイイ。
    立ち見のお客さんと補助席多めの光景に、小劇場系の劇団の双六のコマがどんどん進んでいく活力のようなものを感じた。約90分。

    役柄シャッフルの乱痴気公演は当日観劇しないと配役不明。

    ネタバレBOX

    鬼、姫、翁、猿、帝、等が登場する竹取物語がベースだが、衣装はモード系スーツ、セットらしいセットは無く壁面と段違いの床、折りたたみ状の梯子があるのみ。暗色系のメイクに照明や音響で舞台効果を高め、能や狂言みたいな台詞回しは聞いているだけで心地いい。日舞と独特の機械的な動きがミックスされたような踊りが「カッコいいなー」と、つい言葉に出てしまう。
    竹から生まれた姫は人間か、或いは、もののけなのか。月のものが来て、子どもの産める体つきに成長し(←ラップか)帝がみそめて周囲の人間を巻き込み、人間である帝の妹と猿が一線を越えた辺りから物語が更にダークファンタジー要素が出てきたように感じた。
    フライヤー写真にも登場している籠が結構重要なアイテムだったとはw

    冒頭から一気にその世界に惹き込ませる言葉遣いや、鬼としての所作、妖鬼と母親を演じ分けた篠井さんはこの話の要でもあるけど、歳の離れた役者の中に違和感無く馴染んでいたのも面白かった。

    どこか様式美のような話のわかりやすい進行に纏まりが良過ぎるような印象も持ったけど、終った後でもう一回見たくなる麻薬のような気迫が残り、百鬼夜行のような退場の仕方まで楽しめた。

    昨年公開のアニメ映画「かぐや姫」は未見。
    中屋敷氏のアフタートークでそれに触れた質問があったが、映画を見ていたら、もっと違う印象を持ったかもしれない。
  • 満足度★★★

    お見事
    大好きな劇団である柿喰う客。久々に観劇させてもらったのだが、やはり圧倒されてしまう。劇団員の方々に関してはもう何も言う事はないのだが、客演の方々も「柿色」に染まる。一つもの申せば、本多劇場を小さく使い過ぎていた感じも。古典の模索が続くが、そろそろ答えが出るのか。

  • 満足度★★★★

    迷作、爆誕。
    http://d.hatena.ne.jp/komagometonari/20140202/1391331567

  • 満足度★★★★

    初柿
    だったわけなのだが、とても良くできている!と同時に「完成」してしまっていることに少々の物足りなさも。

  • 満足度★★★★

    豪華な客演陣!
    柿喰う客の独特な演出や雰囲気が本多劇場にピッタリでした。
    また、その中に篠井英介さんら豪華な客演陣がしっかり溶けこんでいました。
    私達のよく知っている日本のお伽話をモチーフにしているにも関わらず、最後にあっと驚くような展開にも感銘しました。

    ネタバレBOX

    犬=居ぬ、猿=去る、ときたら次は…?
  • 満足度★★★★

    初☆柿 
    なんて言うか、 今まで観たお芝居とは 全然違う種類のものを観た感じがします。  
    過去公演のレビューからも なんとなく想像はしていたのですが、 これが 柿喰う客  なのですね!
    独特な世界観ですが、 最後まで その世界に引き込まれてしまいました。

    素直に  ”すばらしい” とは言えないですが、  観て 良かったです☆

    ネタバレBOX

    今まで観てきた お芝居と違うと感じたところは、 セット、衣装、動き、セリフ。。  ようするに 全部ですね!!
    特におもしろいと思ったのは 衣装です。  ほぼ みなさんスーツのようなものでした。  サルも  人間も 鬼も  スーツ!  なぜ!?  って感じです。。  まあ、あそこまで 揃ってると、カッコイイとも思いますが。。
    篠井英介さんの 鬼 は、 迫力があって すばらしかったです!

    正直、 もっとわかりやすい ストレートなお芝居のほうが好きなのですが、 たまには このようなクセのあるものも  いいな~ と思いました。 
  • 満足度★★★★★

    3日め。
    連日、補助席&立ち見まで。
    凄いです。
    本日は涙が沢山流れました。
    明日はいよいよ乱痴気公演。

  • 流石の制圧。
    劇場空間には魔物が住むと言われる。
    要は能力や経験の不足からその空間を自分達にとってのホームに出来ていないだけの話。柿が初めてシアタートラムを使った「悪趣味」はいつも通り面白かった。が、一つだけ気になる小ネタがあった。役者のフィジカルに重きを置いているはずの中屋敷さんが、この時の小ネタに劇場のスピーカーを使っていた。劇場中を使い切るという意味では頷けるものの、眼前で役者から何かが発されている訳ではない。この時、魔物には勝っていたが存在を完全には無視出来なかったのかと思えた。
    そして今回の本多劇場。2日目の時点で魔物は何処にもいなかった。柿に恐れをなして逃げたのだ。「飛龍伝」で既に一戦交えた場所だったのも大きいだろう。

    笑いは過去に比べると少なめかもしれない。その分、物語られているものに集中出来るとも言える。あれだけの人数を収容する劇場にいるのに、ふと孤独を感じる瞬間が何度もやってくる、そんな演目だった。

    ネタバレBOX

    自分はかなり前のほうで観たので役者が近いのは良かったけど、全体を見るには難しい位置取りでした。列も番も中腹くらいを希望するべきだったか。
  • 世迷言
    初、柿喰う客。
    ドキドキでした。
    吸い込まれる、というよりは、迷いこむ感覚。
    鳥肌。怪しい。怖い。不気味。
    最後まで観て、また鳥肌。

  • 満足度★★★★★

    ヤラレマシタ…
    その噂は聞いていたのですが、柿喰う客の本公演は初でした。
    しかし…
    役者さん、ステージの造り、お話し、そこにあるすべてのすごさ、パワー、能力の高さにただただ魅了されました!
    終演後も放心状態。。。まさに骨抜きですw

    これは、絶対に劇場でもう一度観たい作品です!

  • 満足度★★★★★

    2日め!!
    補助席、立ち見まで!!
    満員御礼公演!!
    凄い!
    トミーさんの眼力で金縛り席でした!
    ミカドがセクシーですよ!!

  • 満足度★★★★★

    (祝)初日!!
    いよいよ始まりました!
    『無差別』以来で楽しみでした。
    ワクワクドキドキの初日。
    【色・音・影】
    『嗚呼、柿喰う客だわ。』
    客電が落ちた瞬間から『柿』独特の世界へ一瞬にして引き込まれます!
    難しいかな?と予想していましたがいえいえ。
    観終えた後、
    何故だか優しい気持ちになれたのは不思議な現象です。
    観て損は無し!
    さて。
    明日はどうなるやら。
    乱痴気はいったい!
    ワクワクは募ります。

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